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奇妙な夫婦
心の部屋に愛が泊まるにあたり、愛の方から一つの提案があった。
「心、あなたとはもう一度ちゃんと話がしたいから、帰ってきて欲しいって言ったけど…
今から明日にかけては、その話はしないから安心して。」
「えっ…」
「さっき、私の気持ちは伝えたし、また同じ事で揉めるのも、気分も良くないでしょ?
せっかく泊めてもらうんだし、せめて明日の朝までは、仲良くしましょ」
「うん。ごめん、愛
でも、ありがとう…」
こんな提案をする自体、愛にはまだ心に対する想いがしっかりと残っている事を意味した。
残っているが故に、次に心が帰って話をする際は、難航する事が予想されたのだが。
「狭い部屋でごめんね。
一人暮らしだし、なるべく安い部屋がいいと思って。」
「素敵な部屋じゃん。」
二人は、徐々にではあるが、フツーに会話出来るようになっていった。
「あ、もうこんな時間だね。
ご飯どうする?」
「そうね。
どこかで買ってこようか。」
「愛、もしよかったら
ワタシが作るし、一緒に食べない?」
「えっ…
心って、料理とか全く出来なかったんじゃ…」
「趣味が変わっちゃったっていうか、お料理が好きになってね。
もう、ずっと自炊してるのよ。
外で食べる事なんてほぼ無いわ。」
「へえ…
変われば変わるものね…」
愛は、夫がまさかそこまで変わっているとは思っていなかった。
外見だけでも相当な衝撃を受けたが、中身の変わり様も、地味に心にダメージを受けた。
心は、本来なら今日一人で食べようとしていたクリームシチュー、サラダなど何品かを手際よく作り、愛に振る舞った。
そして、そのお味は…
「あ、美味しい…」
愛の腕前の遥か上を行くものだった。
料理の腕前を褒められて、はにかんだような笑みを浮かべる心の姿は、女性そのもので、愛の心をかき乱した。
しかし、外見も中身も女性になるべくしてなったかのように、心の女っぷりは板についており、愛の認識を少しだけ変えることが出来た。
そして、何よりも決定的だったのは…
心の裸を目の当たりにした事だった。
ワンルームの狭い部屋で、お風呂に入る時は、部屋で脱衣するしかない。
愛の後で入浴をすることになった心は、妻の前で自身の裸体を見せるしかなく、仕方なく裸になったのだ。
前回会った時は、たしかに裸になってセックスをしたが、見られるのを恐れた心が部屋を真っ暗にしていた為に全く気付かなかった。
つまり、夫の体を見るのは、愛にとって実に1年半以上ぶりのことだった。
そして、心の体の現在地をその目で見た愛は…
「心、あなたとはもう一度ちゃんと話がしたいから、帰ってきて欲しいって言ったけど…
今から明日にかけては、その話はしないから安心して。」
「えっ…」
「さっき、私の気持ちは伝えたし、また同じ事で揉めるのも、気分も良くないでしょ?
せっかく泊めてもらうんだし、せめて明日の朝までは、仲良くしましょ」
「うん。ごめん、愛
でも、ありがとう…」
こんな提案をする自体、愛にはまだ心に対する想いがしっかりと残っている事を意味した。
残っているが故に、次に心が帰って話をする際は、難航する事が予想されたのだが。
「狭い部屋でごめんね。
一人暮らしだし、なるべく安い部屋がいいと思って。」
「素敵な部屋じゃん。」
二人は、徐々にではあるが、フツーに会話出来るようになっていった。
「あ、もうこんな時間だね。
ご飯どうする?」
「そうね。
どこかで買ってこようか。」
「愛、もしよかったら
ワタシが作るし、一緒に食べない?」
「えっ…
心って、料理とか全く出来なかったんじゃ…」
「趣味が変わっちゃったっていうか、お料理が好きになってね。
もう、ずっと自炊してるのよ。
外で食べる事なんてほぼ無いわ。」
「へえ…
変われば変わるものね…」
愛は、夫がまさかそこまで変わっているとは思っていなかった。
外見だけでも相当な衝撃を受けたが、中身の変わり様も、地味に心にダメージを受けた。
心は、本来なら今日一人で食べようとしていたクリームシチュー、サラダなど何品かを手際よく作り、愛に振る舞った。
そして、そのお味は…
「あ、美味しい…」
愛の腕前の遥か上を行くものだった。
料理の腕前を褒められて、はにかんだような笑みを浮かべる心の姿は、女性そのもので、愛の心をかき乱した。
しかし、外見も中身も女性になるべくしてなったかのように、心の女っぷりは板についており、愛の認識を少しだけ変えることが出来た。
そして、何よりも決定的だったのは…
心の裸を目の当たりにした事だった。
ワンルームの狭い部屋で、お風呂に入る時は、部屋で脱衣するしかない。
愛の後で入浴をすることになった心は、妻の前で自身の裸体を見せるしかなく、仕方なく裸になったのだ。
前回会った時は、たしかに裸になってセックスをしたが、見られるのを恐れた心が部屋を真っ暗にしていた為に全く気付かなかった。
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