W-score

フロイライン

文字の大きさ
56 / 61

Lesson56

しおりを挟む
仰向けに寝た優斗に跨った香菜子は、下から舐められると、獣のような声を上げて激しくイッてしまい、ガクガクっと崩れ落ちた。

このプレイは、最近セックスを覚えたばかりの香菜子にとって、とても耐えられるものではなく、脳天を突き抜けるような強烈な快感が襲ってきた。

優斗によって、初めて男というものを知り、全てを一から教わった香菜子だが、その全てが強烈で、壊れてしまったといっても過言ではなかった。

それ故に、イキっぱなしのような状態になり、二時間ほどすると、失神寸前にまで追い込まれ、全く動けなくなるのが常だった。
実際に失神した事も数知れない。
この一ヶ月も満たない期間で、である。

そして、これも毎回の事だが、ようやく我に返った香菜子は、起き上がりトイレに行くと、そこで鏡に映った自分を見て大いに落ち込むのだ。

すっぴんで粗だらけ、髪もボサボサで、顔はヨダレや汗などでベトベト。
ただでさえ、自分の容姿に引け目を感じている香菜子は、たとえ結婚した今のような状況にあっても、ひどく落ち込むのだ。

ベッドに戻るとスヤスヤ眠る優斗がいて、またこれがとてもキレイな顔をしている。

いくら年齢が倍離れているとはいえ、このビジュアルの差に今更ながらに愕然とし、思いっきり落ち込むのだ。

しかし、そんな香菜子をまた明るくしてくれるのも優斗なわけで…


「香菜子ちゃん

どうしたの?」


香菜子がトイレから戻り、布団の中に入ってくると、優斗は目を覚まして声をかけた。


「あ、ごめんなさい…起こしちゃったね
おトイレに行ってて。」


「いや、それは全然…」

優斗は、そう言うと、香菜子を自分の方に引き寄せ、キスをした。


「…」


香菜子は、キスを終えると、優斗の胸に顔をうずめた。


「なんか元気ないね。
どうしたの?」


「ううん。
ごめん…

おトイレに行った時、鏡に映った自分が目に入っちやって…

こんなブスなオバサンと一緒にいさせるのも、優斗君に悪いなあって思って…」


「何、言ってんだよ。
キミは本当に美しいよ。
それに、俺ら結婚したんだよ。
悪いとかそういう風に考えるなよ。」   


「でも、二十三歳も離れてて、これって倍だよ、倍。

どれだけ努力しても全てが衰えてくるし…
自己嫌悪に陥るわ。」


「だから、そんな風に思っちゃダメだよ。
俺はキミを心から愛し、そして結婚したんだ。
一生一緒にいたいと思って。
それの何が不安なの?」


「ありがとう…
優斗君がそう言ってくれるのに、ワタシの方が勝手に落ち込んじゃって…
ホントにごめんね…」


香菜子は涙を流してまた額を優斗の胸に擦りつけた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

ボディチェンジウォッチ

廣瀬純七
SF
体を交換できる腕時計で体を交換する男女の話

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

ナースコール

wawabubu
大衆娯楽
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...