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第28話(悠斗視点)
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部活中顧問から差し入れられたアイスキャンディーを食べる可愛い薫を眺めていたら、川島に薫のことで話があると呼び出された。
こいつらは薫が一緒にお祭りに行く相手がまだ気になっているようで、明日薫を尾行しようと提案された。
薫は中学からの付き合いの男友達だと言っていたが、川島いわく「美少女彼女を隠してるのかもしれない」だそうだ。
そうか、確かに薫は嘘が上手いからその可能性もある。薫は俺以外にはいつも嘘ついてるようなものだからな。
女の可能性が自分の中で浮上してきたことで、途端に不安になってくる。
どんなに仲のいい親友同士でも、ぽっと出の異性と恋に落ちればその親友は単なるサポート役になり、異性といる時間の方が長くなってゆく…そんな映画を山ほど見た。恋愛作品じゃなくてもそういう展開は多かったし、どの作品でもそれがハッピーエンドとして描かれていた。
俺としては、一番の座をぽっと出のやつに奪われた親友のバットエンドだと思うが、世の中では異性同士でくっ付くことこそが幸せと判断されるのだろう。
薫は社会的な評価を気にするタイプだから、自分の価値を高める女が現れたらそっちへ行ってしまうんじゃないだろうか。
男なら俺も戦うことができるが、女は違う。そもそも立ってる土俵が違うから戦うことすらできずに俺は負ける。
そして俺は映画の親友ポジションになって、薫の恋愛を応援しなきゃならない。薫の交友関係を邪魔しないと約束した手前、そうする道しか残されていないのだ。
そんな焦りと不安に駆られ、川島たちの提案に乗った。薫の彼女を確認したところで俺にはどうすることもできないのに、どうしても知らずにはいられない。
隠し事をしていると薫にバレて問い詰められたが、そうやって目を見つめて接近して触れられたら、俺が薫にとっての一番なんじゃないかと勘違いしてしまう。
頭が茹で上がり、思わず計画を話してしまった。
案外「そんなことだろうと思った」とあっさりとした反応をする薫は、邪魔しないことを条件に尾行を許してくれた。
ということは、本当に大したことないただの友だちなんだろうか。いや、彼女だとしても俺には何もできないとわかっているのかもしれない。
翌日、薫にもし彼女がいたらと悪い想像で頭をいっぱいにしてマンションのエントランスに立ちすくむ。
しばらくするとエスカレーターから薫が降りてきた。Tシャツにズボンというラフな格好で今日も可愛い。
わずかに言葉を交わし、その後すぐに薫は手を振って外へ行ってしまった。その背中を見送るのがとてつもなく辛い。
相手にバレないようにしばらくしてから俺も外に出て薫たちの姿を探す。
道の先にいた薫の隣を歩く人物は男だ。よかった、本当にただの友だちだったのか。まぁこの後別の人も合流するか否かでまだ不安は残るが、ひとまず安心だ。
そして薫たちが角を曲がった瞬間、相手の横顔が見えた。相澤大和、薫が慕っている元部長だ。
なんだか嫌な予感がして、急いで同じ方向へ向かい尾行を開始する。来ると言っていたはずの川島と村瀬がまだ来ていないが、あいつらはもうどうでもいい。
祭り会場に着くとあまりの人数ですぐに薫たちを見失ってしまった。
(くそ、邪魔くせぇ)
周りにいる人間全てが俺と薫を邪魔する敵のように思えてくる。
人混みの中薫たちを探しまわっていると、急に後ろから肩を掴まれた。
「おぉっ、清水じゃん!やっぱ先に来てたんだな」
振り向いた先にいたのは川島と村瀬だった。手にはチョコバナナを持って祭りを満喫している。
「チッ、お前らかよ」
「んだそれ合流できてよかっただろ。置いていきやがって」
「お前らが来なかったんだろ」
なんで肝心の薫は見つからずこいつらには会えるんだ。
「ごめん、もっと早く行く予定だったけど川島がトイレから出てこなくてさ」
「くそう〇こ野郎が」
「ひどすぎじゃね!?」
焦りと苛立ちを川島にぶつけると目を見開いて驚く。その後も「ひどいよな?」と村瀬に同調を求めるもあまり相手にされていない。
「ところで佐野くんは見た?」
「見失った」
「てことは相手は確認できたってこと!?」
「誰誰誰!どんな美少女!?」
二人は途端に興奮気味に俺に詰め寄ってくる。鬱陶しくて眉間にシワが寄る。
「相澤大和」
「え!相澤先輩!?」
「はぁぁぁ?んだよだったら俺ら誘ってくれてもよかったじゃん。なんで隠すわけ?」
「お前ら連れてきたら大和先輩に迷惑かかると思ったんだろ」
川島は「んだよそれー、確かにそうかもしんないけど」と嘆いて天を仰ぐ。
相手が大和先輩だと知った2人はもう興味を無くしたのか、かき氷やじゃがバターなどを次々と購入し、完全に祭りモードになってしまった。
「清水もなんか食えよ」
「現金ねぇから」
「はぁまったく。キャッシュレス派は風情をわかっておりませんな…ア、スミマセン」
村瀬を睨みつけていると川島がドヤ顔で財布を持って近付いてくる。
「仕方ねぇな、ここは俺がご馳走してやるよ」
「いらねぇよ」
川島は断っても「遠慮すんなって~」とどんどん屋台の列を進んでいきりんご飴を購入する。
「礼はいらねぇ、今度なんか奢って」
「お礼いるんじゃん…」
「かっっった。んだこれ」
川島から手渡されたりんご飴の硬さに驚愕する。しかしここにはフォークもナイフも無いので仕方なく歯でバリバリと噛み砕きなんとか食べ切る。
「えぇ、こわ…」
「顎強いんだな…」
その後も川島と村瀬はあちこちの屋台を巡り、俺はそれについて行きつつ薫を探した。川島と村瀬の手にはヨーヨーがいくつもぶら下がり、腕には空気を入れて膨らませる猿のおもちゃが抱きつき、頭には日曜の朝放送されているヒーローのお面がついている。
そこまでこの祭りを巡っても薫はなかなか見つけられない。
「なぁ、もうすぐ花火やるって!よく見えるとこ行こうぜ」
「花火!行こ行こ」
人々が一斉に同じ方向へ向かいだした頃、川島たちもその流れに乗って移動しようとする。
その時だった。人混みの向こうによく知る後ろ姿が見える。その正面に立っているのは大和先輩だ。少し距離があるが間違いない。
すると大和先輩は薫の顔の横に口を近付ける。
(は?ほっぺにキスしたのか?)
いや、さすがにこんな人混みでやられたら薫はもっと反応するだろう。しかし胸のザワつきは抑えられない。
2人に近付こうと人の流れに逆らえば、薫は大和先輩に手を引かれてどんどんと離れてゆく。
「おい清水、どこ行くんだよ?」
「もうすぐ花火始まるよ?」
花火を見にいこうとする川島と村瀬のことは無視して薫たちを追うも、やはり人の流れに逆らうのは難しい。人混みを抜けた時にはもうすっかり薫を見失ってしまっていた。
薫に連絡しようとスマホを開くも、邪魔をするなという言葉を思い出す。開いたキーボードは何も入力せずに閉じ、俺からの「おやすみ」が連なったトーク画面のまま電源ボタンを押してポケットにしまう。
(くそ…)
街頭と家の明かりが灯る暗い住宅街をふらふらと歩いていると、ドンッと大きな音がした。
花火が始まったのか。振り返れば美しい光景が広がっているのだろうが、俺は花火に背を向け暗い気持ちのまま家を目指して歩く。
どうせ薫は帰ってくるんだ。闇雲に探し回るよりも家で待った方がいい。
「あ、花火」
マンションの自室にたどり着き、視界に入った窓から小さく花火が見えた。どうやら最後の一発だったようで、それ以降はいくら待てども空は暗いままだった。
「終わったのか」
ベランダに出て夜風にあたる。そうすれば気持ちも紛れるような気がするし、帰ってきた薫が見えるかもしれない。
ベランダの手すりにもたれ掛かりしばらく下の道路を眺めていると、予想通り薫が現れた。隣には大和先輩もいる。
2人は何か言葉を交わし、そのまま別れていくのかと思って眺めていると、突然大和先輩が薫を抱きしめた。そして薫の腕が大和先輩の背中に回される。
それを見た瞬間頭が真っ白になり、ふらふらと玄関へ向かいほぼ無意識で下へ行くエレベーターに乗っていた。
どういうことだ?やっぱり大和先輩は薫のことが好きなのか?
薫も大和先輩のことは相当慕っているよな。大和先輩に薫が取られてしまうんだろうか。いや、もしかしてもう既に、ずっと前から大和先輩のものだったのかもしれない。
早く薫に会って真実を知りたい。だが一方で知るのが怖くもある。このまま何も知らずに、今までのようにそばにいさせて貰えたらそれが一番いいんじゃないか?知ったら捨てられるかも。
そんなことをぐるぐる考えていると、エレベーターは1階に到着し扉が開く。
その先には薫が少し驚いた表情を浮かべて立っていた。
こいつらは薫が一緒にお祭りに行く相手がまだ気になっているようで、明日薫を尾行しようと提案された。
薫は中学からの付き合いの男友達だと言っていたが、川島いわく「美少女彼女を隠してるのかもしれない」だそうだ。
そうか、確かに薫は嘘が上手いからその可能性もある。薫は俺以外にはいつも嘘ついてるようなものだからな。
女の可能性が自分の中で浮上してきたことで、途端に不安になってくる。
どんなに仲のいい親友同士でも、ぽっと出の異性と恋に落ちればその親友は単なるサポート役になり、異性といる時間の方が長くなってゆく…そんな映画を山ほど見た。恋愛作品じゃなくてもそういう展開は多かったし、どの作品でもそれがハッピーエンドとして描かれていた。
俺としては、一番の座をぽっと出のやつに奪われた親友のバットエンドだと思うが、世の中では異性同士でくっ付くことこそが幸せと判断されるのだろう。
薫は社会的な評価を気にするタイプだから、自分の価値を高める女が現れたらそっちへ行ってしまうんじゃないだろうか。
男なら俺も戦うことができるが、女は違う。そもそも立ってる土俵が違うから戦うことすらできずに俺は負ける。
そして俺は映画の親友ポジションになって、薫の恋愛を応援しなきゃならない。薫の交友関係を邪魔しないと約束した手前、そうする道しか残されていないのだ。
そんな焦りと不安に駆られ、川島たちの提案に乗った。薫の彼女を確認したところで俺にはどうすることもできないのに、どうしても知らずにはいられない。
隠し事をしていると薫にバレて問い詰められたが、そうやって目を見つめて接近して触れられたら、俺が薫にとっての一番なんじゃないかと勘違いしてしまう。
頭が茹で上がり、思わず計画を話してしまった。
案外「そんなことだろうと思った」とあっさりとした反応をする薫は、邪魔しないことを条件に尾行を許してくれた。
ということは、本当に大したことないただの友だちなんだろうか。いや、彼女だとしても俺には何もできないとわかっているのかもしれない。
翌日、薫にもし彼女がいたらと悪い想像で頭をいっぱいにしてマンションのエントランスに立ちすくむ。
しばらくするとエスカレーターから薫が降りてきた。Tシャツにズボンというラフな格好で今日も可愛い。
わずかに言葉を交わし、その後すぐに薫は手を振って外へ行ってしまった。その背中を見送るのがとてつもなく辛い。
相手にバレないようにしばらくしてから俺も外に出て薫たちの姿を探す。
道の先にいた薫の隣を歩く人物は男だ。よかった、本当にただの友だちだったのか。まぁこの後別の人も合流するか否かでまだ不安は残るが、ひとまず安心だ。
そして薫たちが角を曲がった瞬間、相手の横顔が見えた。相澤大和、薫が慕っている元部長だ。
なんだか嫌な予感がして、急いで同じ方向へ向かい尾行を開始する。来ると言っていたはずの川島と村瀬がまだ来ていないが、あいつらはもうどうでもいい。
祭り会場に着くとあまりの人数ですぐに薫たちを見失ってしまった。
(くそ、邪魔くせぇ)
周りにいる人間全てが俺と薫を邪魔する敵のように思えてくる。
人混みの中薫たちを探しまわっていると、急に後ろから肩を掴まれた。
「おぉっ、清水じゃん!やっぱ先に来てたんだな」
振り向いた先にいたのは川島と村瀬だった。手にはチョコバナナを持って祭りを満喫している。
「チッ、お前らかよ」
「んだそれ合流できてよかっただろ。置いていきやがって」
「お前らが来なかったんだろ」
なんで肝心の薫は見つからずこいつらには会えるんだ。
「ごめん、もっと早く行く予定だったけど川島がトイレから出てこなくてさ」
「くそう〇こ野郎が」
「ひどすぎじゃね!?」
焦りと苛立ちを川島にぶつけると目を見開いて驚く。その後も「ひどいよな?」と村瀬に同調を求めるもあまり相手にされていない。
「ところで佐野くんは見た?」
「見失った」
「てことは相手は確認できたってこと!?」
「誰誰誰!どんな美少女!?」
二人は途端に興奮気味に俺に詰め寄ってくる。鬱陶しくて眉間にシワが寄る。
「相澤大和」
「え!相澤先輩!?」
「はぁぁぁ?んだよだったら俺ら誘ってくれてもよかったじゃん。なんで隠すわけ?」
「お前ら連れてきたら大和先輩に迷惑かかると思ったんだろ」
川島は「んだよそれー、確かにそうかもしんないけど」と嘆いて天を仰ぐ。
相手が大和先輩だと知った2人はもう興味を無くしたのか、かき氷やじゃがバターなどを次々と購入し、完全に祭りモードになってしまった。
「清水もなんか食えよ」
「現金ねぇから」
「はぁまったく。キャッシュレス派は風情をわかっておりませんな…ア、スミマセン」
村瀬を睨みつけていると川島がドヤ顔で財布を持って近付いてくる。
「仕方ねぇな、ここは俺がご馳走してやるよ」
「いらねぇよ」
川島は断っても「遠慮すんなって~」とどんどん屋台の列を進んでいきりんご飴を購入する。
「礼はいらねぇ、今度なんか奢って」
「お礼いるんじゃん…」
「かっっった。んだこれ」
川島から手渡されたりんご飴の硬さに驚愕する。しかしここにはフォークもナイフも無いので仕方なく歯でバリバリと噛み砕きなんとか食べ切る。
「えぇ、こわ…」
「顎強いんだな…」
その後も川島と村瀬はあちこちの屋台を巡り、俺はそれについて行きつつ薫を探した。川島と村瀬の手にはヨーヨーがいくつもぶら下がり、腕には空気を入れて膨らませる猿のおもちゃが抱きつき、頭には日曜の朝放送されているヒーローのお面がついている。
そこまでこの祭りを巡っても薫はなかなか見つけられない。
「なぁ、もうすぐ花火やるって!よく見えるとこ行こうぜ」
「花火!行こ行こ」
人々が一斉に同じ方向へ向かいだした頃、川島たちもその流れに乗って移動しようとする。
その時だった。人混みの向こうによく知る後ろ姿が見える。その正面に立っているのは大和先輩だ。少し距離があるが間違いない。
すると大和先輩は薫の顔の横に口を近付ける。
(は?ほっぺにキスしたのか?)
いや、さすがにこんな人混みでやられたら薫はもっと反応するだろう。しかし胸のザワつきは抑えられない。
2人に近付こうと人の流れに逆らえば、薫は大和先輩に手を引かれてどんどんと離れてゆく。
「おい清水、どこ行くんだよ?」
「もうすぐ花火始まるよ?」
花火を見にいこうとする川島と村瀬のことは無視して薫たちを追うも、やはり人の流れに逆らうのは難しい。人混みを抜けた時にはもうすっかり薫を見失ってしまっていた。
薫に連絡しようとスマホを開くも、邪魔をするなという言葉を思い出す。開いたキーボードは何も入力せずに閉じ、俺からの「おやすみ」が連なったトーク画面のまま電源ボタンを押してポケットにしまう。
(くそ…)
街頭と家の明かりが灯る暗い住宅街をふらふらと歩いていると、ドンッと大きな音がした。
花火が始まったのか。振り返れば美しい光景が広がっているのだろうが、俺は花火に背を向け暗い気持ちのまま家を目指して歩く。
どうせ薫は帰ってくるんだ。闇雲に探し回るよりも家で待った方がいい。
「あ、花火」
マンションの自室にたどり着き、視界に入った窓から小さく花火が見えた。どうやら最後の一発だったようで、それ以降はいくら待てども空は暗いままだった。
「終わったのか」
ベランダに出て夜風にあたる。そうすれば気持ちも紛れるような気がするし、帰ってきた薫が見えるかもしれない。
ベランダの手すりにもたれ掛かりしばらく下の道路を眺めていると、予想通り薫が現れた。隣には大和先輩もいる。
2人は何か言葉を交わし、そのまま別れていくのかと思って眺めていると、突然大和先輩が薫を抱きしめた。そして薫の腕が大和先輩の背中に回される。
それを見た瞬間頭が真っ白になり、ふらふらと玄関へ向かいほぼ無意識で下へ行くエレベーターに乗っていた。
どういうことだ?やっぱり大和先輩は薫のことが好きなのか?
薫も大和先輩のことは相当慕っているよな。大和先輩に薫が取られてしまうんだろうか。いや、もしかしてもう既に、ずっと前から大和先輩のものだったのかもしれない。
早く薫に会って真実を知りたい。だが一方で知るのが怖くもある。このまま何も知らずに、今までのようにそばにいさせて貰えたらそれが一番いいんじゃないか?知ったら捨てられるかも。
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