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第51話
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「はぁぁぁ…」
扉の前で深いため息をつく。
右手にケーキの箱を持って悠斗の家の前にやって来たが、もし悠斗が怒っていたらどうしようと怖くてなかなかインターホンが押せない。
(いや、もうお見舞いのケーキだって買ったし、これ持って家帰っても母さんに変な目で見られるだろ)
意を決してインターホンを押そうと人差し指を出すも、やっぱり直前で怖くなるのを何度か繰り返している。
そして扉の目の前で下を向いて動けずにいると、突然ゴンッと鈍い音とともに頭頂部に痛みが走る。
「痛っった!」
「あ、ごめん」
痛みによろけながら顔を上げ目の前を見ると、そこには俺と同じように左腕に三角巾を巻いた悠斗がいた。
「なんか薫がいる気がして、開けちゃった」
「今日は勘が冴えてるね…」
悠斗は頭をぶつけた俺を心配そうに見つつも、その目には愛しさが溢れている。
その優しい目を見れば、俺の先程までの心配は全く必要のないものだとわかる。
悠斗に促されるまま部屋に入り、ダイニングテーブルの上にケーキを広げて席に着く。
「これで痛いとこ冷やしとけよ」
「ん、ありがと」
悠斗はケーキについていた保冷剤を俺の頭に乗せる。そんな自分の滑稽な姿に笑いが込み上げてくる。
「一緒に食おうぜ」
そう言って悠斗はフォークを2本用意する。
「前に悠斗がやってくれたみたいに今度は俺が食べさせてやりたいけど、同じ怪我してるんだよなぁ」
「互いに食べさせ合えばいいじゃん」
「ははっ、バカップルかよ」
「違ぇの?はい、あーん」
悠斗に差し出されるままフォークに乗ったチョコケーキに食らいつけば、口いっぱいに甘さとほろ苦さが広がる。
お返しに今度は俺がフォークを差し出せば、悠斗はひどく幸せそうな顔をしながらケーキを頬張る。
「殴り合いで骨折って、相当だね」
「いや、これは階段から落ちる時角に思っきし当たっただけ」
「痛そ。てかその時点で折れてたんなら大輝殴るのやめなよ」
「やめられるかよ」
悠斗はあの時のことを思い出したようで憎しみを込めてケーキにフォークを突き刺し、それを俺に差し出す。フォークに乗ったケーキは先程までのものより大きく、俺は口を大きく開けてかぶりつくはめになった。
「でもありがとね。あの時悠斗が来てくれなかったら結構やばかったかも」
「怪我人相手にありえねぇってあいつまじで…」
悠斗はチョコケーキを頬張りながら大輝への文句を垂らす。
(悠斗が来る前に何してたか知ったらどう思うかな…)
悠斗は完全に大輝が悪いと思っているようだが、具体的に俺が何をされたかは知らないだろう。それに、逆上されることなど恐れず全力で抵抗していればこんなことにはならなかったように思える。
(唇を奪われ素肌に触れられた時点で充分悠人に対する裏切りなんじゃないだろうか)
そう思うと伝えるのが一層怖くなる。しかし隠したままというのも不誠実に思えて気が引ける。
「俺のことも殴っていいよ」
「は?やだよ」
罪悪感からそんな提案をすれば、悠斗に即座に拒否される。
どう思われるのか怖くてたまらないが、やはり隠すよりも正直に言って殴られた方がましだ。そう思って勇気を振り絞り悠斗に語り始める。
「俺さ、服の中に手入れられて色んなとこ触られた。あとキスされた…ごめん、だから殴っていいよ」
そう言って恐る恐る悠斗を見ると、最後の一口のケーキを俺に差し出して「ん、食って」とだけ言う。口を開いて言われた通りケーキを食べ終えると、腕を引っ張られ洗面所へと連れていかれる。
そうして悠斗が手に取ったのは、だいぶ前に悠斗が用意した俺用の歯ブラシだ。それを濡らして歯磨き粉をつけ、俺と向かい合わせに立つ。
「あーってして」
「あー……ア"ッ?!」
悠斗は俺の口に歯ブラシを突っ込みそのままシャカシャカと磨き始める。
「待っへ、自分でできう」
俺は悠斗の右腕をバシバシと叩きながら抵抗するが、一向にやめてもらえる気配は無い。
というか大輝に舌は入れられていないから歯磨きをしたところで無意味なんだが…そんなことも伝えられず、俺はただただ歯を磨かれる。
思わず唾液とともに歯磨き粉を飲み込んでしまったところでようやく悠斗が歯ブラシを引き抜いてくれた。
すぐさま水道で口をゆすいで文句を言おうと振り返ると、そこでは悠斗が普通に歯を磨いていた。
「なんで俺の歯ブラシでそのまま磨いてんの?!」
「しょっちゅうキスしてんらから問題ねーだろ」
「それはそうだけど、気持ち悪い」
すると悠斗はガーンという音が聞こえてきそうなほどショックを受けた顔をする。
そうして悠斗は口をゆすぎ歯ブラシも洗った後、意気消沈といった感じで俺に謝る。
「ごめん、もうしない。歯ブラシも新しいのに変える」
「いや、ごめん。別にそこまでじゃ…俺潔癖ってわけじゃないし。ただ普通にキモいなって」
まずい、慰めたいのにもっと悠斗にショックを与えてしまった。
悠斗はもう力なく床に座り込み、壁にもたれかかってうなだれている。俺は正面に一緒にしゃがみこんで必死に悠斗を慰め続けるも、悠斗は落ち込む一方だ。
「俺はさ、薫の菌も食べカスも全部愛しいよ。薫の全てを身体の中に取り込みたい」
「ごめん…キモいよ」
「うぅ…」
「ごめんって」
いや、大輝に触られて申し訳ないって話からなんでこうなるんだ。こんなやり取りをしていると、なんだか俺の悩みがバカバカしく感じてくる。
「前から思ってたけど悠斗って変態だよね」
「嫌いになった?」
「いいや、好きに決まってんじゃん」
そう言うと悠斗はパッと顔を上げ、もの欲しげな顔で見つめてくる。
その要求を叶えるため、身体を少し前に倒して唇を重ねる。するとすぐに互いに口をわずかに開き、舌が絡み合う。
もっと欲しいという気持ちが高まったところで、顔を離して熱くなった呼吸を整える。
「俺に早く怪我治せって言ってたのに、期間伸びちゃったね」
「んー、マジで速攻で治す」
はははっと笑っていた俺だが、ここであることを思い出した。
「あ、今言うの申し訳ないんだけどさ…悠斗が怪我したこと言ったら、母さんが夕飯うちで食べろって」
「はっ、今から?!俺もうこの後シコる気満々だったんだけど!」
「んなストレートに言うなよお前…」
あまりに正直な悠斗のせいで俺の顔が真っ赤になる。
「やめにしてもいいけど、どうする?」
「行く!!!」
こうして俺たちはバタバタと部屋を出て、何事も無かったかのように涼しい顔をしながら母の手料理を一緒に食べたのだった。
扉の前で深いため息をつく。
右手にケーキの箱を持って悠斗の家の前にやって来たが、もし悠斗が怒っていたらどうしようと怖くてなかなかインターホンが押せない。
(いや、もうお見舞いのケーキだって買ったし、これ持って家帰っても母さんに変な目で見られるだろ)
意を決してインターホンを押そうと人差し指を出すも、やっぱり直前で怖くなるのを何度か繰り返している。
そして扉の目の前で下を向いて動けずにいると、突然ゴンッと鈍い音とともに頭頂部に痛みが走る。
「痛っった!」
「あ、ごめん」
痛みによろけながら顔を上げ目の前を見ると、そこには俺と同じように左腕に三角巾を巻いた悠斗がいた。
「なんか薫がいる気がして、開けちゃった」
「今日は勘が冴えてるね…」
悠斗は頭をぶつけた俺を心配そうに見つつも、その目には愛しさが溢れている。
その優しい目を見れば、俺の先程までの心配は全く必要のないものだとわかる。
悠斗に促されるまま部屋に入り、ダイニングテーブルの上にケーキを広げて席に着く。
「これで痛いとこ冷やしとけよ」
「ん、ありがと」
悠斗はケーキについていた保冷剤を俺の頭に乗せる。そんな自分の滑稽な姿に笑いが込み上げてくる。
「一緒に食おうぜ」
そう言って悠斗はフォークを2本用意する。
「前に悠斗がやってくれたみたいに今度は俺が食べさせてやりたいけど、同じ怪我してるんだよなぁ」
「互いに食べさせ合えばいいじゃん」
「ははっ、バカップルかよ」
「違ぇの?はい、あーん」
悠斗に差し出されるままフォークに乗ったチョコケーキに食らいつけば、口いっぱいに甘さとほろ苦さが広がる。
お返しに今度は俺がフォークを差し出せば、悠斗はひどく幸せそうな顔をしながらケーキを頬張る。
「殴り合いで骨折って、相当だね」
「いや、これは階段から落ちる時角に思っきし当たっただけ」
「痛そ。てかその時点で折れてたんなら大輝殴るのやめなよ」
「やめられるかよ」
悠斗はあの時のことを思い出したようで憎しみを込めてケーキにフォークを突き刺し、それを俺に差し出す。フォークに乗ったケーキは先程までのものより大きく、俺は口を大きく開けてかぶりつくはめになった。
「でもありがとね。あの時悠斗が来てくれなかったら結構やばかったかも」
「怪我人相手にありえねぇってあいつまじで…」
悠斗はチョコケーキを頬張りながら大輝への文句を垂らす。
(悠斗が来る前に何してたか知ったらどう思うかな…)
悠斗は完全に大輝が悪いと思っているようだが、具体的に俺が何をされたかは知らないだろう。それに、逆上されることなど恐れず全力で抵抗していればこんなことにはならなかったように思える。
(唇を奪われ素肌に触れられた時点で充分悠人に対する裏切りなんじゃないだろうか)
そう思うと伝えるのが一層怖くなる。しかし隠したままというのも不誠実に思えて気が引ける。
「俺のことも殴っていいよ」
「は?やだよ」
罪悪感からそんな提案をすれば、悠斗に即座に拒否される。
どう思われるのか怖くてたまらないが、やはり隠すよりも正直に言って殴られた方がましだ。そう思って勇気を振り絞り悠斗に語り始める。
「俺さ、服の中に手入れられて色んなとこ触られた。あとキスされた…ごめん、だから殴っていいよ」
そう言って恐る恐る悠斗を見ると、最後の一口のケーキを俺に差し出して「ん、食って」とだけ言う。口を開いて言われた通りケーキを食べ終えると、腕を引っ張られ洗面所へと連れていかれる。
そうして悠斗が手に取ったのは、だいぶ前に悠斗が用意した俺用の歯ブラシだ。それを濡らして歯磨き粉をつけ、俺と向かい合わせに立つ。
「あーってして」
「あー……ア"ッ?!」
悠斗は俺の口に歯ブラシを突っ込みそのままシャカシャカと磨き始める。
「待っへ、自分でできう」
俺は悠斗の右腕をバシバシと叩きながら抵抗するが、一向にやめてもらえる気配は無い。
というか大輝に舌は入れられていないから歯磨きをしたところで無意味なんだが…そんなことも伝えられず、俺はただただ歯を磨かれる。
思わず唾液とともに歯磨き粉を飲み込んでしまったところでようやく悠斗が歯ブラシを引き抜いてくれた。
すぐさま水道で口をゆすいで文句を言おうと振り返ると、そこでは悠斗が普通に歯を磨いていた。
「なんで俺の歯ブラシでそのまま磨いてんの?!」
「しょっちゅうキスしてんらから問題ねーだろ」
「それはそうだけど、気持ち悪い」
すると悠斗はガーンという音が聞こえてきそうなほどショックを受けた顔をする。
そうして悠斗は口をゆすぎ歯ブラシも洗った後、意気消沈といった感じで俺に謝る。
「ごめん、もうしない。歯ブラシも新しいのに変える」
「いや、ごめん。別にそこまでじゃ…俺潔癖ってわけじゃないし。ただ普通にキモいなって」
まずい、慰めたいのにもっと悠斗にショックを与えてしまった。
悠斗はもう力なく床に座り込み、壁にもたれかかってうなだれている。俺は正面に一緒にしゃがみこんで必死に悠斗を慰め続けるも、悠斗は落ち込む一方だ。
「俺はさ、薫の菌も食べカスも全部愛しいよ。薫の全てを身体の中に取り込みたい」
「ごめん…キモいよ」
「うぅ…」
「ごめんって」
いや、大輝に触られて申し訳ないって話からなんでこうなるんだ。こんなやり取りをしていると、なんだか俺の悩みがバカバカしく感じてくる。
「前から思ってたけど悠斗って変態だよね」
「嫌いになった?」
「いいや、好きに決まってんじゃん」
そう言うと悠斗はパッと顔を上げ、もの欲しげな顔で見つめてくる。
その要求を叶えるため、身体を少し前に倒して唇を重ねる。するとすぐに互いに口をわずかに開き、舌が絡み合う。
もっと欲しいという気持ちが高まったところで、顔を離して熱くなった呼吸を整える。
「俺に早く怪我治せって言ってたのに、期間伸びちゃったね」
「んー、マジで速攻で治す」
はははっと笑っていた俺だが、ここであることを思い出した。
「あ、今言うの申し訳ないんだけどさ…悠斗が怪我したこと言ったら、母さんが夕飯うちで食べろって」
「はっ、今から?!俺もうこの後シコる気満々だったんだけど!」
「んなストレートに言うなよお前…」
あまりに正直な悠斗のせいで俺の顔が真っ赤になる。
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