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メインを張る資格
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「よし、次の興行は、如恵留と理亜夢の滝澤兄弟をメインに据える。
いいな?」
山本は、善戦こそすれど、まだ青いところを見せたミサトと美月に、時期尚早という判断を下し、順当に滝澤兄弟をメインに抜擢する事を決めた。
だが、異論を唱える者がおり…
「ちょっと待ってください。」
「ん
どうした?」
山本がその声の方向に視線をやると
「ウチらをメインにする話、ちょっと待ってください。」
発言の主は、理亜夢だった。
「どうした、理亜夢
なんかあるのか。」
「ウチらはメインにならなくていいです。
ミサトと美月に務めさせて下さい。」
「どういうことだ?」
「たしかに、ワタシら兄弟が今の試合形式のスパーは勝ちましたが、コーチが指摘した点は、ワタシもその通りだと思いました。」
「俺が指摘した?
その通りだと思った?」
「はい。
ワタシら二人は、この子たちよりキャリアもあって、アドバンテージがあります。
だから最終的には勝ちましたが、最初は本当に危なかったです。」
「だから、メインを譲ると?」
「譲るというか、ウチらよりミサトと美月にメインを張らせる方が、この団体…
NPWの未来にとってはいいんじゃないかって。
如恵留も同じ意見だと思います。
ね、如恵留。」
理亜夢に振られた如恵留は、静かに頷いて、その意見に同調した。
いいな?」
山本は、善戦こそすれど、まだ青いところを見せたミサトと美月に、時期尚早という判断を下し、順当に滝澤兄弟をメインに抜擢する事を決めた。
だが、異論を唱える者がおり…
「ちょっと待ってください。」
「ん
どうした?」
山本がその声の方向に視線をやると
「ウチらをメインにする話、ちょっと待ってください。」
発言の主は、理亜夢だった。
「どうした、理亜夢
なんかあるのか。」
「ウチらはメインにならなくていいです。
ミサトと美月に務めさせて下さい。」
「どういうことだ?」
「たしかに、ワタシら兄弟が今の試合形式のスパーは勝ちましたが、コーチが指摘した点は、ワタシもその通りだと思いました。」
「俺が指摘した?
その通りだと思った?」
「はい。
ワタシら二人は、この子たちよりキャリアもあって、アドバンテージがあります。
だから最終的には勝ちましたが、最初は本当に危なかったです。」
「だから、メインを譲ると?」
「譲るというか、ウチらよりミサトと美月にメインを張らせる方が、この団体…
NPWの未来にとってはいいんじゃないかって。
如恵留も同じ意見だと思います。
ね、如恵留。」
理亜夢に振られた如恵留は、静かに頷いて、その意見に同調した。
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