タイは若いうちに行け

フロイライン

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Lost Virgin

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ワタシにとって、ワタシの人生にとって、記念すべき瞬間が訪れた。

ついに、ワタシは男の人と結ばれたのだ。

期せずして女性になり、人工的にではあるけど、体に女性器が出来たワタシ

その女性器の中に大好きなカレの男性器を受け入れる事が出来たのだ。


ある程度の痛みを覚悟していたけど、なんとか大丈夫だった。
ちゃんと気持ちいいっていうか、感じたし。

女の人と同じような感覚ではないかもしれないけど。


「大丈夫?

痛くない?」


楓悟が心配そうに聞いてきたけど、ワタシは頷いて

「大丈夫…
腰動かしても大丈夫だよ」

とOKサインを出した。


楓悟は恐る恐る腰を前に突き出しては引き、突き出しては引くという動きを始めた。

「あんっ!ああっ!
気持ちいいっ

楓悟!」

これは演技ではなく、心から出た素直なワタシの言葉だった。


ワタシのおまんこって締まりという部分では自信がないんだけど、楓悟にとっては気持ちよかったみたいで、すぐに

「ヤバい…

イキそう」

と、呻くように言った。


「いいよ

イッて!

楓悟」



「イクッ…」



楓悟は絞り出すように言うと、私の中に今日二回目の射精をした。

そして、不測の事態が起きる事のないように、楓悟はすぐにゴムの付いたペニスを抜き取った。



「ヤバいくらいに気持ちよかった…」

楓悟は照れくさそうにワタシに言った。


「ねえ、ゴム見せて」

ワタシがそうねだると、楓悟はゴムを取り、親指と人差し指で摘んで自分の目の前まで持ってきた。

「わあ…
二回目なのに、いっぱい出てるよ」


「しゃあないやん
気持ちいいんだもん」

楓悟は恥ずかしそうにワタシに言った。 


「嬉しいよ、楓悟
ワタシでちゃんとイッてくれて」


「何言うてんじゃ。
雫は最高やし…」


「楓悟

ワタシとヤッても気持ち悪くなかった?」


「そんなことあるわけないわ。

逆に雫に聞きたいんやけど、俺としてみて大丈夫やった?」


「えっ、ワタシ?
何が…」


「気持ち悪なかったかなあって、俺としてみて。」


「そんな事あるわけないじゃん

すごーく嬉しかったよ

楓悟と付き合うようになって、こうなることをずっと夢見てきたんだよ」


「えっ、マジ?」


楓悟は、感激した様子でワタシを抱きしめてくれた。


幸せってこういうことなんだよね。


岡山に来てよかった

今となっては、女になってよかったとさえ思うようになった


それも全部楓悟のおかげ

この先、何があるかわかんないけど、大好きな楓悟と、ずっと仲良く出来たらいいなって思う。
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