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世界
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深夜二時になって、遥はようやく自分の部屋に入った。
そして、ベッドに潜り込み、携帯を手に取ると…
「あ…」
オープンチャットのことが気になっていた為、開いてみると、まさに彩が言った通りの状況になっていた。
口火を切る形で奈緒美がメッセージを入れるが、誰も反応せず。
その一時間半後に彩が後追いのメッセージを入れると、すぐさま男たちが反応。
三人ともが十分以内に何かしらの反応を示していた。
それに対して、彩は一切反応しなかったが、間髪入れずに奈緒美が返事を入れた。
そしたら、また男たちは無反応となり、ルームは過疎化してしまった。
遥は彩から見なくていいし、反応しなくていいと言われていたが、それもなんだか申し訳ないと思い
「今日はありがとうございました
楽しかったです」
と、簡単なメッセージを入れた。
すると、過疎っていた部屋がまた活気付き、男三人がすぐさま反応してきた。
あまりにも露骨な男達の対応に苦笑する遥だったが、それ以上は何も反応せず、携帯を閉じた。
その後、少ししてから彩から個人のLINEが入り
「遥ちゃん、一々入れなくてもいいのに」
と、爆笑の絵文字つきでメッセージが送られてきた。
遥はこんな露骨な事されて、奈緒美が傷つかないか心配になり、彩に聞いてみたが
「そんな事一々気にしてたら、あんなにガツガツいけないって」
と、一笑に付した。
「そうですよね
でも、今日は先輩と飲めてすごく楽しかったです
また誘ってください」
「うん、また行こ
ガツガツしない女同士でね
おやすみ」
「おやすみなさい」
メールで一連のやり取りを終えて、遥はようやく就寝となった。
明日は休みだからいいものの、あまり夜更かししたら体がもたない…
なんて考えながら。
しかし、日曜の朝は同居人の男二人の朝食を作らねばならず、否が応でも早く起きなければならなかった。
男だったときには、一応当番制になっており、遥はマメに料理して食べさせていたが、男二人はサボってばかりだった。
性転換してからはその傾向に拍車がかかり、日曜の朝は全て遥が料理をしている。
そして、ベッドに潜り込み、携帯を手に取ると…
「あ…」
オープンチャットのことが気になっていた為、開いてみると、まさに彩が言った通りの状況になっていた。
口火を切る形で奈緒美がメッセージを入れるが、誰も反応せず。
その一時間半後に彩が後追いのメッセージを入れると、すぐさま男たちが反応。
三人ともが十分以内に何かしらの反応を示していた。
それに対して、彩は一切反応しなかったが、間髪入れずに奈緒美が返事を入れた。
そしたら、また男たちは無反応となり、ルームは過疎化してしまった。
遥は彩から見なくていいし、反応しなくていいと言われていたが、それもなんだか申し訳ないと思い
「今日はありがとうございました
楽しかったです」
と、簡単なメッセージを入れた。
すると、過疎っていた部屋がまた活気付き、男三人がすぐさま反応してきた。
あまりにも露骨な男達の対応に苦笑する遥だったが、それ以上は何も反応せず、携帯を閉じた。
その後、少ししてから彩から個人のLINEが入り
「遥ちゃん、一々入れなくてもいいのに」
と、爆笑の絵文字つきでメッセージが送られてきた。
遥はこんな露骨な事されて、奈緒美が傷つかないか心配になり、彩に聞いてみたが
「そんな事一々気にしてたら、あんなにガツガツいけないって」
と、一笑に付した。
「そうですよね
でも、今日は先輩と飲めてすごく楽しかったです
また誘ってください」
「うん、また行こ
ガツガツしない女同士でね
おやすみ」
「おやすみなさい」
メールで一連のやり取りを終えて、遥はようやく就寝となった。
明日は休みだからいいものの、あまり夜更かししたら体がもたない…
なんて考えながら。
しかし、日曜の朝は同居人の男二人の朝食を作らねばならず、否が応でも早く起きなければならなかった。
男だったときには、一応当番制になっており、遥はマメに料理して食べさせていたが、男二人はサボってばかりだった。
性転換してからはその傾向に拍車がかかり、日曜の朝は全て遥が料理をしている。
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