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解禁
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結局、ワタシも泊まりを解禁し、お店のH Pのワタシとユウさんのページの泊まりの欄に◯が入った。
週6勤で14時から深夜0時までのシフト
泊まりの予約が入ればそのまま勤務を続け、入らなければ家に帰れる。
ユウさんもワタシもこのお店では突出して人気があって、泊まり解禁初日から予約が入ってしまった。
解禁したはいいけど、体が保つか心配だ。
「ユキちゃん、大丈夫?
無理に泊まり解禁しなくてもいいのに
ワタシはお金が欲しいから受ける事にしたけど」
ユウさんはワタシを心配してくれたけど、しゃーない。
やるしかない。
「泊まりって言っても、6時間は睡眠もらう決まりになってるから、そこのところはちゃんと主張しなきゃダメよ。」
「はい。
ユウさんは前に働いてた時も泊まりOKだったんですか?」
「いや、あの頃はまだ十代だったし、してなかったよ。」
「頑張ってみます。」
「ホントに無理しちゃダメよ。
ママが帰ってくるまでの辛抱よ」
ユウさんに励まされつつ、新年最初の出勤に気合を入れた。
「おはようございまーす」
店に行くと、店長の日村さんが駆け寄ってきて
「ユキちゃん、あけましておめでとう
来るの待ってたよー!
14時からびっしり予約入ってるからね。
勿論stayもね」
うわっ、初日からかよ
こっちはブランクあんのに…
まあ、仕方ない。
14時からのお客様の相手をこなし、疲れを感じながらも頑張るワタシ。
20時からはワタシの太客、霜田さんの予約が入っていた。
霜田さんはなんと、デートコース二時間とそのままstayを予約。
デートコースとは、プレイは無しで、文字通りデートをするだけのコース。
まあ、食事したりお茶したりって感じで、だいたいが何処かでしょくじして、そのままプレイも予約するってパターンが多い。
霜田さんはデートを二時間取って、そのままstayだから12時間を共に過ごさなきゃいけない。
霜田さんはワタシにとって太客で、これまで何回もリピートしてくれるありがたい存在。
だからこそ初日から泊まりの予約を入れてくれたのだろう。
ワタシが待ち合わせの場所に行くと、霜田さんが待っていて、こちらに気付くと、照れくさそうに笑った。
霜田さんは年齢は、四十代半ばくらいで、背が低くて小太りで頭頂部が薄い。
フツーの会社員で独身との事。
「ユキちゃん、ご飯食べに行こうと思うんだけど、お腹空いてる?」
「はい。晩御飯食べれなくて、もうぺこぺこです。」
「それは良かった。
焼肉でも行く?」
「やったー」
ワタシは歓喜して霜田さんと腕を組んだ。
霜田さんはまたドギマギして顔を赤らめた。
彼はすごく紳士で、オプションもいっぱい付けてくれるから、ワタシとしては大好きなお客様。
霜田さんが泊まり第一号でホントに良かった。
週6勤で14時から深夜0時までのシフト
泊まりの予約が入ればそのまま勤務を続け、入らなければ家に帰れる。
ユウさんもワタシもこのお店では突出して人気があって、泊まり解禁初日から予約が入ってしまった。
解禁したはいいけど、体が保つか心配だ。
「ユキちゃん、大丈夫?
無理に泊まり解禁しなくてもいいのに
ワタシはお金が欲しいから受ける事にしたけど」
ユウさんはワタシを心配してくれたけど、しゃーない。
やるしかない。
「泊まりって言っても、6時間は睡眠もらう決まりになってるから、そこのところはちゃんと主張しなきゃダメよ。」
「はい。
ユウさんは前に働いてた時も泊まりOKだったんですか?」
「いや、あの頃はまだ十代だったし、してなかったよ。」
「頑張ってみます。」
「ホントに無理しちゃダメよ。
ママが帰ってくるまでの辛抱よ」
ユウさんに励まされつつ、新年最初の出勤に気合を入れた。
「おはようございまーす」
店に行くと、店長の日村さんが駆け寄ってきて
「ユキちゃん、あけましておめでとう
来るの待ってたよー!
14時からびっしり予約入ってるからね。
勿論stayもね」
うわっ、初日からかよ
こっちはブランクあんのに…
まあ、仕方ない。
14時からのお客様の相手をこなし、疲れを感じながらも頑張るワタシ。
20時からはワタシの太客、霜田さんの予約が入っていた。
霜田さんはなんと、デートコース二時間とそのままstayを予約。
デートコースとは、プレイは無しで、文字通りデートをするだけのコース。
まあ、食事したりお茶したりって感じで、だいたいが何処かでしょくじして、そのままプレイも予約するってパターンが多い。
霜田さんはデートを二時間取って、そのままstayだから12時間を共に過ごさなきゃいけない。
霜田さんはワタシにとって太客で、これまで何回もリピートしてくれるありがたい存在。
だからこそ初日から泊まりの予約を入れてくれたのだろう。
ワタシが待ち合わせの場所に行くと、霜田さんが待っていて、こちらに気付くと、照れくさそうに笑った。
霜田さんは年齢は、四十代半ばくらいで、背が低くて小太りで頭頂部が薄い。
フツーの会社員で独身との事。
「ユキちゃん、ご飯食べに行こうと思うんだけど、お腹空いてる?」
「はい。晩御飯食べれなくて、もうぺこぺこです。」
「それは良かった。
焼肉でも行く?」
「やったー」
ワタシは歓喜して霜田さんと腕を組んだ。
霜田さんはまたドギマギして顔を赤らめた。
彼はすごく紳士で、オプションもいっぱい付けてくれるから、ワタシとしては大好きなお客様。
霜田さんが泊まり第一号でホントに良かった。
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