新 或る実験の記録

フロイライン

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ファイン製薬潜入編

愛しき日々

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男に性転換した涼音の胸の中で、ワタシは声を出して泣いた。

このシチュエーション…


男の人の胸に顔を埋めるのって、落ち着くし、なんかホッとする。


「乃亜ちゃん。

この度、小林涼音さんは、女性から男性への性転換プロジェクトに参加し、無事に性移行が完了しました。
初期の調整、学習期間も修了し、特例でこちらの棟に来てもらいました。」


吉岡先生から、そのような説明がされた。

涼音たちは性転換し、男性として生きるための教育を受けていたが、本来なら、第二弾として、女性と結婚するための研修が入るところを、涼音はワタシという相手がいるため、研修をせずに卒業をし、こちらの棟にやってきたということだ。


でも、待てよ…

ワタシらが男から女になるとき、かなりの期間を研修に費やした。

それに比べると、異常なまでに早く卒業したなあ…


吉岡先生によると、男から女になるより、女から男になる方が簡単らしく、涼音も短期間でここにやって来る事が出来たんだとか。


吉岡先生と、涼音を連れてきた先生は、気を利かして、ミーティングルームを出て行き、ワタシと涼音の二人だけになった。



あーっ、何て声をかけたらいいんだろ…
すごく恥ずかしい


「涼音、どうなの?」


「えっ?」

この野太い声がどうも慣れない。


「男に性転換して、今の気分は?」


ワタシがそう質問すると、涼音は頷いた。

「うん。

最初はどうなる事かと心配だったけど、実際に男になってみると、最高な気分だよ。」


「それは、よかったわ。

ところで、名前は何にしたの?」



「それが、まだ決めてないんだ。

乃亜にも一緒に考えてもらおうと思ってね。」

涼音は照れくさそうな笑みを浮かべた。


あーっ、ステキっ!

男になった涼音の笑顔

好きすぎるわ…


濡れてきちゃった…
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