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園長からは時短勤務でかまわないと言われた事により、引き続き愛多幼稚園に残る目が出てきた遥は結婚後のシュミレーションをして、可能かどうかを精査していた。
調べてみると、育児や介護などの両立を支援するために、1日の所定労働時間を原則6時間に短縮することができると書いてある。
たとえば、午前八時から六時間なら、俊斗を保育園に送っていって迎えに行くことも全然余裕だ。
これならできる
遥は、良太にその事を話した。
「えっ、ホントか?
それだったら仕事を続けられるね。」
「うん。
良ちゃんはどう思う?」
「うん。
俺一人の給料でも、贅沢はそんなにさせられないかもしれないけど、親子三人で食ってくくらいは大丈夫だと思う。
実際、前の奥さんが生きてるときにはそうだったんだから。
でも、遥が幼稚園教諭の仕事に生き甲斐を感じていたのも側で見ててわかってたし、出来る事なら続けて欲しいなって、俺としてはそう思ってたんだ。
遥さえよければ、続けるべきだと、俺は思う。」
「ありがとう、良ちゃん。
ワタシも時短勤務なら俊斗君に寂しい思いをさせなくて済むと思うし…
続けてもいいかな?」
「当たり前だよ。
遥の人生なんだし、自分が一番いいって思う選択をしてくれたらって思うよ。」
「うん。
じゃあ、ワタシ
続ける事にする。」
「よし!
そうと決まったら、結婚とか引越しの段取りを決めていかないとな。」
「えーっ
どうしよう」
「とりあえず、早く引っ越してきて欲しいな。」
「うん。
帰ったらルームメイトと相談してみるよ。」
「まあ、三人で借りてる部屋だしな。
勝手に早めて出ていったら、問題が出てくるもんな。」
「うん…
あの二人、次に住むところ…
ちゃんと探してるのかなあ」
遥は不安そうに呟いたが…
当の凛太郎も大輝も、まだ何も決めていなかった。
いや、それどころか動こうともしていなかった。
調べてみると、育児や介護などの両立を支援するために、1日の所定労働時間を原則6時間に短縮することができると書いてある。
たとえば、午前八時から六時間なら、俊斗を保育園に送っていって迎えに行くことも全然余裕だ。
これならできる
遥は、良太にその事を話した。
「えっ、ホントか?
それだったら仕事を続けられるね。」
「うん。
良ちゃんはどう思う?」
「うん。
俺一人の給料でも、贅沢はそんなにさせられないかもしれないけど、親子三人で食ってくくらいは大丈夫だと思う。
実際、前の奥さんが生きてるときにはそうだったんだから。
でも、遥が幼稚園教諭の仕事に生き甲斐を感じていたのも側で見ててわかってたし、出来る事なら続けて欲しいなって、俺としてはそう思ってたんだ。
遥さえよければ、続けるべきだと、俺は思う。」
「ありがとう、良ちゃん。
ワタシも時短勤務なら俊斗君に寂しい思いをさせなくて済むと思うし…
続けてもいいかな?」
「当たり前だよ。
遥の人生なんだし、自分が一番いいって思う選択をしてくれたらって思うよ。」
「うん。
じゃあ、ワタシ
続ける事にする。」
「よし!
そうと決まったら、結婚とか引越しの段取りを決めていかないとな。」
「えーっ
どうしよう」
「とりあえず、早く引っ越してきて欲しいな。」
「うん。
帰ったらルームメイトと相談してみるよ。」
「まあ、三人で借りてる部屋だしな。
勝手に早めて出ていったら、問題が出てくるもんな。」
「うん…
あの二人、次に住むところ…
ちゃんと探してるのかなあ」
遥は不安そうに呟いたが…
当の凛太郎も大輝も、まだ何も決めていなかった。
いや、それどころか動こうともしていなかった。
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