82 / 88
諦めの境地
しおりを挟む
「レン
最近のお前の女性化のスピードは目を見張るものがあるな。」
安田は、満足そうにレンの体を触りながら言った。
「自分でもよくわからないんですけど、最近になって、一気に胸が大きくなってきて…」
「だろうな。」
「えっ」
「女性化が早まった理由を言っている。
わからんか?」
「わかりません。
教えていただけますか?」
「フッ
一言で表現するなら、諦めだな。」
「諦め?」
「お前は、去勢されて女性ホルモンを打たれても、心の中ではまだここから抜け出そうという気概を持っていた。
だが、今のお前にはそのような覇気はもう残ってはいない。
すっかり諦めてしまったんだからな。」
「そんな事は…」
「ある。
大いにあるさ。
決定的だったのは、例のあの日
嫁さんを連れてきてやった日だ。
あのとき、俺はお前にチャンスをやった。
男としての尊厳が残っていれば、お前は嫁を抱けたはずだ。
だが、惨めにも勃起すら出来なくなった不能者のお前は、妻を失望させた。
媚薬をつかって、ワシを相手にしたときは、バカみたいに感じまくり、大きな喘ぎ声を上げていたのにな。」
安田は、レンの顔をジッと見つめながら言い、大笑いした。
「もういいです
それ以上は言わないで下さい‥」
レンは、涙を流しながら、自身の耳を塞いだ。
「それが諦めの境地ってやつだ。
だがな、ワシはお前のことを人一倍目にかけている。
こんな気持ちになるのは、和人以来だ。
だから、まだ諦めるのは早いぞ。
これからもチャンスをやるつもりだ。
健気にお前を想うあの嫁にもな。」
安田は、この時ばかりは真剣な表情で、レンに話をした。
最近のお前の女性化のスピードは目を見張るものがあるな。」
安田は、満足そうにレンの体を触りながら言った。
「自分でもよくわからないんですけど、最近になって、一気に胸が大きくなってきて…」
「だろうな。」
「えっ」
「女性化が早まった理由を言っている。
わからんか?」
「わかりません。
教えていただけますか?」
「フッ
一言で表現するなら、諦めだな。」
「諦め?」
「お前は、去勢されて女性ホルモンを打たれても、心の中ではまだここから抜け出そうという気概を持っていた。
だが、今のお前にはそのような覇気はもう残ってはいない。
すっかり諦めてしまったんだからな。」
「そんな事は…」
「ある。
大いにあるさ。
決定的だったのは、例のあの日
嫁さんを連れてきてやった日だ。
あのとき、俺はお前にチャンスをやった。
男としての尊厳が残っていれば、お前は嫁を抱けたはずだ。
だが、惨めにも勃起すら出来なくなった不能者のお前は、妻を失望させた。
媚薬をつかって、ワシを相手にしたときは、バカみたいに感じまくり、大きな喘ぎ声を上げていたのにな。」
安田は、レンの顔をジッと見つめながら言い、大笑いした。
「もういいです
それ以上は言わないで下さい‥」
レンは、涙を流しながら、自身の耳を塞いだ。
「それが諦めの境地ってやつだ。
だがな、ワシはお前のことを人一倍目にかけている。
こんな気持ちになるのは、和人以来だ。
だから、まだ諦めるのは早いぞ。
これからもチャンスをやるつもりだ。
健気にお前を想うあの嫁にもな。」
安田は、この時ばかりは真剣な表情で、レンに話をした。
3
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる