N -Revolution

フロイライン

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half chemistry

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「ねえ、美月」

「ん?」


ミサトはキスを終えると、美月に話しかけた。


「美月は、なんでワタシと付き合おうと思ってくれたの?」


「えっ、なんでそんな事を聞くの?」


「だって、付き合ってって告白したの、ワタシの方からじゃない?」


「あー、そうだったね。
どっちから言ったのか忘れてた。」


「もう、ヒドイ

ちゃんと覚えててよ。
勇気出して告白したんだから。」


「ごめん、ごめん

ワタシもミサトのことを、あのとき既に好きだったし、どっちから言ったのかわかんなくなってただけだよ。」


「そっか。
じゃあいいわ。」


「ねえ、それがどうかした?」


「あ、そうそう。

ワタシも美月もニューハーフじゃない?

こんな仕事をしてはいるんだけど。」


「うんうん。」


「だから、思ったのよ。
本当は付き合うのとか、そういう対象については男性の方がよかったんじゃないかって。」


「あー、そういうことね。

ワタシは最初からミサトの事が好きだったよ。
だから、付き合おうって言ってもらった時、すごーく嬉しかった。」


「へえ、そうなんだ。嬉しい。」


「ワタシ、ニューハーフになりたくて女性ホルモンしたりタマ取ったりもしたけど、恋愛対象は別に男性がいいなあとか、思った事もなくて。
でも、女性に対してもそういう感情は起きなかったの。
去勢したら、ますますそんな気持ちは無くなって、恋愛せずに一生すごすのかなあなんて思ってたんだけど…

ふと、気付くと、側にミサトがいて…
最初は波長が合うって思うだけで、親切で優しいし、人間として大好きだったんだけど…

それが、好きっていう気持ちが愛してる方の好きだって気付いたときに、ちょうどミサトに告白されて…

あ、ワタシもそうなの!って思ったの。」


「そうだったんだね

ワタシの告白を受けてくれたけど、実際のところはどうなのかなって、心配になってたんだ。

ありがとう、美月」


「こちらこそ。
ミサトがいてくれたから、ワタシはここで頑張れてるの。
全部、アナタのおかげだよ。

愛してるわ、ミサト」


美月はまたミサトと抱きしめ合い、熱いキスをした。


この一年の出来事を頭に思い浮かべながら。
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