【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ?

さくら

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13 婚約者もちの4歳!どどん!

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ニコ様のこっこっこここここ婚約者の
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

4歳でステキな婚約者を持ってしまいました。令嬢たちの嫉妬は甘んじて受けましょうとも!と思ってはみたものの。

すみません、あと数年待ってください、私のつるぺたお胸が、いやつるぺたは関係ありませんでした。私の心がもう少し強くなるまで。

びっくりです。53歳まで生きたのにメンタル弱子でした。前世の名前、真智子改め、弱々子です。

っと意識を飛ばしていましたが、実は今ニコ様のお宅訪問中です。大丈夫です。冷蔵庫は覗きません。タッパーの中身をつまみ食いなんてしません。タッパーなんてないけど。

ニコ様のお宅、いやもう宮殿と言っても過言ではない!バルビエ宮殿でお茶会をしております。ニコ様のお父様、そう!グレゴリー様のお膝の上にいます。なぜか。

横にはお母様のマルグリッド様が座ってらして、せっせと私の口元へお菓子を持って来てます。

あれ?お茶会って横並びスタイルでしたっけ??

「あっあのニコ様、いえニコラ様は、、、?」
「ふふ、普段通りで構わないわよ。ニコラがいるとココちゃんを甘やかせないじゃない。すぐ囲うのだもの」

かっ囲う??

「だから、ニコラには1時間遅く伝えてあるのよ」

ふふ
がこんなに似合う人はいません。
誕生日パーティーの4歳児の、ふふ とは雲泥の差、
いや、月地下の差、日本とブラジルの差、です。

「ココちゃんが、ニコラと婚約をしてくれて嬉しいわ~末永くよろしくね。イヤになってもあのニコラが手放すとは思えないし、逃げても地の果てまで追いかけそうだけど」

後半は聞こえませんでした。誰がなんと言おうと聞こえませんでした。血の果て??頭の中で変換された漢字がさらに恐ろしい字面でビクッとしました。

「はい。ニコ様が望んでくれているうちは、私もニコ様と一緒にいたいです。」
えへへ。ご両親の前で言うのはちょびっと恥ずかしいですね。

「ココ、僕もココとずっと一緒にいたいよ。でもごめんね、僕はココがイヤになっても離してあげられない。」

うぉっ!
びっくりしました、突然のニコ様登場です。

「母上、ココが来るのはまだ先のはずでしたが?そして、来たのに僕に連絡がないのはなぜでしょう?」

うぉ~ニコ様、冷んやりバージョンです。そうですよね。ニコ様もご両親とお茶会したかったですよね。除け者にしてごめんなさい。

とぺこりと頭をさげました。

「ココ、きっと思ってることは違うよ。
うんうん頷きながらのペコリはかわいいけど、多分違うからね。なにその訳知り顔は、、かわいいけど。」

へっ?

「とにかく、父上の膝から降りようか」

と私はニコ様に脇を持たれ、ぶらーんとしながらニコ様のお膝に移動しました。ニコ様力持ち!

なんでしょう、「私を膝に乗せないと負け」ゲーム開催中でしょうか。もしくは、わたし、地面に足を着けるとどうにかなってしまうのでしょうか7歳児のお膝に乗る4歳児、おっ重くないでしょうか。

「ニコ様?私、お椅子に1人で座れますよ?」
「ん?」
「ニコ様のお膝が痛くなっちゃいます。私、重いです。」
「ココは妖精だから大丈夫だよ。」

はて?いつから私は人外になったのでしょう。羽のように軽いの最上級の言い回しでしょうか。

でも、やっぱりニコ様の近くは癒しの空間。ほっこりします。

「ニコ様のお膝はほっとするので、大好きな場所です」
えへへ。言っちゃいました。
振り向きながら照れ笑いをすると、ニコ様はなぜか

くぅーココが可愛すぎる。なんなのこの子、僕をどうする気なの?

ニコ様、どうにもできませんよ。私はただの食いしん坊なので。お菓子うまうま。





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