夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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最後に

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父と姉に結婚を認められた宮埜と心だったが、これから母の入院している病院に行くにあたり、父の武雄が申し訳なさそうに


「心さん、大変言い難いてんですが…」

と、話し始めた。


「はい。

何でしょうか、お父様」



「これから行く妻のところでの話なんですが、誠に申し訳ないですが、あなたが元男性という話はしないでいただきたいんです。」


「は?」

それを聞いた宮埜が、声を上げ、何かを言おうとしたが、心が止めた。



「妻は、ここのところ体が弱っており、なんとか気力だけで持ち堪えている状況です。

すぐにどうにかなるわけではないと聞いていますが、予断を許さない状況には変わりありません。

彼女は、晃之がお嫁さんを連れてくるのを本当に楽しみにしていて、その事を生きる糧にしていると言っても過言ではありません。

無理なお願いをしているのは百も承知です。

どうか、今回だけは女性として会ってやってもらえないでしょうか。」



「勿論です。

お義母さまを騙すような事をするのは、ワタシも大変心苦しいですが、それがためになる嘘であれば、敢えてそうさせていただこうと思います。」



「心さん

ありがとうございます。」

 

武雄が深々と頭を下げると、隣の小春もまた頭を下げた。
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