ハカイジ

試験

「見事だな。

豊胸なしでそこまで胸がデカくなるとは。

やはり、レン

お前は逸材だよ。」


安田は、レンの体をまじまじと見つめ、そして頷いた。


安田が言った通り、レンはここに来て、女性ホルモンをウチ始め、短期間で乳房が大きく膨らんだのだ。


タマを失い、恥ずかしげに付いたペニスだけが、男としての証であり、それ以外は完璧に女性化していた。


レンは、これから安田の慰みものになる覚悟を決め、身を固くした。


「レン

緊張しているようだな。」



「はい…

すいません。」


レンが安田の視線に耐えられず、目を逸らして答えると


「レン、俺は余興が好きなんだ。」


と、レンの体に触れずに、安田は徐に起き上がった。


「どうかされましたか？」


自分のことが気に入らなかったのかと、少し焦り気味に聞くレンだったが、安田はニヤニヤしており、別に不快感を示したのではないようだった。


「レン

さっき、お前は自分の身の上話をしたよな？」



「はい

しましたが…」



「実はな、お前に聞くまでもなく、そんな事は、疾うに知っていた事だ。」


「えっ…」



「ウチはお前に多額の金を貸してるんだ。

お前の個人情報は全て把握している。」


「…」



「さあ、そこでだ。

今から、お前に素晴らしい体験をさせてやろうと思う。

それがワシの考えた余興だ。」


「素晴らしい体験？」


レンは、自分が安田に凌辱されることが余興だと思い、覚悟を決めた。


だが…

現実は、レンが考えるほど甘くはなく…