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天秤
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「美都子さんは?」
キッチンで食器の片付けをしていた心に、風呂上がりの宮埜が首にタオルをかけながら入ってきて、質問した。
「もう寝たわよ。」
「なあ、心
あの二人、なんか気まずそうに感じなかったか?」
「えっ
愛ちゃんと美都子のこと?」
「そうそう。
美都子さんの仕事って、アレじゃん。
なかなか娘には理解してもらえないよ。
それと、愛ちゃんも色々あって、今回の事があってさあ
お互いに何となく言葉に出しづらいってか…」
「そうね。
愛ちゃんは、お風呂?」
「ああ。
今入ってるよ。」
宮埜が答えると、心は頷き、タオルで手を拭いて、テーブルのところまで来て、向かい側に腰掛けた。
「まあ、親子だからね。
他人にはわからない二人だけの何かがあるって事よ。
ね?」
「そうだな。
親子だから気を遣いすぎることもあるし、親子だから分かり合えるって事もある。
特に母親と娘はな。」
「どうしたのよ。
なんかしたり顔で言っちゃって。」
「まあ、何が言いたいかっていうと、この家に母娘が揃い踏みになったってこと。
だから、俺も、もうここに置いてもらう事は出来ないってな。」
「えっ、えっ
どういうこと?」
「心と美都子さんの厚意に甘えて、居候させてもらってたけど、愛ちゃんが帰ってきたからには、今までのように住ませてもらうのは違うんじゃないかなあって。」
「そんな事言わないでよ。
愛ちゃんがいても上手くやれるわよ、きっと。」
「いや、俺が言うのもおかしいかもしれないけど
心、お前と愛ちゃんはヨリを戻すべきだと思うよ。」
「えっ…」
宮埜の言葉に、心は固まってしまった。
キッチンで食器の片付けをしていた心に、風呂上がりの宮埜が首にタオルをかけながら入ってきて、質問した。
「もう寝たわよ。」
「なあ、心
あの二人、なんか気まずそうに感じなかったか?」
「えっ
愛ちゃんと美都子のこと?」
「そうそう。
美都子さんの仕事って、アレじゃん。
なかなか娘には理解してもらえないよ。
それと、愛ちゃんも色々あって、今回の事があってさあ
お互いに何となく言葉に出しづらいってか…」
「そうね。
愛ちゃんは、お風呂?」
「ああ。
今入ってるよ。」
宮埜が答えると、心は頷き、タオルで手を拭いて、テーブルのところまで来て、向かい側に腰掛けた。
「まあ、親子だからね。
他人にはわからない二人だけの何かがあるって事よ。
ね?」
「そうだな。
親子だから気を遣いすぎることもあるし、親子だから分かり合えるって事もある。
特に母親と娘はな。」
「どうしたのよ。
なんかしたり顔で言っちゃって。」
「まあ、何が言いたいかっていうと、この家に母娘が揃い踏みになったってこと。
だから、俺も、もうここに置いてもらう事は出来ないってな。」
「えっ、えっ
どういうこと?」
「心と美都子さんの厚意に甘えて、居候させてもらってたけど、愛ちゃんが帰ってきたからには、今までのように住ませてもらうのは違うんじゃないかなあって。」
「そんな事言わないでよ。
愛ちゃんがいても上手くやれるわよ、きっと。」
「いや、俺が言うのもおかしいかもしれないけど
心、お前と愛ちゃんはヨリを戻すべきだと思うよ。」
「えっ…」
宮埜の言葉に、心は固まってしまった。
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