26 / 72
第26話
しおりを挟む
「あ、悠斗。俺が泊まったこと川島たちには言うなよ」
金曜日の午後、部活のために悠斗と学校で向かっているときにふと思い出し、忠告する。
「なんで?」
「絶対羨ましがって自分も泊まりたいって言うだろ」
「俺んちには薫以外泊まらせねぇけど」
悠斗は冷たいことを言う。まぁあの2人が悠斗の意思を変えられるとも思えないが、めんどくさいやり取りが増えることは確かだ。2人のどちらかの家でお泊まり会が開催されることになるかもしれないし。
「とにかく面倒くさいことになるからダメ」
「わかった、言わない」
特に川島はこの夏に俺たちとやりたいことを山ほど考えていた。この話に食いつかないはずがない。
その川島の面倒くささを思い出すと悠斗も苦い顔をする。そもそも悠斗は2人だけの秘密というのをやたら好むから誰にも言わないと思うが、一応念押ししておかねば。
◆◇◆◇
蒸し暑い体育館の中に床とバッシュが擦れる音とボールがバウンドする音が鳴り響く。
毎日のように繰り返される練習に飽きてくるやつも出始める頃だ。3年生が引退し、ぐっと人数が少なくなった環境にしばらくは新鮮さを感じていたが、みんなもう慣れてきてしまったせいだ。
それにこの蒸し暑さにもやる気を削がれる。熱中症予防のためこまめに水分補給はしているものの、暑いというだけで気力も体力も持っていかれる。
それに世間は夏休み。部員たちの会話に耳を傾ければ「行きの電車でお出かけにはしゃぐ子どもがいた」「ねずみーランドのカチューシャつけてるやついた」と夏を楽しむ人々を羨む声が聞こえてくる。
大会で勝ち進んだ学校よりはかなり練習量は少ないため楽ではあるはずだが、むしろ目の前に大会という目標が無い状態がさらにやる気を低下させているのだろう。
そんな重い雰囲気の練習もそろそろ終わりに近付いてきたというタイミングで、顧問が青いクーラーボックス片手に体育館に入ってくる。
集合の合図で集まるとクーラーボックスの蓋が開かれ、そこにはアイスキャンディーの山が現れた。
「「ありがとうございますっ!!!」」
先程まで死にそうな顔で練習をこなしていた部員たちの目がキラキラと輝く。
「2年から順に取ってけー」
指示通り2年生が全員選び終わったのを確認してから俺たち1年もクーラーボックスに群がり1本ずつアイスを取ってゆく。
「お、佐野オレンジか。おそろじゃん」
「谷先輩」
谷先輩に声をかけられそのまま会話をする俺を悠斗はグレープ味のアイスを舐めながら見つめていたが、途中で川島に何か囁かれ向こうへ行ってしまった。
いつもなら川島に呼ばれたところで無視して俺のそばにいるのに珍しい。
「んで、もうそろ彼女の誕生日なんだけどプレゼント何がいいと思う?」
「さぁ?俺彼女いないんで」
「そう言わずにさ、なんかセンスありそうじゃん」
「無いですよ…」
普段と違う行動をとる悠斗が気になるが、谷先輩に謎の期待をかけられ動けなくなってしまった。
「やっぱアクセとか口紅とかかな?」
「谷先輩が彼女さんの好み把握してるならそれでいいと思いますよ」
「いや全然わかんねー」
わかんないのに身に付けるもんやろうとするな。
というか俺は谷先輩の彼女を知らないから本気で困る。しかし幸いなことに、「もう何が欲しいか聞いたらどうですか?」「遠慮しちまうだろうしなぁ」と答えが出ないまま話していれば部活の終了時刻となり、会話は中断されたまま解散となった。
(助かった)
そのままいつものように悠斗と川島村瀬と歩いて駅に向かう。俺が谷先輩と話している間3人でなにか話していたようだが、3人がその内容を俺に教える気配はない。
「さっき3人で何話してたの?」
直接聞くと川島と村瀬は明らかに動揺し、挙動不審な態度をとる。
「別に何も!超どーでもいい話」
「うん、そう。もう覚えてないくらいどうでもいい話」
どうでもいい話で悠斗が俺から離れるわけないだろ。こいつら何か企んでるな?
「ふーん、そっか」
俺が納得したように返せば2人はホッとした様子を見せる。なんだか仲間はずれにされたようで不愉快だ。
駅で川島と村瀬と別れ悠斗と2人きりになったタイミングで再び尋ねる。
「なにも」
「は?なんで隠すの」
問い詰めても悠斗はプイと顔をそらして口を割らない。
この3人が俺に悪意を持って隠し事をしている可能性は無いと思うが、悠斗にまで嘘をつかれたという事実がとにかく気に入らない。
「俺に隠し事するとか信じらんねぇ」
「薫だって俺に隠してることいっぱいあるだろ」
「は?」
そりゃあ、わざわざ言う必要が無くて誤魔化していることは沢山ある。だがそれはこいつらの様に何かを企んでやっているわけではない。
「お互い様だとでも?」
「まぁ、そうなるかな」
相変わらず悠斗は俺の目を見ずに答える。
普通に聞き出す方法が無理なら方向を変えるしかない。
「俺のこと嫌になった?」
「違う、そういうことじゃない。好きだよめっちゃ好き」
そう尋ねれば、悠斗は焦ったようにやっと俺の目を見た。
こんなメンヘラみたいな手段は自分でも気持ち悪いと思うが、この反応を見て悠斗には効果的だとわかる。
「じゃあなんで俺だけ仲間はずれにされるの?」
悠斗は言うか言わないかだいぶ迷っているようで、唇を噛みながら視線をさまよわせる。
(もう一押しだな)
一歩踏み出して体を近付け、つり革を掴んでいない方の悠斗の手に人差し指だけ軽く絡ませ顔を覗き込む。
「秘密にするから、教えてよ」
軽く息を吸い込んだ音が聞こえる。しばらく俺の目を見つめた後、悠斗はゆっくり口を開いた。
「明日の祭り、こっそり薫の後つけて相手が誰なのか見ようって」
「へぇ、まぁそんなことだろうと思った」
「んだよ、大して不安がってなかったのかよ」
俺の反応に悠斗は言ったことを後悔し始める。
しかし俺は大満足だ。そもそも隠し事の内容が気になっているわけじゃなく悠斗の口を割らせたかっただけだからな。
「まぁいいよ、好きなだけ俺の後つけなよ。知らないふりしといてやる」
「いいんだ」
「うん、ただし邪魔はするなよ」
「はいはい」
悠斗は適当に返事をして電車を降りる。
後をつけられながらのお祭りなんて我ながら変だと思うが、気付かれない距離を保ちながらあの人ごみのなか尾行するなんて不可能だろう。そこまで心配する必要は無い。
自分の部屋に戻ってから椅子に座り、スマホを開く。すると明日の相手から集合時間と場所についてのメッセージが届いていた。
それに返信を返してスマホを閉じる。
明日が楽しみだな。
金曜日の午後、部活のために悠斗と学校で向かっているときにふと思い出し、忠告する。
「なんで?」
「絶対羨ましがって自分も泊まりたいって言うだろ」
「俺んちには薫以外泊まらせねぇけど」
悠斗は冷たいことを言う。まぁあの2人が悠斗の意思を変えられるとも思えないが、めんどくさいやり取りが増えることは確かだ。2人のどちらかの家でお泊まり会が開催されることになるかもしれないし。
「とにかく面倒くさいことになるからダメ」
「わかった、言わない」
特に川島はこの夏に俺たちとやりたいことを山ほど考えていた。この話に食いつかないはずがない。
その川島の面倒くささを思い出すと悠斗も苦い顔をする。そもそも悠斗は2人だけの秘密というのをやたら好むから誰にも言わないと思うが、一応念押ししておかねば。
◆◇◆◇
蒸し暑い体育館の中に床とバッシュが擦れる音とボールがバウンドする音が鳴り響く。
毎日のように繰り返される練習に飽きてくるやつも出始める頃だ。3年生が引退し、ぐっと人数が少なくなった環境にしばらくは新鮮さを感じていたが、みんなもう慣れてきてしまったせいだ。
それにこの蒸し暑さにもやる気を削がれる。熱中症予防のためこまめに水分補給はしているものの、暑いというだけで気力も体力も持っていかれる。
それに世間は夏休み。部員たちの会話に耳を傾ければ「行きの電車でお出かけにはしゃぐ子どもがいた」「ねずみーランドのカチューシャつけてるやついた」と夏を楽しむ人々を羨む声が聞こえてくる。
大会で勝ち進んだ学校よりはかなり練習量は少ないため楽ではあるはずだが、むしろ目の前に大会という目標が無い状態がさらにやる気を低下させているのだろう。
そんな重い雰囲気の練習もそろそろ終わりに近付いてきたというタイミングで、顧問が青いクーラーボックス片手に体育館に入ってくる。
集合の合図で集まるとクーラーボックスの蓋が開かれ、そこにはアイスキャンディーの山が現れた。
「「ありがとうございますっ!!!」」
先程まで死にそうな顔で練習をこなしていた部員たちの目がキラキラと輝く。
「2年から順に取ってけー」
指示通り2年生が全員選び終わったのを確認してから俺たち1年もクーラーボックスに群がり1本ずつアイスを取ってゆく。
「お、佐野オレンジか。おそろじゃん」
「谷先輩」
谷先輩に声をかけられそのまま会話をする俺を悠斗はグレープ味のアイスを舐めながら見つめていたが、途中で川島に何か囁かれ向こうへ行ってしまった。
いつもなら川島に呼ばれたところで無視して俺のそばにいるのに珍しい。
「んで、もうそろ彼女の誕生日なんだけどプレゼント何がいいと思う?」
「さぁ?俺彼女いないんで」
「そう言わずにさ、なんかセンスありそうじゃん」
「無いですよ…」
普段と違う行動をとる悠斗が気になるが、谷先輩に謎の期待をかけられ動けなくなってしまった。
「やっぱアクセとか口紅とかかな?」
「谷先輩が彼女さんの好み把握してるならそれでいいと思いますよ」
「いや全然わかんねー」
わかんないのに身に付けるもんやろうとするな。
というか俺は谷先輩の彼女を知らないから本気で困る。しかし幸いなことに、「もう何が欲しいか聞いたらどうですか?」「遠慮しちまうだろうしなぁ」と答えが出ないまま話していれば部活の終了時刻となり、会話は中断されたまま解散となった。
(助かった)
そのままいつものように悠斗と川島村瀬と歩いて駅に向かう。俺が谷先輩と話している間3人でなにか話していたようだが、3人がその内容を俺に教える気配はない。
「さっき3人で何話してたの?」
直接聞くと川島と村瀬は明らかに動揺し、挙動不審な態度をとる。
「別に何も!超どーでもいい話」
「うん、そう。もう覚えてないくらいどうでもいい話」
どうでもいい話で悠斗が俺から離れるわけないだろ。こいつら何か企んでるな?
「ふーん、そっか」
俺が納得したように返せば2人はホッとした様子を見せる。なんだか仲間はずれにされたようで不愉快だ。
駅で川島と村瀬と別れ悠斗と2人きりになったタイミングで再び尋ねる。
「なにも」
「は?なんで隠すの」
問い詰めても悠斗はプイと顔をそらして口を割らない。
この3人が俺に悪意を持って隠し事をしている可能性は無いと思うが、悠斗にまで嘘をつかれたという事実がとにかく気に入らない。
「俺に隠し事するとか信じらんねぇ」
「薫だって俺に隠してることいっぱいあるだろ」
「は?」
そりゃあ、わざわざ言う必要が無くて誤魔化していることは沢山ある。だがそれはこいつらの様に何かを企んでやっているわけではない。
「お互い様だとでも?」
「まぁ、そうなるかな」
相変わらず悠斗は俺の目を見ずに答える。
普通に聞き出す方法が無理なら方向を変えるしかない。
「俺のこと嫌になった?」
「違う、そういうことじゃない。好きだよめっちゃ好き」
そう尋ねれば、悠斗は焦ったようにやっと俺の目を見た。
こんなメンヘラみたいな手段は自分でも気持ち悪いと思うが、この反応を見て悠斗には効果的だとわかる。
「じゃあなんで俺だけ仲間はずれにされるの?」
悠斗は言うか言わないかだいぶ迷っているようで、唇を噛みながら視線をさまよわせる。
(もう一押しだな)
一歩踏み出して体を近付け、つり革を掴んでいない方の悠斗の手に人差し指だけ軽く絡ませ顔を覗き込む。
「秘密にするから、教えてよ」
軽く息を吸い込んだ音が聞こえる。しばらく俺の目を見つめた後、悠斗はゆっくり口を開いた。
「明日の祭り、こっそり薫の後つけて相手が誰なのか見ようって」
「へぇ、まぁそんなことだろうと思った」
「んだよ、大して不安がってなかったのかよ」
俺の反応に悠斗は言ったことを後悔し始める。
しかし俺は大満足だ。そもそも隠し事の内容が気になっているわけじゃなく悠斗の口を割らせたかっただけだからな。
「まぁいいよ、好きなだけ俺の後つけなよ。知らないふりしといてやる」
「いいんだ」
「うん、ただし邪魔はするなよ」
「はいはい」
悠斗は適当に返事をして電車を降りる。
後をつけられながらのお祭りなんて我ながら変だと思うが、気付かれない距離を保ちながらあの人ごみのなか尾行するなんて不可能だろう。そこまで心配する必要は無い。
自分の部屋に戻ってから椅子に座り、スマホを開く。すると明日の相手から集合時間と場所についてのメッセージが届いていた。
それに返信を返してスマホを閉じる。
明日が楽しみだな。
10
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
【完結】俺とあの人の青い春
月城雪華
BL
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎると思っていた。
ぼんやりとした不信感を抱いていたある日、見知らぬ相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
けれど友人らと話しているうちに、心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで熱い雫が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
涙に濡れた瞳で見上げると、月曜日の朝──その数日前にも件の二人を見掛け、書籍を落としたのだがわざわざ教室まで届けてくれたのだ──にも会った、一学年上の大和(やまと)という男だった。
刺されて始まる恋もある
神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。
元カレ先輩に、もう一度恋をする。 ━━友だちからやり直すはずだった再会愛【BL】
毬村 緋紗子
BL
中学三年になる春。
俺は好きな人に嘘をついて別れた。
そして一年。
高校に入学後、校内で、その元カレと再会する。
遠くから見ているだけでいいと思っていたのに……。
先輩は言った。
「友だちに戻ろう」
まだ好きなのに。
忘れられないのに。
元恋人から始まる、再スタートの恋。
(登場人物)
渋沢 香名人 シブサワ カナト 高1
山名 貴仁 ヤマナ タカヒト 高3
表紙は、生成AIによる、自作です。 (替わるかもです。。)
前世で超有名だったBLゲーのモブに転生した
明瑠
BL
同性愛も異性愛も当たり前にある世界なのでチラチラとNLやGLも出てくる予定ですがBLメインのお話です
趣味に全振り
忙しい合間にちまちま書き進めていこうと思っています。たまに読み返しておかしな所があったらぼちぼち直していきます。
恋を知ってる青年と、まだ恋をした事がない彼らのお話
君の隣は
ゆい
BL
修学旅行での班分けで、隠キャな僕が席が隣というだけで、イケメンの班のメンバーに誘われた。人数合わせの為に。
その中でも圧倒的なオーラを放つ彼が、何故か僕を構ってくる。
なんの取り柄もない僕になんで?
またしても突発的な思いつきによる投稿です。楽しくお読みいただけたら嬉しいです。
久々(アルファポリスでは初)の現代BLです。言葉遣いが今の子達と違和感があるかと思いますが、限りなくスルーしていただけると有難いです。言葉遣いのおかしい箇所のご報告は有難いです。
今回もセリフが多めです。
誤字脱字等で文章を突然改稿するかもです。誤字脱字のご報告をいただけると有難いです。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
僕がサポーターになった理由
弥生 桜香
BL
この世界には能力というものが存在する
生きている人全員に何らかの力がある
「光」「闇」「火」「水」「地」「木」「風」「雷」「氷」などの能力(ちから)
でも、そんな能力にあふれる世界なのに僕ーー空野紫織(そらの しおり)は無属性だった
だけど、僕には支えがあった
そして、その支えによって、僕は彼を支えるサポーターを目指す
僕は弱い
弱いからこそ、ある力だけを駆使して僕は彼を支えたい
だから、頑張ろうと思う……
って、えっ?何でこんな事になる訳????
ちょっと、どういう事っ!
嘘だろうっ!
幕開けは高校生入学か幼き頃か
それとも前世か
僕自身も知らない、思いもよらない物語が始まった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる