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天変地異
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「アンタは何てことを!」
ベッドで痛みに耐えて呻いている零を見下ろしながら、母の梓はブチ切れた。
「痛ててっ…
ごめんなさい、お母さん。
でも、自分で決めてやった事だから…」
夏休みに入ると同時にタマを取ってしまった零に、二階堂家は大騒動となっていた。
しかし、芙美子は腕組みをして親子の口論を後ろで見ていたが、ひと段落ついたところで、ようやく言葉を発した。
「フッ…
零、アンタ
ひょっとして気付いてたのかい?」
「えっ…」
祖母の言葉に、零は少し驚いた表情になったが、すぐに真顔になり、小さく頷いた。
「お義母さん、何をおっしゃってるんですか。
こんな取り返しのつかない事をして…」
梓だけはワケがわからず、涙目になり、額を押さえた。
「まあ、いいわ。
動けるようになったら私のところに来なさい。」
芙美子はそう言うと、部屋を出ていった。
梓も、これ以上言ってもどうにもならない事を思い知り、零を叱責するのをやめた。
「具合が悪くなったら、言うのよ。
ちょくちょく見に来るけど、何かあった時は携帯で連絡ちょうだい。」
梓が怒りモードから心配モードに変わると、零は泣き出してしまった。
「ごめんね、お母さん…ううっ」
「もう、アンタが希望してやった事なんでしょ。
泣かないの。」
そう言うと、梓も部屋を出ていった。
零は去っていく母の背中を見て、また号泣した。
ベッドで痛みに耐えて呻いている零を見下ろしながら、母の梓はブチ切れた。
「痛ててっ…
ごめんなさい、お母さん。
でも、自分で決めてやった事だから…」
夏休みに入ると同時にタマを取ってしまった零に、二階堂家は大騒動となっていた。
しかし、芙美子は腕組みをして親子の口論を後ろで見ていたが、ひと段落ついたところで、ようやく言葉を発した。
「フッ…
零、アンタ
ひょっとして気付いてたのかい?」
「えっ…」
祖母の言葉に、零は少し驚いた表情になったが、すぐに真顔になり、小さく頷いた。
「お義母さん、何をおっしゃってるんですか。
こんな取り返しのつかない事をして…」
梓だけはワケがわからず、涙目になり、額を押さえた。
「まあ、いいわ。
動けるようになったら私のところに来なさい。」
芙美子はそう言うと、部屋を出ていった。
梓も、これ以上言ってもどうにもならない事を思い知り、零を叱責するのをやめた。
「具合が悪くなったら、言うのよ。
ちょくちょく見に来るけど、何かあった時は携帯で連絡ちょうだい。」
梓が怒りモードから心配モードに変わると、零は泣き出してしまった。
「ごめんね、お母さん…ううっ」
「もう、アンタが希望してやった事なんでしょ。
泣かないの。」
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零は去っていく母の背中を見て、また号泣した。
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