20 / 23
取り戻す!
しおりを挟む
「大統領に就任すると、今まで謎の中にあって、真相を知れ得なかった事件の事まで、全てを知る事が出来ます。
エリア51でのUFO墜落、ケネディ大統領暗殺の真実など。
我々の調べでは、その中に1945年に亡くなったルーズベルト大統領についての文書がある事がわかっています。」
「それを、トランプが見て、私を?」
「歴代の大統領は一笑に付すか、まともに相手にもしなかったそうですが、トランプは違ったようです。」
「へえ、そんな事を気にしてるの?
人は見かけによらないものね。」
「トランプは政治家ではありません。
ビジネスマンです。
政治的信念など無いに等しい。
言い方を変えれば、非常に柔軟な考えを持っている人物だといえます。」
「なるほどね。
じゃあ、私を襲ってくるヤツらがいるって思っておけばいいのね?」
「ええ、まあ。
しかし、表立って動く事は、なかなかしないでしょう。
上院下院共に共和党が多数を占めてるからといって、油断はできません。
何かしらのスキャンダルな出てくれば、一気に失脚という事も十分に考えられるのです。
ですから、彼が日本の一市民をその権力を使って殺した事がわかれば、民主党にとって格好の攻撃材料になります。
トランプもそれがわかっているだけに、慎重に事を進めるはずです。」
「なるほどね。
だったら、先にこっちから攻撃を仕掛けてみましょうか。」
「二階堂さん、ご冗談を。」
「フッ、その通り、冗談ですよ。」
「我々も身辺の警護にあたりますが、あなた以外のご家族が狙われたら、対応しきれないかもしれません。
重々にご注意ください。」
「ご忠告ありがとう。
家族に来られると、私としても辛いところだわ。
せいぜい気をつけるようにします。」
芙美子は、全く動じる様子もなく、笑みさえ浮かべて答えた。
二階堂家を去る際、若い方の男が家の方を振り返り、ため息をつきながら
「吉野さん、食えない婆さんですねえ。」
と、呆れた口調で言った。
「菊池、そう言うな。
二階堂家は、国難がある度に救ってくれた歴史があるんだ。
石田総理の北のハニトラの件も、まあ見てたらいい。
上手くやってくれる筈だから」
吉野は菊池の肩に手を置くと、眉を少し上げて笑った。
「あ、あれは?」
菊池は、前方からこちらに向かってくる人影を発見し、吉野に聞いた。
「この道は、二階堂にしか通じてないよ。
あの婆さんの孫だよ。」
自分の事を話されているとも知らず、零は二人を一度だけ見て、すぐ目を逸らして家に入っていった。
エリア51でのUFO墜落、ケネディ大統領暗殺の真実など。
我々の調べでは、その中に1945年に亡くなったルーズベルト大統領についての文書がある事がわかっています。」
「それを、トランプが見て、私を?」
「歴代の大統領は一笑に付すか、まともに相手にもしなかったそうですが、トランプは違ったようです。」
「へえ、そんな事を気にしてるの?
人は見かけによらないものね。」
「トランプは政治家ではありません。
ビジネスマンです。
政治的信念など無いに等しい。
言い方を変えれば、非常に柔軟な考えを持っている人物だといえます。」
「なるほどね。
じゃあ、私を襲ってくるヤツらがいるって思っておけばいいのね?」
「ええ、まあ。
しかし、表立って動く事は、なかなかしないでしょう。
上院下院共に共和党が多数を占めてるからといって、油断はできません。
何かしらのスキャンダルな出てくれば、一気に失脚という事も十分に考えられるのです。
ですから、彼が日本の一市民をその権力を使って殺した事がわかれば、民主党にとって格好の攻撃材料になります。
トランプもそれがわかっているだけに、慎重に事を進めるはずです。」
「なるほどね。
だったら、先にこっちから攻撃を仕掛けてみましょうか。」
「二階堂さん、ご冗談を。」
「フッ、その通り、冗談ですよ。」
「我々も身辺の警護にあたりますが、あなた以外のご家族が狙われたら、対応しきれないかもしれません。
重々にご注意ください。」
「ご忠告ありがとう。
家族に来られると、私としても辛いところだわ。
せいぜい気をつけるようにします。」
芙美子は、全く動じる様子もなく、笑みさえ浮かべて答えた。
二階堂家を去る際、若い方の男が家の方を振り返り、ため息をつきながら
「吉野さん、食えない婆さんですねえ。」
と、呆れた口調で言った。
「菊池、そう言うな。
二階堂家は、国難がある度に救ってくれた歴史があるんだ。
石田総理の北のハニトラの件も、まあ見てたらいい。
上手くやってくれる筈だから」
吉野は菊池の肩に手を置くと、眉を少し上げて笑った。
「あ、あれは?」
菊池は、前方からこちらに向かってくる人影を発見し、吉野に聞いた。
「この道は、二階堂にしか通じてないよ。
あの婆さんの孫だよ。」
自分の事を話されているとも知らず、零は二人を一度だけ見て、すぐ目を逸らして家に入っていった。
1
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
W-score
フロイライン
恋愛
男に負けじと人生を仕事に捧げてきた山本 香菜子は、ゆとり世代の代表格のような新入社員である新開 優斗とペアを組まされる。
優斗のあまりのだらしなさと考えの甘さに、閉口する香菜子だったが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる