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private detective
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久美子は、早速、甲斐に紹介された探偵事務所を訪れていた。
新宿にある江藤探偵事務所というところだった。
細身でスーツをカッコよく着こなす江藤は、三十代半ばに見え、背も180㎝くらいあるように見えた。
「お話はよくわかりました。
四年前に失踪した可能性のあるこのお嬢さんの足取りを探るという事ですね。」
「そうなんです。
四年も経過していますので、手掛かりが乏しいとは思いますが、少しでも何かがわかればと…」
探偵事務所を経営する江藤は、恭子の写真を何枚か見て
「とても可愛らしいお嬢さんですね」
と、言った。
「はい。
とても美人な女性です。」
「明日から早速着手させていただきます。」
「よろしくお願いします。」
久美子は頭を下げ、探偵事務所を後にした。
そして、その足で探偵事務所から程近いスタジオに向かった。
かつて、久美子がそこで番組収録をしていて、恭子が訪ねてきていたかもしれない場所だったからだ。
何かしらの手掛かりがないか、大勢の人で賑わうスタジオの前の道を歩きながら、注意深く観察したが…
やはり、何も見つける事ができず、辺りが暗くなってしまった為、諦めて帰ることにした。
少しお腹も空いてきて、食事をしてから帰ることにした久美子は、一人で入れるような店を探して歩いた。
かといって、女一人で入れるような店はなく、少々困りながら歩く久美子だったが…
「あっ」
「えっ?」
正面から歩いてきた男と鉢合わせをして、互いに声を出してしまった。
「久美子じゃねえか
何してんだ?
こんなとこで」
「ジローさん!」
久美子が芸能界にいるとき、一緒に仕事をしていた金村ジローがそこにいた。
「大阪に帰ったんじゃなかったのか?」
「そうなんですけど、ちょっとワケあって今日から東京に…」
「なんだなんだ
それなら話を聞こうじゃないか。
いつもの店でな」
ジローは奥の路地の方を指差して笑って言った。
そこは、収録後によく連れてきてもらった焼き鳥屋だった。
「いやあ、こうして久美子と飲むのも何年振りだろ?」
「そうですね。
ジローさんの番組をレギュラーでやらせてもらっていた頃はそれこそ毎週連れて行ってもらってましたもんね。
ほんと懐かしいです。
奥様はお元気にされてますか」
「ああ、カミさんなあ
去年亡くなっちまってな。」
「えっ」
久美子は、ジローから元気だという答えが返ってくるものだとばかり思っていたが、まさかの亡くなったという言葉に、思わず絶句した。
新宿にある江藤探偵事務所というところだった。
細身でスーツをカッコよく着こなす江藤は、三十代半ばに見え、背も180㎝くらいあるように見えた。
「お話はよくわかりました。
四年前に失踪した可能性のあるこのお嬢さんの足取りを探るという事ですね。」
「そうなんです。
四年も経過していますので、手掛かりが乏しいとは思いますが、少しでも何かがわかればと…」
探偵事務所を経営する江藤は、恭子の写真を何枚か見て
「とても可愛らしいお嬢さんですね」
と、言った。
「はい。
とても美人な女性です。」
「明日から早速着手させていただきます。」
「よろしくお願いします。」
久美子は頭を下げ、探偵事務所を後にした。
そして、その足で探偵事務所から程近いスタジオに向かった。
かつて、久美子がそこで番組収録をしていて、恭子が訪ねてきていたかもしれない場所だったからだ。
何かしらの手掛かりがないか、大勢の人で賑わうスタジオの前の道を歩きながら、注意深く観察したが…
やはり、何も見つける事ができず、辺りが暗くなってしまった為、諦めて帰ることにした。
少しお腹も空いてきて、食事をしてから帰ることにした久美子は、一人で入れるような店を探して歩いた。
かといって、女一人で入れるような店はなく、少々困りながら歩く久美子だったが…
「あっ」
「えっ?」
正面から歩いてきた男と鉢合わせをして、互いに声を出してしまった。
「久美子じゃねえか
何してんだ?
こんなとこで」
「ジローさん!」
久美子が芸能界にいるとき、一緒に仕事をしていた金村ジローがそこにいた。
「大阪に帰ったんじゃなかったのか?」
「そうなんですけど、ちょっとワケあって今日から東京に…」
「なんだなんだ
それなら話を聞こうじゃないか。
いつもの店でな」
ジローは奥の路地の方を指差して笑って言った。
そこは、収録後によく連れてきてもらった焼き鳥屋だった。
「いやあ、こうして久美子と飲むのも何年振りだろ?」
「そうですね。
ジローさんの番組をレギュラーでやらせてもらっていた頃はそれこそ毎週連れて行ってもらってましたもんね。
ほんと懐かしいです。
奥様はお元気にされてますか」
「ああ、カミさんなあ
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