夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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裸婦

心の体は、愛が知っているものとは程遠いものだった。

なによりもその胸に備わった二つの大きな乳房だ。

女性の中では少し小ぶりな部類に入る愛の胸と比べても、心の胸は全く遜色がなく、見た感じでは同じCカップだと思われた。

乳房は、その膨らみだけではなく、乳輪も大きくなり、乳首もまさに女性のように肥大化し、ツンと立っている。

次に肩から腕にかけて、そしてお尻から太腿にかけてのフォルムだ。

皮下脂肪が付いて丸みを帯びた体つきになっている。
以前のようなゴツゴツの骨ばった感じがしない。

そして、極めつけは、股間に付いたペニスの大きさと形だった。

夫はそれほど大きなものを持っていたわけではないが、こちらは以前に比べてかなり萎縮して小さくなっている。
皮もすっかり全部被ってしまい、包茎の度合いが酷くなっている。

そして、去勢手術で睾丸が取り除かれ、袋が垂れ下がる事がなくなり、股間には小さなサオだけがある…
そんな感じに変貌を遂げていた。

自分が知っている夫の片鱗さえも見えない女性化してしまった肉体

愛は、言葉もなく唖然として見送るしかなかった。


さらに驚いたのは、風呂から出てきた夫の顔だった。

さっきまで化粧をしていたので、気付かなかったが、入浴後のすっぴんまでもが女顔に振れていた。

女性ホルモン恐るべし…

愛はそう思いながらずっと見つめていたが、もっと恐ろしい事に気付いてしまった。

それは、心の髪であった。

女性のようにサラサラに変化したのはある程度わかっていたが、注目したのはその生え際だった。
入浴後に髪をアップにし、おでこを出した状態の心は生え際にウブ毛を生やしていた。
この部分こそ、女と男のハッキリした違いだ。

女性ホルモンは、こんな部分まで変えてしまうのか…

これだけ容姿が変わってしまったのである。
心理的な部分の変化があってもおかしくはない。


愛は、あらためて衝撃を受けながらも、何時間か共にすごしてみて耐性が出来たのか、妙に納得している自分に気付いた。

心は、自分の性に対して違和感を持っていたわけではない。
男として愛を好きになり、交際し、結婚した。
しかし、あるきっかけから女装にハマり、女性ホルモンに手を出したどころか、タマまで取ってしまった。

ホルモンだけなら、子供を作る事は無理になっていたかもしれないが、そこから引き返していたら、夫婦生活を維持することが出来たかもしれない。

しかし、今の心は、容姿、心理面の全てが変わってしまったのである。

心と愛の長い一日はまだまだ続く。
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