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後悔先に立たず
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「さて、それでは続きをしようか。」
安田は、ニヤニヤしながらレンにベッドに行くように指示を出した。
「愛果
そういう事だから…
今日は来てくれてありがとう。
本当に嬉しかったよ。」
レンは、愛果にそう告げると、帰るように促した。
勿論、今から安田によって玩具の如く弄ばれるところを、元妻の愛果に見られたくなかったのだ。
愛果も、そんな事は百も承知であり…
「レン
私が絶対に救い出してみせるから。
諦めちゃダメよ!」
レンの手を取って励ました。
その光景を見つめていた安田だったが、部屋を出て行こうとする愛果を呼び止めた。
「もう帰るのかね?」
「ええ、帰ります。」
「それは、残念だ。
帰らない方がいいぞ。」
「は?
何を言ってるの!」
愛果が怒りに震えながら言うと、安田は、意に介することなく、話を続けた。
「一時間で十年」
「?」
「お前がここに一時間留まれたら、コイツの刑期を十年短縮してやろう。」
「どういうこと?」
「今言った通りだよ。
コイツは借金を焦げつかせてここに来た。
その刑期は二十四年。
お前がこの部屋に留まって、今からワシと元旦那がする事を目を逸らさずに一時間見ていられたら、刑期を十年短縮してやる。
二十四年が十四年になるんだ。
こんな魅力的な話はないだろう?」
安田は、冷徹な笑みを浮かべながら、愛果に言った。
安田は、ニヤニヤしながらレンにベッドに行くように指示を出した。
「愛果
そういう事だから…
今日は来てくれてありがとう。
本当に嬉しかったよ。」
レンは、愛果にそう告げると、帰るように促した。
勿論、今から安田によって玩具の如く弄ばれるところを、元妻の愛果に見られたくなかったのだ。
愛果も、そんな事は百も承知であり…
「レン
私が絶対に救い出してみせるから。
諦めちゃダメよ!」
レンの手を取って励ました。
その光景を見つめていた安田だったが、部屋を出て行こうとする愛果を呼び止めた。
「もう帰るのかね?」
「ええ、帰ります。」
「それは、残念だ。
帰らない方がいいぞ。」
「は?
何を言ってるの!」
愛果が怒りに震えながら言うと、安田は、意に介することなく、話を続けた。
「一時間で十年」
「?」
「お前がここに一時間留まれたら、コイツの刑期を十年短縮してやろう。」
「どういうこと?」
「今言った通りだよ。
コイツは借金を焦げつかせてここに来た。
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お前がこの部屋に留まって、今からワシと元旦那がする事を目を逸らさずに一時間見ていられたら、刑期を十年短縮してやる。
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安田は、冷徹な笑みを浮かべながら、愛果に言った。
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