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幸せの行方
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お母さんが離婚して、こっちに住もうとしてるなんて、ワタシは夢にも思っておらず…
話を聞いても、ただ驚くばかりだった。
でも…
「お母さんにはお母さんの人生があるし、好きにしたらいいんじゃないかな。
ワタシも、こっちにお母さんがいてくれたら心強いし。」
「ありがとう、雫
アンタも色々と大変なときに、私のことで迷惑かけちゃってごめんね。」
「そんなの気にしないで。
お母さんもさあ、まだまだ若いんだし、早くいい男見つけて、再婚しなよ。」
「えーっ、それはないわ。
っていうか、男は当分懲り懲りよ。」
お母さんは、そう言って笑った。
「それじゃあ、そろそろおばあちゃんのお家に行く?」
「そうね。
雫も来てくれんの?」
「ワタシも最近、全然行けてないのよ。
おばあちゃんの顔も見たいしね。」
ワタシ達は、家を出て、再び岡山駅のバスターミナルに歩いて向かった。
「それにしても、両親の離婚てのを経験する事になるとは思ってもみなかったなあ。」
その道すがら、ワタシが笑って言うと
「ごめんね。
もう少し頑張ろうかと思ってたんだけど…
ムリだった。」
「いいよ、我慢なんかしなくて。
昔の女性のような生き方は、今どき流行らないって。」
「うん。ありがとう
でも、雫って、途中から女の子になったから、何となくだけど、男が思ういい女になろうとしてるように感じるんだけど、違う?」
「えっ、そう?
何が変?」
「変じゃないわ。
でも、男の人が求める理想の女性像って、昔ながらの価値観を持った女性だと思うのね。
雫は、そういう女性像を心の中に持ってるのかなって…」
鋭い!
お母さん…
でも、実際のワタシは浮気性で、ふしだらな女です…
ごめんなさい…
話を聞いても、ただ驚くばかりだった。
でも…
「お母さんにはお母さんの人生があるし、好きにしたらいいんじゃないかな。
ワタシも、こっちにお母さんがいてくれたら心強いし。」
「ありがとう、雫
アンタも色々と大変なときに、私のことで迷惑かけちゃってごめんね。」
「そんなの気にしないで。
お母さんもさあ、まだまだ若いんだし、早くいい男見つけて、再婚しなよ。」
「えーっ、それはないわ。
っていうか、男は当分懲り懲りよ。」
お母さんは、そう言って笑った。
「それじゃあ、そろそろおばあちゃんのお家に行く?」
「そうね。
雫も来てくれんの?」
「ワタシも最近、全然行けてないのよ。
おばあちゃんの顔も見たいしね。」
ワタシ達は、家を出て、再び岡山駅のバスターミナルに歩いて向かった。
「それにしても、両親の離婚てのを経験する事になるとは思ってもみなかったなあ。」
その道すがら、ワタシが笑って言うと
「ごめんね。
もう少し頑張ろうかと思ってたんだけど…
ムリだった。」
「いいよ、我慢なんかしなくて。
昔の女性のような生き方は、今どき流行らないって。」
「うん。ありがとう
でも、雫って、途中から女の子になったから、何となくだけど、男が思ういい女になろうとしてるように感じるんだけど、違う?」
「えっ、そう?
何が変?」
「変じゃないわ。
でも、男の人が求める理想の女性像って、昔ながらの価値観を持った女性だと思うのね。
雫は、そういう女性像を心の中に持ってるのかなって…」
鋭い!
お母さん…
でも、実際のワタシは浮気性で、ふしだらな女です…
ごめんなさい…
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