転移先は超過保護な人のもと

マナミ

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陛下と騎士団長来たる

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セバスチャンのいたずらのせいか陛下のせいなのかわからないが、結局朝まで寝てしまった夏梅。




「夏梅様。おはよう御座います。」

「ぅ…ん…。おはようこざいます。」

「よく眠れましたか?」

「はい…。今日はドレスの採寸ですよね…?陛下と騎士団長はくるのですか?」

「多分来ると思いますよ。というより来ない筈がありません。陛下と騎士団長は夏梅様にひと目お会いしてからずっと「夏梅ちゃんに会いたい」と言ってるそうですからねぇ…。」

「そうなんですね…。」

「えぇ、そうですよ。王宮からここの邸までは遠いので、いっその事ここに暮らそうかと思ってるらしいです。」

「ッ?!そうなんですか?!」

「まぁ、テラージ様が断固拒否したみたいですがねぇ。」

「そうですか…。」

「えぇそうです。…ところで昨日そのまま寝てしまったようですので、お風呂入れてないでしょう?これから入りますか?」

「はい、入りたいです…。」

「では、お風呂に行きましょう。」

そう言ってセバスが夏梅を抱えた。






バァンッッッ

「夏梅ちゃん来たぞーーー!」「失礼致します。」

陛下と騎士団長が来た。


「「ッ?!?!」」

「何だ二人ともビックリして。どうしたんだ?」

「どうしたもこうしたもないですよ!!何故部屋まで来るのですか?!来客室で大人しく待っててください!!ここは寝室です!!」

「何を水臭いことを言っている?私達は家族になるんだぞ?…ところで何故夏梅ちゃんを抱えているんだ?」

「朝風呂しようとしてたんですよ!!分かったらさっさと来客室戻って下さい!!」

「ほぉ…?なら私達が入れてやろう。夏梅ちゃんを私に渡せ。」

「なッ?!嫌ですよ!!」

「何を言ってる?家族の語らいの時間は大切であろ?そちは私達から家族の語らいの時間を奪うのかね?」

「家族の語らいは何も浴室でなくても出来ますよ!!」

「私達も家族になるのだから、夏梅ちゃんのお世話のやり方を覚えなくてはならん。私達とて夏梅ちゃんに触れたいし話もしたい!さぁ、さっさと夏梅ちゃんを渡せ!!」

そう言って夏梅を取り上げ腕に抱く陛下とそれに付き従う騎士団長。

「なッ?!私が入れます!!夏梅様を返して下さい!!」

「嫌じゃ嫌じゃ!!私達が夏梅ちゃんと風呂に入るんだ!!…さぁ、夏梅ちゃん、私達と風呂に行こうなぁ…?」

そう言ってバスルームにスタスタ向かい、バスルームの扉の鍵を閉めた陛下。
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