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地獄のはじまり
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強烈な痛みを抱えて帰国したミカだったが、本当の地獄はここからだった。
手術したところが化膿し、高熱が続いたのはもちろん、膀胱炎にもなり、さらに彼女をへこませた。
さらに、ダイレーションが異常なほど大変であり…
「ミカちゃん、大丈夫?」
サオリが心配そうに声をかけると、ミカは首を横に振った
「サオリ、ワタシって痛みに強い方だと思ってたのよ。
野球やってたときも、色々痛い思いしたし。
でも、コレにはハッキリ言って、耐えられないわ。」
「うん。
ミカちゃん、すごく辛そうだもん。」
「手術も辛かったし、抜糸も気を失いそうになるくらい痛かったし、化膿して熱も続いたし、それは今もだけど…
それよりもダイレーションが辛すぎるのよ。」
「えっ。
ワタシも知り合いに手術受けた人がいるけど、たしかにキツイって言ってたけど、ミカちゃんほどは言ってなかったよ。」
「ワタシさあ、よせばいいのに、新しい術式にしてもらったのよ。
ちゃんと濡れるんだって。」
「えっ、すごい」
「でも、手術も難しくなるし、術後の経過も良くないし、抜糸も激痛だし…
そして、このダイレーションもまた地獄。」
「そうなんだ…」
ダイレーションとは、手術で造った膣道が癒着してしまわないように、一日に二回程度、棒状のものを挿入するというもの。
これが皆辛いと言うが、ミカの場合は、新しい術式のため、さらに大変で、耐え難い痛みが襲ってくるのだ。
このダイレーションは、少なくとも一年は続けなければならず、ミカにとって、大きなストレスになっていた。
「ミカちゃんを見てて、ワタシの気持ちは完全に固まったわ。
ワタシ、絶対に性転換手術はしない。」
「うん…
今となっては、ワタシもそれでいいと思う。」
ミカは、力なく笑って言った。
手術したところが化膿し、高熱が続いたのはもちろん、膀胱炎にもなり、さらに彼女をへこませた。
さらに、ダイレーションが異常なほど大変であり…
「ミカちゃん、大丈夫?」
サオリが心配そうに声をかけると、ミカは首を横に振った
「サオリ、ワタシって痛みに強い方だと思ってたのよ。
野球やってたときも、色々痛い思いしたし。
でも、コレにはハッキリ言って、耐えられないわ。」
「うん。
ミカちゃん、すごく辛そうだもん。」
「手術も辛かったし、抜糸も気を失いそうになるくらい痛かったし、化膿して熱も続いたし、それは今もだけど…
それよりもダイレーションが辛すぎるのよ。」
「えっ。
ワタシも知り合いに手術受けた人がいるけど、たしかにキツイって言ってたけど、ミカちゃんほどは言ってなかったよ。」
「ワタシさあ、よせばいいのに、新しい術式にしてもらったのよ。
ちゃんと濡れるんだって。」
「えっ、すごい」
「でも、手術も難しくなるし、術後の経過も良くないし、抜糸も激痛だし…
そして、このダイレーションもまた地獄。」
「そうなんだ…」
ダイレーションとは、手術で造った膣道が癒着してしまわないように、一日に二回程度、棒状のものを挿入するというもの。
これが皆辛いと言うが、ミカの場合は、新しい術式のため、さらに大変で、耐え難い痛みが襲ってくるのだ。
このダイレーションは、少なくとも一年は続けなければならず、ミカにとって、大きなストレスになっていた。
「ミカちゃんを見てて、ワタシの気持ちは完全に固まったわ。
ワタシ、絶対に性転換手術はしない。」
「うん…
今となっては、ワタシもそれでいいと思う。」
ミカは、力なく笑って言った。
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