54 / 72
第54話
しおりを挟む
「っはー、薫ぅぅぅ」
「はいはい、いつまでくっついてんだよ」
悠斗は俺に抱きつきながら頭や首すじに顔を埋めて匂いを嗅いでいる。
ギプスが外れたのがよほど嬉しいのだろう。さっきからずっと両腕で俺をきつく抱きしめている。
思えば悠斗は早く骨をくっつけようと非常によく頑張っていた。骨にはカルシウムだと言って牛乳をよく飲んでいたし、間食として煮干しもボリボリ食べていた。さらにネットで調べたのか色んなビタミンを摂取したり…俺のギプスが外れてからはそういった行動がさらに加速した。
(まぁ不便だったもんな)
そんなことを考えていると、悠斗がぐっと体重をかけてきたためソファーに押し倒されてしまった。仰向けに倒れた俺を、悠斗はギラついた目で見つめてくる。
そして上から降ってくるキスの嵐を黙って受け止めていると、次第に悠斗の手つきが怪しくなる。というか確実に俺を脱がそうとしている。
「ちょちょ、なにしてんの」
悠斗の手を抑えながら尋ねると、悠斗はきょとんとした顔をする。
「なにって…怪我治って、今夏休みで、明日も部活無くて、俺の家にいる。やることは1つしかないだろ?」
「いや、そんなこと無いと思うよ?夏休みなんてやることいっぱいあるでしょ」
そう言うと悠斗は満面の笑みを浮かべ、再びキスを落としてくる。
「そうだな。いっぱいヤりたい」
「ねぇそれどういう意味で言ってる?」
そう尋ねても俺を触りながらキスをするのに夢中な悠斗は答えてくれない。
まぁ俺も男だから意味くらいわかってはいる。それに俺も期待させるようなことを言っていたからこうなるのは当然だ。
これまで「怪我が治るまでは」なんて言っていたが、あの時は俺も盛り上がっていたし、具体的にどんなことをするのか想像もせずただただ雰囲気にまかせて喋っていた。だから悠斗は今俺に止められる理由がわからないのだろう。
いずれこうなるだろうと予想していた俺は、自分のギプスが外れた段階である程度覚悟を決めようとしていた。
しかし俺には男同士の交際の知識など全く無かったため、少し調べてみることにしたのだ。
(でも検索して生々しい画像とか出てきたら嫌だしな…)
生身の人間の行為を見るのはハードルが高いと感じた俺は、絵なら大丈夫だろうと漫画を見てみることにした。
(え、無理…)
それが率直な感想だった。
あんなの恥ずかしすぎるし、そもそも人体の構造として実現可能なのか?世の同性カップルは本当にみんなあんなことしてるのか?
(ていうか俺と悠斗、どっちがどっち?)
身体の負担が少ない方は明らかに男役の方だが、悠斗が女役をやるイメージが湧かない。
となると自然と役割は決まるわけだが…スマホの画面に写る漫画を俺と悠斗に置き換えてイメージした途端、一気に顔が赤くなった。
上にのしかかる悠斗の手を抑えながら、俺は必死に声を上げる。
「思ったんだけどさ、そういうのって未成年の内はよくないんじゃないかな!」
すると悠斗はぴたりと動きを止め、悲しそうな表情で俺を見てくる。
「俺とは嫌ってこと?」
「そういうわけじゃなくて…そういうのって大人がするものだし、まだ心の準備ができてないっていうか」
俺がごにょごにょと言い訳をしていると、悠斗は体を起こし、腕を引っ張って俺のことも起こしてくれた。
「まぁ、薫に無理させたくねぇし、待つよ。18になったらいいってこと?」
「わかんない。来年は受験だし…」
やっぱり性欲を満たせない恋人なんて必要無いんだろうか。
俺は悠斗の反応が怖くて俯いてしまう。
「ま、いつまででも待つよ。怪我してたおかげで俺めっちゃ想像力豊かになったし、余裕」
「ありがと」
一体何を想像してたんだか…
しかし悠斗が軽く言ってくれたおかげで俺の不安も解消された。
抱き合ったりキスしたり…付き合う前と全く変わっていないが、それでもあの頃より心は満たされている。これからもずっとこうして穏やかに満たし合えればそれでいい。
「ていうかさ、薫は大学どこ狙ってんの?」
気まずいやり取りを終えソファーの上で2人くっ付いていると、悠斗が進路についての話題を振ってきた。
「んー、K大かS大かで迷ってるんだよね。叔父さんと父さんがS大出身だから、身内にはそっち推されてるんだけど」
実を言うと俺はずっと昔からこの2つの大学を狙って勉強してきた。俺の人生設計には高い学歴が不可欠だとずっと考えてきたが、卒業の難易度的にも世間体的にもこの2つのどちらかが最適だという結論に至った。
「じゃあ俺もそこ受ける」
俺の返答を聞き即座に決めてしまう悠斗に驚く。俺が長い間かけて考えた選択を悠斗はこの一瞬であっさりと決めてしまった。
正直俺も同じ大学に通えたらと思ってはいるが、そんな風に進路を決めて大丈夫なのか?
「いや…自分の成績とか学びたい内容とか、就きたい職業で決めなきゃ」
「俺の夢は薫とずっと一緒にいること。それ以外無い。成績も、頑張れば大丈夫」
そう断言する悠斗に俺は何も言い返せなくなってしまった。
まぁ、確かに悠斗は将来のこととか普段からあんまり考えてなさそうだし、K大かS大なら悠斗の将来にもプラスになるだろうからむしろ俺について行った方が良いのかもしれない。
「オープンキャンパス一緒に行こっか」
「わかった。デートだな」
「いや真面目に考えなよ?」
俺と同じ進路に進みたいと思ってくれているのは嬉しいが、悠斗の浮かれ具合に少々不安も募る。
(いや、悠斗の心配してる場合じゃないか。俺ももっと勉強頑張らないと)
これで俺だけ不合格なんてことになったら悲惨すぎる。
まだ受験まで一年以上あるが、これから文化祭に修学旅行、体育祭に球技祭とイベントは目白押しだ。うかうかしていたらすぐに時間は無くなってしまう。しかし高校生活を満喫できるのも今年が最後のチャンスだ。これからの色んなイベントを悠斗と心から楽しみたい。
(忙しくなるなぁ)
そんなことを考えながら悠斗をじっと見つめると、嬉しそうな顔で俺を見つめ返してくる。
こんなのんきな顔してて大丈夫なのか?と思うが、その表情がひどく愛おしく感じる。
愛しさに胸がいっぱいになり、俺の方から唇にキスをすると、すぐさまキツい抱擁と深いキスが帰ってくる。
徐々に暗くなってゆく室内で電気もつけずにただ2人で抱き合いキスをしていると、突然重低音が鳴り響いた。
「花火だ」
2人とも吸い寄せられるようにベランダに出て行き、手すりに寄りかかって空を見上げる。
「綺麗だね」
「あぁ。今年は一緒に見れた」
俺たちは手すりの下で手を繋ぎながら、空を彩る色とりどりの光を見つめ続けた。
「はいはい、いつまでくっついてんだよ」
悠斗は俺に抱きつきながら頭や首すじに顔を埋めて匂いを嗅いでいる。
ギプスが外れたのがよほど嬉しいのだろう。さっきからずっと両腕で俺をきつく抱きしめている。
思えば悠斗は早く骨をくっつけようと非常によく頑張っていた。骨にはカルシウムだと言って牛乳をよく飲んでいたし、間食として煮干しもボリボリ食べていた。さらにネットで調べたのか色んなビタミンを摂取したり…俺のギプスが外れてからはそういった行動がさらに加速した。
(まぁ不便だったもんな)
そんなことを考えていると、悠斗がぐっと体重をかけてきたためソファーに押し倒されてしまった。仰向けに倒れた俺を、悠斗はギラついた目で見つめてくる。
そして上から降ってくるキスの嵐を黙って受け止めていると、次第に悠斗の手つきが怪しくなる。というか確実に俺を脱がそうとしている。
「ちょちょ、なにしてんの」
悠斗の手を抑えながら尋ねると、悠斗はきょとんとした顔をする。
「なにって…怪我治って、今夏休みで、明日も部活無くて、俺の家にいる。やることは1つしかないだろ?」
「いや、そんなこと無いと思うよ?夏休みなんてやることいっぱいあるでしょ」
そう言うと悠斗は満面の笑みを浮かべ、再びキスを落としてくる。
「そうだな。いっぱいヤりたい」
「ねぇそれどういう意味で言ってる?」
そう尋ねても俺を触りながらキスをするのに夢中な悠斗は答えてくれない。
まぁ俺も男だから意味くらいわかってはいる。それに俺も期待させるようなことを言っていたからこうなるのは当然だ。
これまで「怪我が治るまでは」なんて言っていたが、あの時は俺も盛り上がっていたし、具体的にどんなことをするのか想像もせずただただ雰囲気にまかせて喋っていた。だから悠斗は今俺に止められる理由がわからないのだろう。
いずれこうなるだろうと予想していた俺は、自分のギプスが外れた段階である程度覚悟を決めようとしていた。
しかし俺には男同士の交際の知識など全く無かったため、少し調べてみることにしたのだ。
(でも検索して生々しい画像とか出てきたら嫌だしな…)
生身の人間の行為を見るのはハードルが高いと感じた俺は、絵なら大丈夫だろうと漫画を見てみることにした。
(え、無理…)
それが率直な感想だった。
あんなの恥ずかしすぎるし、そもそも人体の構造として実現可能なのか?世の同性カップルは本当にみんなあんなことしてるのか?
(ていうか俺と悠斗、どっちがどっち?)
身体の負担が少ない方は明らかに男役の方だが、悠斗が女役をやるイメージが湧かない。
となると自然と役割は決まるわけだが…スマホの画面に写る漫画を俺と悠斗に置き換えてイメージした途端、一気に顔が赤くなった。
上にのしかかる悠斗の手を抑えながら、俺は必死に声を上げる。
「思ったんだけどさ、そういうのって未成年の内はよくないんじゃないかな!」
すると悠斗はぴたりと動きを止め、悲しそうな表情で俺を見てくる。
「俺とは嫌ってこと?」
「そういうわけじゃなくて…そういうのって大人がするものだし、まだ心の準備ができてないっていうか」
俺がごにょごにょと言い訳をしていると、悠斗は体を起こし、腕を引っ張って俺のことも起こしてくれた。
「まぁ、薫に無理させたくねぇし、待つよ。18になったらいいってこと?」
「わかんない。来年は受験だし…」
やっぱり性欲を満たせない恋人なんて必要無いんだろうか。
俺は悠斗の反応が怖くて俯いてしまう。
「ま、いつまででも待つよ。怪我してたおかげで俺めっちゃ想像力豊かになったし、余裕」
「ありがと」
一体何を想像してたんだか…
しかし悠斗が軽く言ってくれたおかげで俺の不安も解消された。
抱き合ったりキスしたり…付き合う前と全く変わっていないが、それでもあの頃より心は満たされている。これからもずっとこうして穏やかに満たし合えればそれでいい。
「ていうかさ、薫は大学どこ狙ってんの?」
気まずいやり取りを終えソファーの上で2人くっ付いていると、悠斗が進路についての話題を振ってきた。
「んー、K大かS大かで迷ってるんだよね。叔父さんと父さんがS大出身だから、身内にはそっち推されてるんだけど」
実を言うと俺はずっと昔からこの2つの大学を狙って勉強してきた。俺の人生設計には高い学歴が不可欠だとずっと考えてきたが、卒業の難易度的にも世間体的にもこの2つのどちらかが最適だという結論に至った。
「じゃあ俺もそこ受ける」
俺の返答を聞き即座に決めてしまう悠斗に驚く。俺が長い間かけて考えた選択を悠斗はこの一瞬であっさりと決めてしまった。
正直俺も同じ大学に通えたらと思ってはいるが、そんな風に進路を決めて大丈夫なのか?
「いや…自分の成績とか学びたい内容とか、就きたい職業で決めなきゃ」
「俺の夢は薫とずっと一緒にいること。それ以外無い。成績も、頑張れば大丈夫」
そう断言する悠斗に俺は何も言い返せなくなってしまった。
まぁ、確かに悠斗は将来のこととか普段からあんまり考えてなさそうだし、K大かS大なら悠斗の将来にもプラスになるだろうからむしろ俺について行った方が良いのかもしれない。
「オープンキャンパス一緒に行こっか」
「わかった。デートだな」
「いや真面目に考えなよ?」
俺と同じ進路に進みたいと思ってくれているのは嬉しいが、悠斗の浮かれ具合に少々不安も募る。
(いや、悠斗の心配してる場合じゃないか。俺ももっと勉強頑張らないと)
これで俺だけ不合格なんてことになったら悲惨すぎる。
まだ受験まで一年以上あるが、これから文化祭に修学旅行、体育祭に球技祭とイベントは目白押しだ。うかうかしていたらすぐに時間は無くなってしまう。しかし高校生活を満喫できるのも今年が最後のチャンスだ。これからの色んなイベントを悠斗と心から楽しみたい。
(忙しくなるなぁ)
そんなことを考えながら悠斗をじっと見つめると、嬉しそうな顔で俺を見つめ返してくる。
こんなのんきな顔してて大丈夫なのか?と思うが、その表情がひどく愛おしく感じる。
愛しさに胸がいっぱいになり、俺の方から唇にキスをすると、すぐさまキツい抱擁と深いキスが帰ってくる。
徐々に暗くなってゆく室内で電気もつけずにただ2人で抱き合いキスをしていると、突然重低音が鳴り響いた。
「花火だ」
2人とも吸い寄せられるようにベランダに出て行き、手すりに寄りかかって空を見上げる。
「綺麗だね」
「あぁ。今年は一緒に見れた」
俺たちは手すりの下で手を繋ぎながら、空を彩る色とりどりの光を見つめ続けた。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
【完結】俺とあの人の青い春
月城雪華
BL
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎると思っていた。
ぼんやりとした不信感を抱いていたある日、見知らぬ相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
けれど友人らと話しているうちに、心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで熱い雫が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
涙に濡れた瞳で見上げると、月曜日の朝──その数日前にも件の二人を見掛け、書籍を落としたのだがわざわざ教室まで届けてくれたのだ──にも会った、一学年上の大和(やまと)という男だった。
刺されて始まる恋もある
神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。
元カレ先輩に、もう一度恋をする。 ━━友だちからやり直すはずだった再会愛【BL】
毬村 緋紗子
BL
中学三年になる春。
俺は好きな人に嘘をついて別れた。
そして一年。
高校に入学後、校内で、その元カレと再会する。
遠くから見ているだけでいいと思っていたのに……。
先輩は言った。
「友だちに戻ろう」
まだ好きなのに。
忘れられないのに。
元恋人から始まる、再スタートの恋。
(登場人物)
渋沢 香名人 シブサワ カナト 高1
山名 貴仁 ヤマナ タカヒト 高3
表紙は、生成AIによる、自作です。 (替わるかもです。。)
君の隣は
ゆい
BL
修学旅行での班分けで、隠キャな僕が席が隣というだけで、イケメンの班のメンバーに誘われた。人数合わせの為に。
その中でも圧倒的なオーラを放つ彼が、何故か僕を構ってくる。
なんの取り柄もない僕になんで?
またしても突発的な思いつきによる投稿です。楽しくお読みいただけたら嬉しいです。
久々(アルファポリスでは初)の現代BLです。言葉遣いが今の子達と違和感があるかと思いますが、限りなくスルーしていただけると有難いです。言葉遣いのおかしい箇所のご報告は有難いです。
今回もセリフが多めです。
誤字脱字等で文章を突然改稿するかもです。誤字脱字のご報告をいただけると有難いです。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※表紙をAI君に描いてもらいました。(2026.2.21)
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
僕がサポーターになった理由
弥生 桜香
BL
この世界には能力というものが存在する
生きている人全員に何らかの力がある
「光」「闇」「火」「水」「地」「木」「風」「雷」「氷」などの能力(ちから)
でも、そんな能力にあふれる世界なのに僕ーー空野紫織(そらの しおり)は無属性だった
だけど、僕には支えがあった
そして、その支えによって、僕は彼を支えるサポーターを目指す
僕は弱い
弱いからこそ、ある力だけを駆使して僕は彼を支えたい
だから、頑張ろうと思う……
って、えっ?何でこんな事になる訳????
ちょっと、どういう事っ!
嘘だろうっ!
幕開けは高校生入学か幼き頃か
それとも前世か
僕自身も知らない、思いもよらない物語が始まった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる