178 / 399
暗中模索
しおりを挟む
「Dエンジェルが本当に存在していたとは…」
岸田が難しい顔で言うと、宮埜がすぐに反応した。
「ちょっと待ってくれよ
何なんだ、それは?
わかるように説明してくれ」
「知りませんか?
昔、起きた事件でネットで今でもよく取り上げられている、類似した話を。」
「あー、補導された小学生が云々てやつか。
アレって本当の事なのか?」
「本当ですよ。
そして、そういう秘密クラブのようなものは、形を変えて今も脈々と受け継がれています。
最近、実しやかに噂されていたのが、そのDエンジェルについてで、政治家や大企業の社長、有名芸能人などが密かに集まり、素人女性を弄んでいると…」
「そこにワタシが連れて行かれたと?」
愛が質問すると、岸田は小さく頷いた。
「愛さんをそこに連れていった男は、客ではなく、報酬を得て、客に供給する側になっていたんでしょう。
愛さんは若くて美人でいて、素人の女性です。
奴らが最も好むタイプです。」
「岸田、腑に落ちない点があるんだが、一ついいか?」
また、宮埜が割って入ってきた。
「どうぞ。」
「そういう秘密クラブってのは、都内某所ってパターンじゃないのか?
愛ちゃんは東京には住んでないし、これは東京を舞台にした話じゃない。
地方でそんな会があるなんて…
ちょっと考えられないんじゃないか。」
「宮埜さん。
それなんです。
東京は目立ち過ぎて、なかなかそういった会を開けないのが実情です。
逆に、密かに地方で開催して、皆で集まるっていう形にしてるんだと思います。」
「なるほど。」
「愛さん
ちょっとマズイ状況にあるかもしれません。」
「どういうことですか?」
「政治家、官僚、警察、大企業が絡んでるだけに、何かあっても表には出てこない可能性が大です。
したがって、イレギュラーな事が起きるのも奴らはすごく嫌がる事でしょう。
でも、既にイレギュラーな事が起きています。」
「えっ
それは、どんな?」
「愛さん、あなたです。
秘密クラブのキャストであるあなたが、その男のもとを離れて、今行方がわからなくなっている。
相手の男性は、今頃、必死にあなたの行方を探していると思います。
じゃないと、自分の身が危険になりますからね。
携帯にジャンジャン電話がかかってきてるんじゃないですか?」
「それは、予想出来たので、携帯の電源はずっと切ってあります。」
「と、なると…
時間がありません。
バックが巨大なだけに、その気になれば、愛さんの居場所なんて、簡単に見つけられてしまいますよ。
早めに相手の男とコンタクトを取り、話をして決着をつけなければ。」
岸田は、腕組みしたままそう言った。
岸田が難しい顔で言うと、宮埜がすぐに反応した。
「ちょっと待ってくれよ
何なんだ、それは?
わかるように説明してくれ」
「知りませんか?
昔、起きた事件でネットで今でもよく取り上げられている、類似した話を。」
「あー、補導された小学生が云々てやつか。
アレって本当の事なのか?」
「本当ですよ。
そして、そういう秘密クラブのようなものは、形を変えて今も脈々と受け継がれています。
最近、実しやかに噂されていたのが、そのDエンジェルについてで、政治家や大企業の社長、有名芸能人などが密かに集まり、素人女性を弄んでいると…」
「そこにワタシが連れて行かれたと?」
愛が質問すると、岸田は小さく頷いた。
「愛さんをそこに連れていった男は、客ではなく、報酬を得て、客に供給する側になっていたんでしょう。
愛さんは若くて美人でいて、素人の女性です。
奴らが最も好むタイプです。」
「岸田、腑に落ちない点があるんだが、一ついいか?」
また、宮埜が割って入ってきた。
「どうぞ。」
「そういう秘密クラブってのは、都内某所ってパターンじゃないのか?
愛ちゃんは東京には住んでないし、これは東京を舞台にした話じゃない。
地方でそんな会があるなんて…
ちょっと考えられないんじゃないか。」
「宮埜さん。
それなんです。
東京は目立ち過ぎて、なかなかそういった会を開けないのが実情です。
逆に、密かに地方で開催して、皆で集まるっていう形にしてるんだと思います。」
「なるほど。」
「愛さん
ちょっとマズイ状況にあるかもしれません。」
「どういうことですか?」
「政治家、官僚、警察、大企業が絡んでるだけに、何かあっても表には出てこない可能性が大です。
したがって、イレギュラーな事が起きるのも奴らはすごく嫌がる事でしょう。
でも、既にイレギュラーな事が起きています。」
「えっ
それは、どんな?」
「愛さん、あなたです。
秘密クラブのキャストであるあなたが、その男のもとを離れて、今行方がわからなくなっている。
相手の男性は、今頃、必死にあなたの行方を探していると思います。
じゃないと、自分の身が危険になりますからね。
携帯にジャンジャン電話がかかってきてるんじゃないですか?」
「それは、予想出来たので、携帯の電源はずっと切ってあります。」
「と、なると…
時間がありません。
バックが巨大なだけに、その気になれば、愛さんの居場所なんて、簡単に見つけられてしまいますよ。
早めに相手の男とコンタクトを取り、話をして決着をつけなければ。」
岸田は、腕組みしたままそう言った。
9
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
世界の終わりにキミと
フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。
そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。
しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる