どんぐり

フロイライン

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貫通

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「あっ!イクイクイクっ!」


ヒロトは、女のように甲高く、感情たっぷりの喘ぎ声を上げたかと思うと、そのまま体を硬直させ、その後、痙攣させながらイッてしまった。


だが、焦った表情になった海里は、ヒロトに

「ごめん!


中出ししちゃった!」


と、謝ったが、ヒロトはまだ体をヒクヒクさせながら


「あ…あー…


気持ちいい…」

と、恍惚の表情を浮かべ、気にする素振りも見せずに、快感に包まれ、放心状態で仰向けに倒れてしまった。


海里は、ヒロトの割れ目から滴り落ちる自分の精液をティッシュを何枚も取って、腰を曲げながら正座して拭いた。


だが…海里は、程なくして、異変に気づく。



「お、おい、ヒロト…」


海里は、慌てた様子でヒロトの体を揺すった。


「ああ…」


依然として放心状態のヒロトは、何の反応もせず、目を瞑ったまま呼吸を乱していた。


「おい、ヒロト!

起きろって!

なあって!」

さっきより強く体を揺すられ、ヒロトは、ようやく目を開けた。


「何?」


と、煩わしそうに返事をするヒロトに、海里は

「お前、自分の胸を見てみろ!」


と、声を荒げて言った。



「えっ…」


ようやく体を起こしたヒロトは、思わずフリーズしてしまった。


「どうなってんの?…」


「し、知らねえよ…」


ヒロトは、自分の乳房が大きく膨らんでることに気付いた。


さっきまで、微乳というか、微かな膨らみであったのに、今は、少し動けば揺れるほどの大きさに変貌している。


二人は、顔を見合わせ、また固まってしまった。
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