夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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決断

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「次の参議院選挙で、我々が躍進を遂げることができれば、与野党が参議院では逆転し、ねじれ国会となり、すぐに解散総選挙となるだろう。

そして、連立を組むことにはなるが、政権奪取のチャンスが出てくる。


このスキャンダルは、まさに、私が欲していた決め手になるものだ。」



「先生

そうすると、今日の代表質問でこの事を?」



今野が問うと、桐野はまた天を見上げた。


「うーん…

あまりにもデカすぎる。

このスキャンダルは…


党、そして、私の野望のためにこの禁じ手を使ってもいいものなのか…」


「ですが、私達が動かない事には、彼女達の安全が確保できません。」


「そうだな。

キミの元カノをそんな目に遭わせるのは、私の本意ではない。


ところで、その彼女は、保険をかけているのか?」


「保険?

ですか」


「まさか、ウチだけにこんな情報を出しているわけはなかろう。

ウチ以外にも情報をリークしているんじゃないか?」


「週刊誌にも情報提供をしているようですが、それはあくまでも私達が動かなかった時のためで、情報が行くのは早くても明日のようです。」


「ウチが動かなければ、週刊誌の大スクープとなる

そういうわけか」


「はい。その通りです。」


「わかった。

千載一遇のチャンスをみすみす逃すような人間ならば、政治家になんかならない方がいい。

私はキミの彼女達を救うと共に、大きな獲物をこの手で掴んでみせるよ

今野君」



「先生、ありがとうございます!」


今野は、深々と頭を下げた。
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