48 / 190
ルームメイト以上
しおりを挟む
「ねえ、サオリ
ワタシってさあ、したことなかったんだよ。」
ミカは、また恥ずかしそうな表情で言った。
「えっ、オナ?」
「うん。」
「ワタシはホルモンする前はしてたよ。
自分が女性で、男性に犯されるところを想像しながらね。
でも、ホルしてからは一切してないし、タマ抜いてからは、マジそんな気持ちになんない。」
「うん。その感覚はよくわかるわ。
ワタシの場合、自分に男のアレが付いてるのがイヤで、見たり触ったりするのも気持ち悪かったのね。
でも、人工的だけど、女性と同じものが付いたじゃない?
もちろん性欲はないし、ムラムラする気持ちも湧いてこないんだけど、触れると気持ちいいのは事実で…
こんなに痛い思いして、ようやく手に入れたカラダだし、楽しまなきゃって思ってたのね。
そしたら、手が伸びてて…
しちゃったの。」
「でも、ちゃんと気持ちいいってスゴイよね。
ワタシは、ミカちゃんが辛い思いしてるのを横で見てきたから、性転換手術は絶対にしないと思うけど…」
「サオリって、キスとかしたことあるの?」
「えっ、ワタシ?
ないない、そんなの全然…」
「ワタシもなの。
この歳になるまで、人を好きになるってことがなかったの。
なかったっていうか、好きにならないようにしてた。
漠然と、いいなあって思う男子がいたんだけど、好きになっちゃいけないって思ったし、ワタシみたいな人間は、そんな資格はないと勝手に判断してたの。
告白とかしてさあ、断られた上に、みんなにバラされたら、そこで人生終わってしまうしね。」
「ワタシもそんな感じよ。
好きな人はいたけど、告白なんてする勇気はなかったわ。
ワタシらみたいな人って多いかもよ。
アキちゃんは経験豊富っぽいけど」
「アキは、そうだろうね。
ワタシやサオリと雰囲気っていうか、生きてきた道が違ってるような気がする。」
「うん。」
「…キスしてみる?」
「えっ?」
「ワタシ、サオリとキスしたい。」
「…
いいよ。」
ミカの誘いに、サオリは素直に従い…
二人は顔を近づけ、そっと唇を重なり合わせた。
だが、五秒ほどで、すぐに離してしまうと、お互いの顔を見合わせて爆笑した。
「あー、しちゃった!」
ミカが顔を真っ赤にして言うと、同じくらい顔を赤くしたサオリが
「恥ずかしっ」
と、顔を両手で覆い、照れまくった。
「でも、思ってよりよかったわ」
「うん…ワタシも」
照れはしたが、思いの外よかったという感想を、二人は持ったのだった。
ワタシってさあ、したことなかったんだよ。」
ミカは、また恥ずかしそうな表情で言った。
「えっ、オナ?」
「うん。」
「ワタシはホルモンする前はしてたよ。
自分が女性で、男性に犯されるところを想像しながらね。
でも、ホルしてからは一切してないし、タマ抜いてからは、マジそんな気持ちになんない。」
「うん。その感覚はよくわかるわ。
ワタシの場合、自分に男のアレが付いてるのがイヤで、見たり触ったりするのも気持ち悪かったのね。
でも、人工的だけど、女性と同じものが付いたじゃない?
もちろん性欲はないし、ムラムラする気持ちも湧いてこないんだけど、触れると気持ちいいのは事実で…
こんなに痛い思いして、ようやく手に入れたカラダだし、楽しまなきゃって思ってたのね。
そしたら、手が伸びてて…
しちゃったの。」
「でも、ちゃんと気持ちいいってスゴイよね。
ワタシは、ミカちゃんが辛い思いしてるのを横で見てきたから、性転換手術は絶対にしないと思うけど…」
「サオリって、キスとかしたことあるの?」
「えっ、ワタシ?
ないない、そんなの全然…」
「ワタシもなの。
この歳になるまで、人を好きになるってことがなかったの。
なかったっていうか、好きにならないようにしてた。
漠然と、いいなあって思う男子がいたんだけど、好きになっちゃいけないって思ったし、ワタシみたいな人間は、そんな資格はないと勝手に判断してたの。
告白とかしてさあ、断られた上に、みんなにバラされたら、そこで人生終わってしまうしね。」
「ワタシもそんな感じよ。
好きな人はいたけど、告白なんてする勇気はなかったわ。
ワタシらみたいな人って多いかもよ。
アキちゃんは経験豊富っぽいけど」
「アキは、そうだろうね。
ワタシやサオリと雰囲気っていうか、生きてきた道が違ってるような気がする。」
「うん。」
「…キスしてみる?」
「えっ?」
「ワタシ、サオリとキスしたい。」
「…
いいよ。」
ミカの誘いに、サオリは素直に従い…
二人は顔を近づけ、そっと唇を重なり合わせた。
だが、五秒ほどで、すぐに離してしまうと、お互いの顔を見合わせて爆笑した。
「あー、しちゃった!」
ミカが顔を真っ赤にして言うと、同じくらい顔を赤くしたサオリが
「恥ずかしっ」
と、顔を両手で覆い、照れまくった。
「でも、思ってよりよかったわ」
「うん…ワタシも」
照れはしたが、思いの外よかったという感想を、二人は持ったのだった。
6
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる