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闇堕ち編
sympathy circle
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未来は、垂水組の八代目就任前であったが、積極的に組事務所に顔を出し、組幹部や顧問弁護士と今後についての打ち合わせを重ねていた。
「ところで、お嬢」
鷹村は、以前優磨が使用していた部屋で、資料に目を通す未来に話しかけた。
「あの、鷹村先生
お嬢って呼ぶのやめてもらえます?」
「あ、申し訳ない!
ついつい…」
「別にいいですけど。」
「ところで、姐さん。
新田薫が沢木組に復帰したと聞きましたが、姐さんの口添えですか?」
「いえ、違います。」
「姐さんが彼女を訪ねて行ってすぐだったもんですから、てっきりそうなのかと思いましたよ。」
「ワタシは、八代目に襲名するとお伝えしただけです。
それと、今回の事件の事をお詫びしました。」
「そうですね。
新田も多喜も、既にヤクザじゃなく、カタギの人間になってましたから。
ヤクザの揉め事の巻き添えで命を落とすなんて、不運過ぎますね。」
「ワタシも当事者として、申し訳なく思っていますし、お詫びのしようもない事もよくわかっています。
薫さんは、ワタシを責めようとはしませんでしたが、激しい怒りを抱えている…
そう、感じました。
沢木組復帰も、ワタシが八代目を襲名する事になったのがきっかけかもしれませんが、薫さん自身が決意されての事だと思います。」
「姐さん。
この前も言いましたが、自分の命を粗末に扱ってはいけません。
若もそんな事は望んでないでしょうから。」
「もちろん、ワタシは命を投げ打って、大友の連中と差し違えようなんて気はありません。
ですが、この事件の首謀者全員を、ワタシは絶対に許さない。
報いは必ず受けさせますよ…鷹村先生。」
「わかりました。
私も微力ながらお手伝いします。
しかし、先ずは世論形成からですよ。
メディア対応の準備は大丈夫ですか?」
「もちろんです。
もう何社も取材依頼が来ています。」
「姐さん、過度な期待はしない方がいいですよ。
既成のマスコミってやつは、何があってもヤクザを肯定する事はない。
そんな事をしたら、アイツら自身が叩かれますからね。
期待が持てるのは、一般市民の方ですよ。
SNSでの拡がりを期待しましょう。」
「ええ。
そのためには、顔出ししても平気です。」
未来は力強い言葉で言った。
「ところで、お嬢」
鷹村は、以前優磨が使用していた部屋で、資料に目を通す未来に話しかけた。
「あの、鷹村先生
お嬢って呼ぶのやめてもらえます?」
「あ、申し訳ない!
ついつい…」
「別にいいですけど。」
「ところで、姐さん。
新田薫が沢木組に復帰したと聞きましたが、姐さんの口添えですか?」
「いえ、違います。」
「姐さんが彼女を訪ねて行ってすぐだったもんですから、てっきりそうなのかと思いましたよ。」
「ワタシは、八代目に襲名するとお伝えしただけです。
それと、今回の事件の事をお詫びしました。」
「そうですね。
新田も多喜も、既にヤクザじゃなく、カタギの人間になってましたから。
ヤクザの揉め事の巻き添えで命を落とすなんて、不運過ぎますね。」
「ワタシも当事者として、申し訳なく思っていますし、お詫びのしようもない事もよくわかっています。
薫さんは、ワタシを責めようとはしませんでしたが、激しい怒りを抱えている…
そう、感じました。
沢木組復帰も、ワタシが八代目を襲名する事になったのがきっかけかもしれませんが、薫さん自身が決意されての事だと思います。」
「姐さん。
この前も言いましたが、自分の命を粗末に扱ってはいけません。
若もそんな事は望んでないでしょうから。」
「もちろん、ワタシは命を投げ打って、大友の連中と差し違えようなんて気はありません。
ですが、この事件の首謀者全員を、ワタシは絶対に許さない。
報いは必ず受けさせますよ…鷹村先生。」
「わかりました。
私も微力ながらお手伝いします。
しかし、先ずは世論形成からですよ。
メディア対応の準備は大丈夫ですか?」
「もちろんです。
もう何社も取材依頼が来ています。」
「姐さん、過度な期待はしない方がいいですよ。
既成のマスコミってやつは、何があってもヤクザを肯定する事はない。
そんな事をしたら、アイツら自身が叩かれますからね。
期待が持てるのは、一般市民の方ですよ。
SNSでの拡がりを期待しましょう。」
「ええ。
そのためには、顔出ししても平気です。」
未来は力強い言葉で言った。
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