【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ?

さくら

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14 教会へいざゆかん!

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5歳になり、ちょっぴり、ほんのちょーっぴり、お腹のぽっこりがへこんできた?かも?たぶん?
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

心なしかウエストができて来たように思う今日この頃です。気のせいでしょうか。
お母様のようにナイスバディでニコ様をメロメロにする日も遠くないでしょう。お顔はお母様の子供の頃にそっくりなので先は安泰。。なハズ。

さて、私は今どこへ向かってるかと言うと、領内の教会にお父様とお母様、お兄様、そしてなぜかニコ様とともに向かってます。婚約者は家族枠に含まれるのでしょうか??

「ココ、緊張してる?」
「ココ、兄様がついてるからね」

馬車の中、右にニコ様右手を繋ぎ、左にお兄様左手を繋いでます。お兄様はハンカチがあったらきっと口に咥えてキッーってしそうなお顔です。

オネェ疑惑ふたたび。

私は右を見ても左を見ても尊きお顔なので、神に感謝すべく目をつぶり天を仰いでます。馬車の天井ですが。

「「ココ?」」
はっ!しまった昇天するところでした。

「はい。少し緊張、と言うか心配をしています」
「「心配?」」
「もし、なにもご加護がなかったら、とか、魔力がなかったらとか」

若干、しょぼんぬココになりました。

「万が一、魔力が少なくても、ご加護がなくても、
私たちのかわいいココであることに変わりはないよ」
「そうよ、安心なさい」

お父様、お母様の優しさが染み入ります。

そうなんです。
晴れて5歳になり、教会に魔力測定と属性の確認にきたのです。属性は神のご加護と言われ、貴族はほぼ何かしらの属性が出現するようです。

たまーに、無属性と言うかたもいらっしゃるとか。平民は属性が出現するほうが稀のようです。魔力量も貴族はそこそこあるらしいのですが、やはりたまーに魔力量が少ない方もいるようです。仕方がないですね。自然の摂理。

なぜ5歳なのか、前世でも七五三があったぐらいなのでなにかしらの節目なのでしょう。知らんけど。

と言うことで、この世界、魔法がありました。
ザッ異世界!異世界あるあるです。ブラボー!楽しみです。

前世でも、
寝坊した時に転移魔法があれば遅刻しないのに、、と時計を見て現実逃避しました。はよ支度せい。

40歳を超えて、トイレに行ったのは夢の中だったのかとヒンヤリしたお布団の上愕然としながら浄化魔法が使えたらなぁ。と思ったものです。はよ洗濯せい。

しょーもな!魔法使う場面、しょーもな!

今世ではかっこよく、「いでよ風のつるぎとか、「降り注げ光のベール!」とか、「大地を潤せ恵みの水よ!」とか、言ってみたい。

もちろん、白のロングワンピースにティアラをつけて、細身のステッキを天高く掲げながら。

むふふ。
両手を繋がれているので、でへへ笑いが丸見えです。

「「「「なにかを想像しているココ、かわいい」」」」

教会に着くと、先にお父様、お父様のエスコートでお母様が降り、ニコ様が降りたら、振り返り手を差し出してくれました。
紳士!ここに小さき紳士がいます。

「ニコ様にエスコートしていただくなんて嬉しいです。」えへへ。

おそらく頬がピンクになっているはず。
ヨダレは出ていない。きっと。

もちろんその後に降りるお兄様は安定のオネェ様でした。

領内の教会なので、こぢんまりとしてますが、
中に入ると、さすが教会、荘厳な雰囲気が漂っています。本当に神と繋がってるのだな。と思わせるような神聖な場所でした。





 
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