ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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最終決戦篇

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「洋子、名古屋で垂水の八代目に接触させたのはお前の仕業か?」


大友が聞くと、多村は携帯を操作しながら頷いた。

「そうよ。
なかなか情報が早いわね。」


「わざわざ名古屋まで使いをやって、あんな回りくどい事して。」


「フッ、あなたにはわからないでしょうね。

女になってから、意趣返しとか少し小洒落た事をするのが好きになってね。
名古屋駅でサインを求めさせたのよ。」

「向こうはどないな反応したんや?

言うても二十歳そこそこの小娘やろ。」


「ちょっと待って。
今、写メ送れって指示出したから。」


しばらくすると、画像が送られてきたようで、多村はその画面に視線を落とした。


「垂水の小娘はビビって字が震えてんのとちゃうか

それとも何も書かれへんかったか」

大友が首を伸ばして、多村の携帯を覗き込むと、そこには、先ほど未来に手渡した週刊誌が映っており、その表紙にはマジックで

「This was your last chance.」

と、書かれてあった。


「ん?英語かいな

ラストチャンスが何やて?」

大友が首を傾げながら言うと、多村はニヤッと笑った。


「あなた。
ワタシは、どうやら垂水組の八代目の事を甘く見ていたみたい。

七代目とやり合うより、この八代目と構える方が楽しめそうよ。」


「洋子、どないなってんねん。」


「だから、ワタシ達の完全なる勝利は、この八代目を潰したとき

なかなか頭がキレるわよ、この小娘は。」


「そうか。

まだ遊べるっちゅーんか」


「ウチの者を半殺しにした沢木の新田薫といい、この垂水の岡田未来といい、ニューハーフのヤクザっていうのがトレンドのようね。

その辺のヤクザよりよっぽど根性があるわ。

敵として不足はない…


全力で潰すだけよ。
あなた、キムに連絡を取って。

今度はワタシらのターンよ。」

多村は、そう言うと手に持っていたグラスの酒を一気に飲み干した。
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