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1話
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「?」
アルトはサリナの姿が食堂中に見えなくて首を傾げた。
いつもなら何処かに座っており、その側に座るのがアルトのお決まりだった。
しかし、ここ数日間、サリナは姿を見せなかったのだ。
「アルト殿下~♡もしよろしければご一緒しても…」
「良くない」
「あぁん!いけず!」
アルトはフェリシアを無視して辺りを見渡す。
すると、とある一角に目が行く。
そこにはサリナの平民クラスの友人が居た。
アルトは周りを気にすることなく近づく。
「失礼。今いいか?」
「へ?って、アルト殿下!?」
サリナの平民クラスの友人は明る様に驚く。
「あ、えっと、私、サリナの友達のステラって言います…」
「何度かあいつから聞いたことある。所でスタイン…サリナは何処にいるか知っているか?」
「あ!サリナ!今日も休みみたいです。それで最近変な噂もあって…」
「噂?」
「サリナが学校を自主退学するんじゃないか、って言う根も葉もない噂です」
「は?」
サリナは自室で荷物をまとめていた。
理由は簡単だ、彼女は自主退学するつもりだった。
呪われた身では学校に居るだけで両親のイメージが下がる可能性があった為、バレる前に姿を隠すつもりだったのだ。
両親には自主退学の事を伝えていない、言えば芋繋がりで呪いの事を話す事になり心配をかけるのは目に見えていた。
しかし、祖父には伝えるつもりだった。
祖父は長年呪いについて調べているため対策も講じやすいだろう、という理由である。
その為、誰も寄り付かない禁断の森に完全に身を隠すつもりだ。
サリナの意志は固く、例え何があっても折れるつもりはない、そう自負していた。
コンコン
「ん?はい」
「僕だ。アルトだ」
「アルト…?あ、ちょっと待って」
サリナは直ぐさま鏡を見る。
服から覗く部分で蛇の鱗が出てしまっている箇所は首元と手首だけであり、その部分は包帯で隠されていた。
ここ数日で着々と呪いが進行してしまい、服で隠れている部分も蛇の鱗が発現してしまったのだ。
(よし、これなら平気)
そう考えるサリナだが、ふと考えてしまう。
もし、アルトに呪わせた体を見られたら、と。
「スタインベック?」
「あ、今開ける!」
サリナは声をかけられ意識が戻り、急いでドアノブに手をかける。
「お待たせ」
「あぁ。…その包帯はどうした?」
アルトはサリナの首元と手首を見ると少し驚いた顔をする。
「あー、ちょっと捻ってね~」
「休んでた理由はそれか?」
「…も、ある、かな?」
嘘を付きたくないため、あえて言葉を濁すサリナ。
しかし、アルトは少し難しそうな顔を見せる。
「噂は本当なのか」
「噂?噂って?」
「お前が自主退学する、と」
「あー…」
正しくそのつもりだった為、何と答えればいいか分からず頭を掻くサリナ。
「とりあえず立ち話もアレだし、中に入る?」
「…そうさせてもらう」
こうしてサリナはアルトを自室へ上げたのだった。
アルトはサリナの姿が食堂中に見えなくて首を傾げた。
いつもなら何処かに座っており、その側に座るのがアルトのお決まりだった。
しかし、ここ数日間、サリナは姿を見せなかったのだ。
「アルト殿下~♡もしよろしければご一緒しても…」
「良くない」
「あぁん!いけず!」
アルトはフェリシアを無視して辺りを見渡す。
すると、とある一角に目が行く。
そこにはサリナの平民クラスの友人が居た。
アルトは周りを気にすることなく近づく。
「失礼。今いいか?」
「へ?って、アルト殿下!?」
サリナの平民クラスの友人は明る様に驚く。
「あ、えっと、私、サリナの友達のステラって言います…」
「何度かあいつから聞いたことある。所でスタイン…サリナは何処にいるか知っているか?」
「あ!サリナ!今日も休みみたいです。それで最近変な噂もあって…」
「噂?」
「サリナが学校を自主退学するんじゃないか、って言う根も葉もない噂です」
「は?」
サリナは自室で荷物をまとめていた。
理由は簡単だ、彼女は自主退学するつもりだった。
呪われた身では学校に居るだけで両親のイメージが下がる可能性があった為、バレる前に姿を隠すつもりだったのだ。
両親には自主退学の事を伝えていない、言えば芋繋がりで呪いの事を話す事になり心配をかけるのは目に見えていた。
しかし、祖父には伝えるつもりだった。
祖父は長年呪いについて調べているため対策も講じやすいだろう、という理由である。
その為、誰も寄り付かない禁断の森に完全に身を隠すつもりだ。
サリナの意志は固く、例え何があっても折れるつもりはない、そう自負していた。
コンコン
「ん?はい」
「僕だ。アルトだ」
「アルト…?あ、ちょっと待って」
サリナは直ぐさま鏡を見る。
服から覗く部分で蛇の鱗が出てしまっている箇所は首元と手首だけであり、その部分は包帯で隠されていた。
ここ数日で着々と呪いが進行してしまい、服で隠れている部分も蛇の鱗が発現してしまったのだ。
(よし、これなら平気)
そう考えるサリナだが、ふと考えてしまう。
もし、アルトに呪わせた体を見られたら、と。
「スタインベック?」
「あ、今開ける!」
サリナは声をかけられ意識が戻り、急いでドアノブに手をかける。
「お待たせ」
「あぁ。…その包帯はどうした?」
アルトはサリナの首元と手首を見ると少し驚いた顔をする。
「あー、ちょっと捻ってね~」
「休んでた理由はそれか?」
「…も、ある、かな?」
嘘を付きたくないため、あえて言葉を濁すサリナ。
しかし、アルトは少し難しそうな顔を見せる。
「噂は本当なのか」
「噂?噂って?」
「お前が自主退学する、と」
「あー…」
正しくそのつもりだった為、何と答えればいいか分からず頭を掻くサリナ。
「とりあえず立ち話もアレだし、中に入る?」
「…そうさせてもらう」
こうしてサリナはアルトを自室へ上げたのだった。
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