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どう出る?
「て、ことは…
心さんは…
ニューハーフ?…みたいな?」
宮埜の姉、小春がおそるおそる聞くと、心は、申し訳なさそうな表情で頷いた。
小春は、次の言葉が出て来ず、父の武雄の方を見た。
武雄は、自分が何かを言わなければならないと思ったが、彼もまた言葉が出て来ず、暫し沈黙した。
だが、いつまでも黙っていることは出来ないと思ったのか、ようやく口を開いた。
「いや、驚いたな。
まあ、あれだ。
今の時代、そういう区別したり、決めつけたりする事に対し、もっと寛容であるべきだってなってて…
うん…
まさか、自分の身近でこういうことに遭遇するとは思ってなかったから、とにかく驚いたってわけだ。」
武雄は、自分でも何を言っているかわからなくなり、それだけ言うと、口を噤んでしまった。
「オカンが大変な事になってて、姉ちゃんも海外に行っちゃうし…
心もそりゃ嫌だと思うけど、快く俺の実家に住むって言ってくれたんだ。
それでも、認められないって言うなら、そこはまあ、個人の考え方だし、俺らがどうする事もできないから、引き下がるしかないと思ってる。」
宮埜は、そう述べると、全てを理解した上で答えを出すよう、父に求めた。
武雄は、小春の方をチラッと見て、また沈黙した。
心さんは…
ニューハーフ?…みたいな?」
宮埜の姉、小春がおそるおそる聞くと、心は、申し訳なさそうな表情で頷いた。
小春は、次の言葉が出て来ず、父の武雄の方を見た。
武雄は、自分が何かを言わなければならないと思ったが、彼もまた言葉が出て来ず、暫し沈黙した。
だが、いつまでも黙っていることは出来ないと思ったのか、ようやく口を開いた。
「いや、驚いたな。
まあ、あれだ。
今の時代、そういう区別したり、決めつけたりする事に対し、もっと寛容であるべきだってなってて…
うん…
まさか、自分の身近でこういうことに遭遇するとは思ってなかったから、とにかく驚いたってわけだ。」
武雄は、自分でも何を言っているかわからなくなり、それだけ言うと、口を噤んでしまった。
「オカンが大変な事になってて、姉ちゃんも海外に行っちゃうし…
心もそりゃ嫌だと思うけど、快く俺の実家に住むって言ってくれたんだ。
それでも、認められないって言うなら、そこはまあ、個人の考え方だし、俺らがどうする事もできないから、引き下がるしかないと思ってる。」
宮埜は、そう述べると、全てを理解した上で答えを出すよう、父に求めた。
武雄は、小春の方をチラッと見て、また沈黙した。
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