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代理戦争編
羽化
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亮輔と綾香は香川県と愛媛県の県境にある四国中央市に降り立ち、綾香の知り合いが所有する空き民家にその身を隠した。
「亮ちゃん、ごめんね
こんな汚いところで…」
「いや、雨風凌げて布団があれば大丈夫よ。
それに、隠れるには最高なところね。
さすがにここまで追ってくる者はいないでしょう。」
「そうね。」
「じゃあ、早速例の薬を打つね。」
亮輔は多喜から手渡されていたセカンドバッグから注射器と薬を出し、躊躇することなくその腕に注射針を刺した。
液を全部体内に入れると
「これから丸一日は体がだるくて動けなくなるから、その間、何事もない事を祈るだけよ。」
と、綾香の肩に手を置き落ち着いた口調で言った。
「きっと大丈夫よ」
「綾香、あれから銃撃戦のニュースの続報は出てきてる?」
「ちょっと待って
うーん
何も出てないね」
綾香は携帯を見ながら首を傾げた。
「おかしいわね。
この時代に白昼堂々と銃を撃ち合ったんだから、ネットもテレビもそれ一色になるはずなのに」
「誰が死んで誰がケガして誰が逃げてるかも書いてないし」
亮輔は何らかの力がはたらいているのでは?
と、嫌な予感が頭をよぎったが、今は先ず男に戻る事を優先すると心に誓い、体の変化を静かに待ち続けた。
「亮ちゃん、ごめんね
こんな汚いところで…」
「いや、雨風凌げて布団があれば大丈夫よ。
それに、隠れるには最高なところね。
さすがにここまで追ってくる者はいないでしょう。」
「そうね。」
「じゃあ、早速例の薬を打つね。」
亮輔は多喜から手渡されていたセカンドバッグから注射器と薬を出し、躊躇することなくその腕に注射針を刺した。
液を全部体内に入れると
「これから丸一日は体がだるくて動けなくなるから、その間、何事もない事を祈るだけよ。」
と、綾香の肩に手を置き落ち着いた口調で言った。
「きっと大丈夫よ」
「綾香、あれから銃撃戦のニュースの続報は出てきてる?」
「ちょっと待って
うーん
何も出てないね」
綾香は携帯を見ながら首を傾げた。
「おかしいわね。
この時代に白昼堂々と銃を撃ち合ったんだから、ネットもテレビもそれ一色になるはずなのに」
「誰が死んで誰がケガして誰が逃げてるかも書いてないし」
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と、嫌な予感が頭をよぎったが、今は先ず男に戻る事を優先すると心に誓い、体の変化を静かに待ち続けた。
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