ニューハーフな生活

フロイライン

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研磨

「ユキヒロ 、またバイトか?」 

「ああ。」 

予備校の授業が終わり 家の方向とは逆側の電車に乗ろうとした俺に圭太が少し心配しながら聞いてきた。 

「お前 いくらなんでも そんな生活しとったら絶対受験に失敗するわ。」 

「大丈夫だよ。 お前よりは成績良いから。」 

俺は片手を上げて電車に乗り込んだ。 
そう言ったのは 、実際に俺の成績が良かったからだ。 
現役で受験したときも合格間違いなしと言われながら落ちてしまった。 
本番に弱いタイプだとか色々考えたけど、来年こそはキッチリ受かって汚名返上するつもりだ。 
バイトについては、あくまでも生活にメリハリをつけたかっただけで受験に影響するとは思ってない。 
ところで、最近俺は脱毛に通い始めた。 
どうしても腋の毛が気になるため、美咲さんに紹介してもらってバイトの前に通ってるんだ。 
顔や足や腕については何もしなくても大丈夫なんだけど、この腋だけが唯一の弱点なんだ。 
永久脱毛なんかして大丈夫か?って思われるかもしれないけど、男として生活するにしても腋の毛は大して必要だとは感じてないので 
こうして通うことを決めたんだ。 

それにしてもニューハーフのバイトは刺激的で面白い。 
何回も言うけど、俺はホモじゃないから男に触られたりするのは少し抵抗あるけど、仕事中は女になりきってるからイヤには思わない。 
それに比べれば予備校での時間は無味乾燥で 
もちろん刺激なんてものとは無縁… 
言わば全く反対の世界に位置してる。 
たかだか一年くらい我慢しなけりゃならないけど、俺はそのストレスが受験に影響すると思ったからバイトしようと思っただけで 。
そしたら、たまたまニューハーフの店に誘われたって話さ。 
でも、俺はのめり込みやすいタイプでもっとキレイになりたいとか女らしくなりたいと真剣に思ってる。どんどんエスカレートしそうで自分でも少し心配している。 
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