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呪い返し
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美涼がその場から立ち去ると、芙美子は零に向かって
「初めてにしてはなかなかのものだったわ。
さすがは私の孫ね」
と、言ってニヤリと笑った。
「うん。
自分でもこんなに上手く出来るとは思わなかったわ。」
零も上機嫌でそう答えたが、次の瞬間、芙美子の顔色がサッと変わった。
「あっ…」
零の鼻から血が垂れ、床にポタポタと滴り落ちたからだった。
「鼻血が出てきた。」
零は、慌てて、側に置いていたハンカチを鼻に当てた。
「やっぱり、無傷ではいられないか…」
「どうしよう…」
「他に体におかしなところはない?」
「うん。
多分…」
「零、アンタは女じゃないけど、去勢してるから、男でもないわ。
だから、それくらいの事で済んでるともいえるわ。」
「じゃあ、男の体のままだったら、パパみたいになってたの?」
「そうよ。
ニューハーフみたいなもんになるのは、私も大反対だったけど、呪詛を生業にするには、いい選択だったってことね。」
「そっか…
よかった…」
「でも、まだまだ修行が足りないわ。
もっと精進なさい。」
「はーい…
でも、おばあちゃん」
「何よ?」
「鼻血が止まんないんだけど…」
零は手に持っていたハンカチを真っ赤にしながら、困ったような表情を浮かべた。
「初めてにしてはなかなかのものだったわ。
さすがは私の孫ね」
と、言ってニヤリと笑った。
「うん。
自分でもこんなに上手く出来るとは思わなかったわ。」
零も上機嫌でそう答えたが、次の瞬間、芙美子の顔色がサッと変わった。
「あっ…」
零の鼻から血が垂れ、床にポタポタと滴り落ちたからだった。
「鼻血が出てきた。」
零は、慌てて、側に置いていたハンカチを鼻に当てた。
「やっぱり、無傷ではいられないか…」
「どうしよう…」
「他に体におかしなところはない?」
「うん。
多分…」
「零、アンタは女じゃないけど、去勢してるから、男でもないわ。
だから、それくらいの事で済んでるともいえるわ。」
「じゃあ、男の体のままだったら、パパみたいになってたの?」
「そうよ。
ニューハーフみたいなもんになるのは、私も大反対だったけど、呪詛を生業にするには、いい選択だったってことね。」
「そっか…
よかった…」
「でも、まだまだ修行が足りないわ。
もっと精進なさい。」
「はーい…
でも、おばあちゃん」
「何よ?」
「鼻血が止まんないんだけど…」
零は手に持っていたハンカチを真っ赤にしながら、困ったような表情を浮かべた。
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