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非モテの悩み
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「俺なんて、全然モテるタイプじゃないし、この先の人生でもう恋人も出来んし、結婚もできんのじゃ無いかって考えたら…
辛くなって…
学校にも行けんし、親とも顔合わすのがイヤになってしもたんじゃ。」
ワタシと賢太は、ベッドに並んで腰掛けて、話していたが、アイツは、肩を落として力なく語り続けた。
「で、どうしたいのよ、賢太は。
このまま引きこもってたら、マジで出られなくなるよ。」
「わかってる。
わかっとんじゃ。
それは。
でも…」
うーん…
「カノジョが出来たら、悩みは全て解消されるの?」
「うん。
でも、俺なんかに出来るわけないし。」
「そんな事言っても、ゲットできる自信があるから告白したんじゃないの?
それでダメだったって話でしょ?」
「うん…
でも、そのときはここまで自分がキモイ存在だとは自覚してなくて…
断られてから、初めて自分の立ち位置みたいなものがわかったんじゃ。」
「そうね。
ワタシのパンツの匂い嗅ぐくらいキモいヤツだもんね。」
「…
ごめんなさい…」
「じょ、冗談よ。
もう気にしてないから。
ちょっと明るくしようと思って茶化してみただけ。」
逆効果だった…
こういうデリカシーのないところが、元男の悪い部分…
「雫は、楓悟と上手くやってんのか。」
「あ…
それは、うん…」
刺さっちまった。
「ええな。
お前らの関係っていうか、雰囲気
めっちゃええもんな。
憧れるよ。」
「そう?…」
今度は、ワタシが落ち込んでしまった…
自分が悪いんだけど…
辛くなって…
学校にも行けんし、親とも顔合わすのがイヤになってしもたんじゃ。」
ワタシと賢太は、ベッドに並んで腰掛けて、話していたが、アイツは、肩を落として力なく語り続けた。
「で、どうしたいのよ、賢太は。
このまま引きこもってたら、マジで出られなくなるよ。」
「わかってる。
わかっとんじゃ。
それは。
でも…」
うーん…
「カノジョが出来たら、悩みは全て解消されるの?」
「うん。
でも、俺なんかに出来るわけないし。」
「そんな事言っても、ゲットできる自信があるから告白したんじゃないの?
それでダメだったって話でしょ?」
「うん…
でも、そのときはここまで自分がキモイ存在だとは自覚してなくて…
断られてから、初めて自分の立ち位置みたいなものがわかったんじゃ。」
「そうね。
ワタシのパンツの匂い嗅ぐくらいキモいヤツだもんね。」
「…
ごめんなさい…」
「じょ、冗談よ。
もう気にしてないから。
ちょっと明るくしようと思って茶化してみただけ。」
逆効果だった…
こういうデリカシーのないところが、元男の悪い部分…
「雫は、楓悟と上手くやってんのか。」
「あ…
それは、うん…」
刺さっちまった。
「ええな。
お前らの関係っていうか、雰囲気
めっちゃええもんな。
憧れるよ。」
「そう?…」
今度は、ワタシが落ち込んでしまった…
自分が悪いんだけど…
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