タイは若いうちに行け

フロイライン

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安堵と緊張の狭間で

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大好きな楓悟と会えて、ワタシの気持ちは持ち直した。


「じゃあ、土曜日にね。」



「あさイチでな!」


「わかってるよ。」


ワタシ達は、朝からラブホに行く事を約束し、バス停で解散した。


ワタシも楓悟も何だかんだ言って、肉食系なんだよねえ。

ワタシの場合、元の性別が影響してるのか?


まあ、いいわ。

今日は賢太の件があったし、その残像を払拭するために、ワタシ達は次の休みの日にヤリまくるのだ。

自分で言ってて恥ずかしすぎるけど。


なんか楽しみすぎる!


ってな事を考えてたら、家に着いた。

でも、家には出かけていたお母さんもいれば、叔母さんもいるし、まあ大丈夫でしょう!


「ただいまあ」


ワタシは、敢えて元気よく声を張った。


「あら、お帰り

病院の後、真っ直ぐ帰らなかったの?」


お母さんから当然の質問が飛んできたけど、ワタシが一度家に帰ったのを知っているおばあちゃんが

「ちがうわよ。
雫ちゃんは一回帰ってから、出かけたんよねえ」

と、ワタシを見ながら、すかさず言ってくれた。


「へえ、そうなの?」


「そういうことよ。
さんすてに服見に行ってだだけだよ。」


「ふーん」


テキトーな理由を作ってみたが、お母さんは釈然としない感じでワタシを見ていた。


晩御飯まではまだかかるみたいなので、自分の部屋に戻ると…

まあ、予想できなくはなかったんだけどね…やっぱり、ワタシが部屋に入るとすぐに、賢太が来た。


来る理由は一つしかなく、ワタシへの謝罪だ。


出来ればきて欲しくなかったんだけど、そのままスルーするのもアレだったんだろうね。


「雫…

あの…、さっきは…ごめん」


賢太は蚊の鳴くような声で、ワタシに謝罪してきた。


「もういいよ。

ワタシもさあ一年ちょっと前までは男だったから、ある程度わかるところはあるのよ。

実のところ、今となっては忘れちゃって思い出せない事もあるんだけどね。」


「…ごめん」


「逆に聞くけど、従兄弟のパンツをよくオカズに出来たわね?」


ワタシも、聞かなきゃいいのに、余計な事を言っちゃう悪い癖が出てしまった。


「それは…

お前、可愛いし…」


ちょっと変な方向に行きそう…


「へえ、褒めてくれんだ?

ありがとう。
素直に受け取っとくわ」


この返しは…合ってんのかなあ…


「別に楓悟との仲をアレしようなんて思ってないから。

ホントに魔が差したっていうか…」


「わかってるよ。

この事は勿論誰にも言わないし、これからも今まで通りにしようよ。

ね?」


ワタシがまとめに入ると、賢太も幾分気が楽になってきたのか、最後にもう一度ワタシに謝り、部屋を出ていった。


しんどいわー
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