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魔
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望は下半身に激しい痛みを感じ、目を覚ました。
眼は開いたが、体が全く動かない。
「…」
何故、体が動かない?
いや、そもそも自分は何故ここにいるのだ?
頭がボーッとして思考が鈍い中、望は天井を見つめながらボーッと考えていた。
「あっ…」
しばらくして、望はやっと思い出したのだった。
自分は何者かにここに連れてこられた。
手足を縛られ監禁をされ…
そして
「佐々木さん!」
一緒に拉致され、監禁されていた紗香の事を思い出し、その名を叫んだのである。
「佐々木さん?
あー、あのお嬢さんですか。」
今まで全然気づかなかったが、側に例のあの男が立っており、自分を見下ろしていた。
「お前らは一体…」
痛みで顔を歪めながらも、ムリに起きようとした望に、男は肩を持ってベッドに押し返して寝かせた。
「まだ動いちゃいけませんよ。
手術痕が開いてしまう。」
「手術…痕?」
「全身麻酔で自分が何をされたかわかっちゃいないでしょうが、あなたは性転換手術をして、女性の体になっていただきました。」
「は?」
「だってそうでしょう。
あのお嬢さんは顔も可愛いく、とても若い。
高級売春婦としてたくさん稼いでいただけますが、あなたのようなただの男は潰しが利きません。
ただ、あなたは男の割には中性的な顔をしていて、年齢も若い。
だから、性転換手術を受けてもらって女の体になり、手術後の経過を見て、順調なら数ヶ月後には佐々木さんと同じく、客を引っ張ってもらいます。」
「くっ!
おい、佐々木さんはどうした?」
「お嬢さんなら、今日から客を取って頑張ってくれてますよ。」
「…
嘘を言うな。
佐々木さんが、そんな事をするわけない!」
「もちろん、彼女自身の意思でそんな事をするわけがありません。」
「まさか…」
「ええ。
クスリの力を借りました。」
「!!」
「まあ、それでもさすがでした。
すごい精神力の持ち主で、手懐けるのに苦労しましたよ。
クスリの量を倍に増やし、注射の回数も増やしたおかげで、ようやく頭が壊れてくれましたが。
途中で死んじゃわないか、それだけが心配でした。」
男は、楽しそうに笑った。
「お前ら…
絶対に許さねえ…」
「あなたこそ他人の心配をしている場合じゃないですよ。
早くその性転換した体を使って、沢山稼いで下さい。」
男の言葉に、望は怒りに満ちた表情で、聞いているしかなかった。
眼は開いたが、体が全く動かない。
「…」
何故、体が動かない?
いや、そもそも自分は何故ここにいるのだ?
頭がボーッとして思考が鈍い中、望は天井を見つめながらボーッと考えていた。
「あっ…」
しばらくして、望はやっと思い出したのだった。
自分は何者かにここに連れてこられた。
手足を縛られ監禁をされ…
そして
「佐々木さん!」
一緒に拉致され、監禁されていた紗香の事を思い出し、その名を叫んだのである。
「佐々木さん?
あー、あのお嬢さんですか。」
今まで全然気づかなかったが、側に例のあの男が立っており、自分を見下ろしていた。
「お前らは一体…」
痛みで顔を歪めながらも、ムリに起きようとした望に、男は肩を持ってベッドに押し返して寝かせた。
「まだ動いちゃいけませんよ。
手術痕が開いてしまう。」
「手術…痕?」
「全身麻酔で自分が何をされたかわかっちゃいないでしょうが、あなたは性転換手術をして、女性の体になっていただきました。」
「は?」
「だってそうでしょう。
あのお嬢さんは顔も可愛いく、とても若い。
高級売春婦としてたくさん稼いでいただけますが、あなたのようなただの男は潰しが利きません。
ただ、あなたは男の割には中性的な顔をしていて、年齢も若い。
だから、性転換手術を受けてもらって女の体になり、手術後の経過を見て、順調なら数ヶ月後には佐々木さんと同じく、客を引っ張ってもらいます。」
「くっ!
おい、佐々木さんはどうした?」
「お嬢さんなら、今日から客を取って頑張ってくれてますよ。」
「…
嘘を言うな。
佐々木さんが、そんな事をするわけない!」
「もちろん、彼女自身の意思でそんな事をするわけがありません。」
「まさか…」
「ええ。
クスリの力を借りました。」
「!!」
「まあ、それでもさすがでした。
すごい精神力の持ち主で、手懐けるのに苦労しましたよ。
クスリの量を倍に増やし、注射の回数も増やしたおかげで、ようやく頭が壊れてくれましたが。
途中で死んじゃわないか、それだけが心配でした。」
男は、楽しそうに笑った。
「お前ら…
絶対に許さねえ…」
「あなたこそ他人の心配をしている場合じゃないですよ。
早くその性転換した体を使って、沢山稼いで下さい。」
男の言葉に、望は怒りに満ちた表情で、聞いているしかなかった。
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