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第20話
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昼休み、いつものように屋上前のスペースで悠斗とお弁当を食べる。
日が当たらない場所ではあるが、ここも随分暑くなってきたな。明日からは普通に教室で食べよう。
しかし悠斗はそんな暑さも気にならない様子でご機嫌だ。
「今日は薫の家にお邪魔するから、手土産のお菓子を用意したぞ」
そう言って悠斗が見せたのは随分と立派な箱だった。
「え、そんな立派なお菓子じゃなくていいのに。それ相応のおもてなしなんてできないよ」
「あ、いや、たまたま家にあったやつだから。俺一人じゃ食いきれねーし」
「ならいいけど…」
一昨日悠斗がかなりのボンボンだと判明した。そんなやつが持って来る立派な箱などなんだか怖い。
食べ終わったお弁当を片付け、立ち上がり階段を降りる。昼休みの時間はまだまだ残っているが、早くクーラーの効いた教室に戻りたい。
「俺トイレ行ってくるから先戻ってて」
そう言って悠斗にお弁当箱を託し、廊下を歩く。
用を済ませ、手を洗ってから扉を開けて廊下に戻り歩いていると、階段の前辺りで「佐野くんっ」と声をかけられた。
緑色のリボンをつけているということは2年生か。スカートを折り曲げ、薄く化粧をし、ストレートの毛先だけを内側に巻いた、今どきの女子高生といった感じの2人組みだ。
2人とも自分の容姿にそれなりに自信があるのだろう。自分たちに声をかけられて嫌なはずがないという考えが表情に滲んでいる。
(めんどくさいなぁ)
1年生の間では俺の地位はかなり確立されているのでこうして軽々しく呼び止めてくる人はいないのだが、やはり先輩女子という存在は厄介だ。
しかし邪険に扱ってはいけない。俺は努めてにこやかに2人に対応する。
「私彩香。こっちは茜って言うんだけどさ、知ってる?」
「すみません、バスケ部以外の先輩はちょっとよくわからないです」
「えぇー!ダンス部の、知らないのぉ?」
「すみません」
おそらく2人は2年生の間ではかなり幅を効かせているのだろう。知られていないことに驚くなんて、せめて俺以上になってから言え。自信過剰もいいところだな。
「えー、谷たちから聞いてない?」
「部活以外の話はあまりしないので」
「もー!」
俺に自分たちのことをアピールしろと谷先輩たちに命令でもしていたのだろうか。俺の返答に2人は顔を顰める。
しかしすぐに気を取り直し、上目遣いで媚びるような表情を作る。
「まぁいいや。私らずっと佐野くんと仲良くなりたいなーって思っててさ」
「そー。よければインステ交換しよ?」
嫌だ。俺は付き合いとして結構な人数と相互フォローになっているが、こういうタイプとは交換しないと決めている。
この手の人間の最終目的は俺と付き合い自分のステータスを高めることだ。そのためことあるごとにしつこくメッセージを送ってくる非常に面倒なタイプなので決して自分のアカウントを教えてはいけない。
「すみません、教室にスマホを置いてきてしまったのでまた今度」
「いいよぉ待ってるから」
「てか教室まで一緒に行くよ」
やっぱりしつこい。自信があるタイプほどめんどくさいんだよな。自分が嫌がられる可能性なんて考えないし、多少困らせてでもグイグイ押せば自分の望み通りになると思っている。
しかしここで俺にしつこく迫るのは得策ではないぞ。俺たちは既にかなりの人目を集めているし、先程から俺は少し困った表情を作っている。そのおかげで周囲の人間たちは「2年の女子たちが佐野を困らせている」と俺を心配そうに見る者と先輩たちに鋭い視線を向ける者で分かれている。
「俺この後体育なんで着替えて校庭行かなきゃいけないんです。だからごめんなさい」
「えぇー」
これでしつこい先輩たちもだいぶ諦めたようだ。また隙を見つけてやって来るだろうが、布石は十分に打てたので問題ない。
しかし、そのまま教室への戻るため先輩たちに別れを告げようとしたその時、後ろから肩を引かれた。肩に置かれた手をたどって視線を顔に向けると、そこは悠斗がいた。
「薫、何してんの」
悠斗は少し不安げな表情で俺を見つめる。
「えっ、待って清水くんじゃん!」
「やばーい!超かっこいいー」
先輩たちのかん高い声に悠斗は途端に不機嫌になる。そんな悠斗に睨みつけるられているというのに、先輩たちは興奮した様子で距離を詰めてくる。
そして悠斗はそんな先輩たちを警戒して俺を自分の背中に隠す。
(ちょうどいいな)
俺は悠斗の背中に隠れて、お尻のポケットからスマホを取り出しとある人物にメッセージを送る。
(お、すぐに既読ついた)
「ねぇ清水くんもインステ教えて?」
「交換しよぉ?」
先輩たちの猫なで声に悠斗のこめかみがピクリと動く。
「するわけねーだろどっか行け、薫に近付くな」
悠斗の強い拒絶に先輩たちの表情は一気に険しいものになる。先程までの上目遣いとは天地の差だ。
「はぁ?何その言い方」
「さすがにありえなくない?」
先輩たちは「仲良くなりたいだけなのに酷くない?」「私ら先輩だよ?」と悠斗を責め立てるが、悠斗は気にした様子もなくこちらを振り返り、「薫行こ」と手を掴んで歩き出そうとする。
(あ、危ないあいつらにスマホ見られちゃう)
慌ててスマホを悠斗の尻ポケットに入れ、手を引かれるまま歩き出そうとすると、もう片方の手を先輩に掴まれる。
「おい待てよ。このまま行くとかありえないから」
「さすがに礼儀わかってなさすぎ」
先輩に掴まれた俺の腕を目にした瞬間、悠斗の周辺の温度がみるみる下がっていく気がした。
(これは、平田先輩の話を知った時と同じ顔だ)
やばいかもしれない。そう思った瞬間、「佐野!」と俺に声をかけてくる人物が現れた。俺たちを見た途端その人物、谷先輩は階段を駆け上がって来る。
(すごい、すぐ来てくれた)
「おい何やってんだよ、手ぇ離せ!」
そう言って谷先輩は俺を掴む女子の手を引き剥がす。「いきなりなんなの!?」と怒りを向けられるが、谷先輩は一切怯まない。
「いい加減にしろよお前ら!ずっと俺らに佐野と清水の連絡先寄越せとか自分をアピールしろとか言ってきて、挙句こんな強引なことするとか何考えてんだ!?」
谷先輩の剣幕に女子たちがたじろぐ。
「いや、これは私らが失礼な態度取られたから…」
「黙れ。お前ら今後一切俺の後輩たちに近寄んなよ。わかったらさっさと教室戻れ!」
女子たちは「でも…」とまだ言い訳を続けようとするも、「行けよオラ!」と谷先輩に捲し立てられて渋々階段を降りてゆく。
谷先輩はそんな女子たちの背中をしばらく睨みつけ、姿が見えなくなると俺たちを振り返った。
「2人とも、俺のクラスのやつらがごめんな」
「いえ、谷先輩が来てくれてすごく助かりました。ありがとうございます」
そう言って頭を下げると、谷先輩は優しく微笑む。
「また何かあったらさっきみたいにすぐ連絡しろよ」
「はい。でも、谷先輩まで巻き込んでしまってすみません」
「いーんだよ、相澤先輩の後を継ぐならこんくらいできなきゃ。それに俺ら2年はお前らを守ろうって団結してるからさ、いつでも頼れ」
「ありがとうございます」
さすが俺を守ることが快感になっている人たちだ。
ついでに悠斗も守ってくれるらしい。よかったな。
隣で俺の手を握っている悠斗に目を向けると、その目はまっすぐ谷先輩を見つめていた。そして悠斗はぺこりと頭を下げると、「ありがとうございました」と礼を言った。
(悠斗って、人にお礼言えるんだ…)
谷先輩も驚いているようだ。悠斗に頭を下げられた谷先輩はしばし目を見開いた後、にっこりと微笑んで「おう!」と言い悠斗の肩をバシバシと叩く。
そして「じゃあな!」と軽く手を振り谷先輩は階段を下って行った。
その背中が見えなくなったのを確認し、悠斗に声をかける。
「行こ。次古典だから、ロッカーから資料集取ってこないと」
「あぁ」
悠斗の手を引いて教室に向かって歩く。
「あ、俺のスマホ返して。お前のお尻のポケットに入れたから」
「なんで?」
ふと思い出して後ろを振り返ってそう言うと、悠斗は不思議そうな顔をしながらもポケットから俺のスマホを取り出して手渡した。
後日、彩香と茜は1年生にしつこく言い寄ったという噂が立ち大きく評判を落とすことになるのだが、それはまた別のお話。
日が当たらない場所ではあるが、ここも随分暑くなってきたな。明日からは普通に教室で食べよう。
しかし悠斗はそんな暑さも気にならない様子でご機嫌だ。
「今日は薫の家にお邪魔するから、手土産のお菓子を用意したぞ」
そう言って悠斗が見せたのは随分と立派な箱だった。
「え、そんな立派なお菓子じゃなくていいのに。それ相応のおもてなしなんてできないよ」
「あ、いや、たまたま家にあったやつだから。俺一人じゃ食いきれねーし」
「ならいいけど…」
一昨日悠斗がかなりのボンボンだと判明した。そんなやつが持って来る立派な箱などなんだか怖い。
食べ終わったお弁当を片付け、立ち上がり階段を降りる。昼休みの時間はまだまだ残っているが、早くクーラーの効いた教室に戻りたい。
「俺トイレ行ってくるから先戻ってて」
そう言って悠斗にお弁当箱を託し、廊下を歩く。
用を済ませ、手を洗ってから扉を開けて廊下に戻り歩いていると、階段の前辺りで「佐野くんっ」と声をかけられた。
緑色のリボンをつけているということは2年生か。スカートを折り曲げ、薄く化粧をし、ストレートの毛先だけを内側に巻いた、今どきの女子高生といった感じの2人組みだ。
2人とも自分の容姿にそれなりに自信があるのだろう。自分たちに声をかけられて嫌なはずがないという考えが表情に滲んでいる。
(めんどくさいなぁ)
1年生の間では俺の地位はかなり確立されているのでこうして軽々しく呼び止めてくる人はいないのだが、やはり先輩女子という存在は厄介だ。
しかし邪険に扱ってはいけない。俺は努めてにこやかに2人に対応する。
「私彩香。こっちは茜って言うんだけどさ、知ってる?」
「すみません、バスケ部以外の先輩はちょっとよくわからないです」
「えぇー!ダンス部の、知らないのぉ?」
「すみません」
おそらく2人は2年生の間ではかなり幅を効かせているのだろう。知られていないことに驚くなんて、せめて俺以上になってから言え。自信過剰もいいところだな。
「えー、谷たちから聞いてない?」
「部活以外の話はあまりしないので」
「もー!」
俺に自分たちのことをアピールしろと谷先輩たちに命令でもしていたのだろうか。俺の返答に2人は顔を顰める。
しかしすぐに気を取り直し、上目遣いで媚びるような表情を作る。
「まぁいいや。私らずっと佐野くんと仲良くなりたいなーって思っててさ」
「そー。よければインステ交換しよ?」
嫌だ。俺は付き合いとして結構な人数と相互フォローになっているが、こういうタイプとは交換しないと決めている。
この手の人間の最終目的は俺と付き合い自分のステータスを高めることだ。そのためことあるごとにしつこくメッセージを送ってくる非常に面倒なタイプなので決して自分のアカウントを教えてはいけない。
「すみません、教室にスマホを置いてきてしまったのでまた今度」
「いいよぉ待ってるから」
「てか教室まで一緒に行くよ」
やっぱりしつこい。自信があるタイプほどめんどくさいんだよな。自分が嫌がられる可能性なんて考えないし、多少困らせてでもグイグイ押せば自分の望み通りになると思っている。
しかしここで俺にしつこく迫るのは得策ではないぞ。俺たちは既にかなりの人目を集めているし、先程から俺は少し困った表情を作っている。そのおかげで周囲の人間たちは「2年の女子たちが佐野を困らせている」と俺を心配そうに見る者と先輩たちに鋭い視線を向ける者で分かれている。
「俺この後体育なんで着替えて校庭行かなきゃいけないんです。だからごめんなさい」
「えぇー」
これでしつこい先輩たちもだいぶ諦めたようだ。また隙を見つけてやって来るだろうが、布石は十分に打てたので問題ない。
しかし、そのまま教室への戻るため先輩たちに別れを告げようとしたその時、後ろから肩を引かれた。肩に置かれた手をたどって視線を顔に向けると、そこは悠斗がいた。
「薫、何してんの」
悠斗は少し不安げな表情で俺を見つめる。
「えっ、待って清水くんじゃん!」
「やばーい!超かっこいいー」
先輩たちのかん高い声に悠斗は途端に不機嫌になる。そんな悠斗に睨みつけるられているというのに、先輩たちは興奮した様子で距離を詰めてくる。
そして悠斗はそんな先輩たちを警戒して俺を自分の背中に隠す。
(ちょうどいいな)
俺は悠斗の背中に隠れて、お尻のポケットからスマホを取り出しとある人物にメッセージを送る。
(お、すぐに既読ついた)
「ねぇ清水くんもインステ教えて?」
「交換しよぉ?」
先輩たちの猫なで声に悠斗のこめかみがピクリと動く。
「するわけねーだろどっか行け、薫に近付くな」
悠斗の強い拒絶に先輩たちの表情は一気に険しいものになる。先程までの上目遣いとは天地の差だ。
「はぁ?何その言い方」
「さすがにありえなくない?」
先輩たちは「仲良くなりたいだけなのに酷くない?」「私ら先輩だよ?」と悠斗を責め立てるが、悠斗は気にした様子もなくこちらを振り返り、「薫行こ」と手を掴んで歩き出そうとする。
(あ、危ないあいつらにスマホ見られちゃう)
慌ててスマホを悠斗の尻ポケットに入れ、手を引かれるまま歩き出そうとすると、もう片方の手を先輩に掴まれる。
「おい待てよ。このまま行くとかありえないから」
「さすがに礼儀わかってなさすぎ」
先輩に掴まれた俺の腕を目にした瞬間、悠斗の周辺の温度がみるみる下がっていく気がした。
(これは、平田先輩の話を知った時と同じ顔だ)
やばいかもしれない。そう思った瞬間、「佐野!」と俺に声をかけてくる人物が現れた。俺たちを見た途端その人物、谷先輩は階段を駆け上がって来る。
(すごい、すぐ来てくれた)
「おい何やってんだよ、手ぇ離せ!」
そう言って谷先輩は俺を掴む女子の手を引き剥がす。「いきなりなんなの!?」と怒りを向けられるが、谷先輩は一切怯まない。
「いい加減にしろよお前ら!ずっと俺らに佐野と清水の連絡先寄越せとか自分をアピールしろとか言ってきて、挙句こんな強引なことするとか何考えてんだ!?」
谷先輩の剣幕に女子たちがたじろぐ。
「いや、これは私らが失礼な態度取られたから…」
「黙れ。お前ら今後一切俺の後輩たちに近寄んなよ。わかったらさっさと教室戻れ!」
女子たちは「でも…」とまだ言い訳を続けようとするも、「行けよオラ!」と谷先輩に捲し立てられて渋々階段を降りてゆく。
谷先輩はそんな女子たちの背中をしばらく睨みつけ、姿が見えなくなると俺たちを振り返った。
「2人とも、俺のクラスのやつらがごめんな」
「いえ、谷先輩が来てくれてすごく助かりました。ありがとうございます」
そう言って頭を下げると、谷先輩は優しく微笑む。
「また何かあったらさっきみたいにすぐ連絡しろよ」
「はい。でも、谷先輩まで巻き込んでしまってすみません」
「いーんだよ、相澤先輩の後を継ぐならこんくらいできなきゃ。それに俺ら2年はお前らを守ろうって団結してるからさ、いつでも頼れ」
「ありがとうございます」
さすが俺を守ることが快感になっている人たちだ。
ついでに悠斗も守ってくれるらしい。よかったな。
隣で俺の手を握っている悠斗に目を向けると、その目はまっすぐ谷先輩を見つめていた。そして悠斗はぺこりと頭を下げると、「ありがとうございました」と礼を言った。
(悠斗って、人にお礼言えるんだ…)
谷先輩も驚いているようだ。悠斗に頭を下げられた谷先輩はしばし目を見開いた後、にっこりと微笑んで「おう!」と言い悠斗の肩をバシバシと叩く。
そして「じゃあな!」と軽く手を振り谷先輩は階段を下って行った。
その背中が見えなくなったのを確認し、悠斗に声をかける。
「行こ。次古典だから、ロッカーから資料集取ってこないと」
「あぁ」
悠斗の手を引いて教室に向かって歩く。
「あ、俺のスマホ返して。お前のお尻のポケットに入れたから」
「なんで?」
ふと思い出して後ろを振り返ってそう言うと、悠斗は不思議そうな顔をしながらもポケットから俺のスマホを取り出して手渡した。
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