新•ニューハーフ極道

フロイライン

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薫は、皆川の求愛を受け入れた。
そして、その日のうちに二人はラブホテルに行ったのだった。

五十代の薫にとって、若い者同士のような淡い恋愛が出来るはずもなく、いきなりこのような場所に来たのは、ニューハーフという特殊な状況にある自分を先に知ってもらっておいた方が、時間を無駄なく使えると考えたからだった。

これで拒絶反応が出るようであれば、付き合うなんてことは不可能であり、クリアできればフツーに付き合っていける…

そのような考えからであった。



二人は全裸になって見つめ合っていた。


すっかり太ってしまった薫だったが、逆に体が丸みを帯び、一層女らしい体つきになったともいえた。
お尻も痩せていた時の二倍ほどの大きさになり、動くたびにプルプルと震えた。

お腹は段が出来ていたが、乳房ははち切れんばかりの大きさになり、セクシーさが増していた。
もちろん、垂れてはいたが。

対する皆川は、三十九歳で、薫より若かったが、その体に筋肉はなく、下腹部だけが突き出て、情けない体つきをしていた。

薄い頭頂部、締まりのない口元

ペニスは去勢と女性ホルモンを続けて萎縮してしまった薫のペニスよりは大きかったが、平均的な男性からすると、かなりの短小であった。

外見は、どこをどう見ても良さが垣間見えず、本当に冴えない男であり、誰にも負けていないのは、薫に対する愛情だけであり、それ以外は全てダメというものだった。


だが、薫は、外見に対して全くこだわりはなく、逆に自身の体つき等にコンプレックスを抱いていた。


皆川が緊張して動けないと見るや、薫は自ら抱きつき、熱いキスをした。


皆川は、一瞬、目を見開き、パニックに陥りそうになったが、薫の優しいテクニックに、すぐに溶けそうになり、その身を委ねた。

薫がフツーの男性とキスをするのは、多喜が生きていた時以来、二十数年ぶりであり、すっかりその感覚を忘れていた。

長いキスを終えると、薫は


「どうですか…

ワタシとキスして気持ち悪くない?」

と、皆川に確認した。


「いえ、気持ち良すぎです

幸せです」


皆川は頬を紅潮させ、興奮気味に言った。

薫は、少し安心し、皆川をベッドに寝かせた。

そして、自身の体は皆川の下半身の方に持っていき、ペニスをパクッと咥え込んだ。

男のペニスを咥えるのもまた二十数年ぶりであり、薫も段々気持ちが高揚していった。

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