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第55話(前半稔視点)
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〈稔視点〉
周りを見渡せば洗練された人たちばかりで、まるで自分がドラマの中に入ってしまったように錯覚する。鹿児島弁なんて一切聞こえてこない。一言でも声を発せば、その瞬間自分が田舎者だということが知られてしまうだろう。バカにしてくる人はいないと思うが、みんなドラマの登場人物みたいな喋り方をしているため自分の方言が恥ずかしく思えてしまう。
地元のみんなは俺がS大に合格したことを凄く喜んでくれて、俺もその期待に恥じないよう頑張ろうと決めていたのに、今はもう実家に帰りたくて仕方ない。
もうできるだけ喋りたくない。だというのに、俺は今、人に話しかけなければならない状況に追い込まれている。
道に迷ってしまったのだ。
(こんキャンパス広すぎる…)
迷う可能性も考慮して早めに家を出たのだ。なのにもう講義の開始時間がすぐそこまで迫っている。
もう人に聞くしかない。遅刻するよりは訛りを聞かれる方がずっとましだ。しかし尋ねるハードルが比較的低い警備員や大学職員は近くにいない。
(もう行くしかない!あの人に聞く!ここに来てからいっぱい標準語聞たんじゃっでいける!)
そう決意を固め、俺は目の前を歩く男子学生に声をかけた。
「あの、すんません。8号館ってどこですか?」
自分では精一杯標準語を話したつもりだ。それなのに目の前の彼は嬉しそうな顔をして、質問とは全く違う返答をした。
「君もしかして鹿児島から来た?」
なぜバレたのかと一瞬冷や汗をかいたが、どうやら彼、佐野 拓也先輩も鹿児島出身でなんと高校も同じだそうだ。さらに偶然なことに、佐野先輩も同じ学部で8号館に向かっている途中だという。
こんなにも偶然が重なれば当然仲良くなる。学年が違うため常に一緒というわけではないが、お昼を一緒に食べたり休日は東京を案内してくれたり、佐野先輩はとにかく俺によくしてくれた。
入学当初は不安ばかりだったが、佐野先輩のおかげで俺の大学生活に光がさした。
◆◇◆◇
〈薫視点〉
「決めた。俺K大にする」
「じゃあ俺も」
S大のオープンキャンパスを終えた後、カフェでコーヒーを飲みながら俺は悠斗に決意を伝える。
(父さんと母さんはがっかりするかもな)
S大とK大は昔からスポーツの試合で競い合ったり、偏差値もほぼ同じでなにかと比較されてきたためライバル意識が強い。そのためS大出身の父は俺のK大進学を素直に喜べないだろう。
それにS大は両親の出会いのきっかけであり、特に想い入れの深い場所だ。交際を期に同棲を始めた両親はよくS大のキャンパス内を一緒に散歩したり学食を食べたりしたそうだ。
そしてその2人を結び付けたのは、同じくS大出身である稔叔父さん。ひとり暮らしを始めた弟の様子を見に東京に遊びに来た母を、稔叔父さんは当時一番仲が良かった父に紹介した。そして2人は恋に落ち、結婚に至ったというわけだ。
キャンパス内を見学している間、ずっとそのことが頭にチラついていた。もはやこの場所が俺のルーツと言っても良いのではないだろうか。
ここで2人は出会い結ばれ、稔叔父さんはここで学び、就活をして、その後死んだ。
俺はここで過ごした3人を見たことなど無いのに、キャンパスの至るところに彼らの影を感じた。
(ここで4年間も過ごすなんて無理だ)
本当なら授業内容や学生たちの雰囲気をよく考えて決めたかったが、稔叔父さんという俺にとっての地雷がそこかしこに落ちているんだから仕方ない。
「悠斗は実際に見てみてどっちがいいとか無かったの?ほんとに俺に合わせる気?」
「薫がいる方がいい」
俺も同じ大学に行きたいという気持ちはあるが、俺の個人的な事情で悠斗の将来を決めてしまうことに申し訳なさが募る。
「K大なら俺の身内も文句言わねぇだろうからちょうどいい」
俺が申し訳なく思っていることを感じ取ったのか、悠斗はそんなことを言う。
「ま、受かればの話だけどな」
「そうだね。勉強頑張らなきゃ」
学校への書類や模試で志望順に大学を記入する必要があるが、実際どちらが良いかなんて選べるのは両方に合格した時だけだ。
S大もK大もそもそもの志望人数が多い上に、さらに上の偏差値である国立大の受験生が滑り止めとしても利用する。並大抵の努力じゃ合格は掴めない。
俺が幼少の頃から考え続けてきた完璧な人生設計に、悠斗と共にキャンパスライフを過ごすという目標も加わり、俺はより一層勉強への熱が燃え上がった。
翌日、部活終わりに悠斗と大学の話をしていると、それを聞いた川島に志望校を尋ねられた。
「はえぇ、さすがだなぁ」
「すっご。でもK大って佐野くんたちのキラキラした感じに合ってるかも」
川島と村瀬の好意的な反応とは対照的に、大輝はなぜか「そんなぁ…」と嘆きながら膝から崩れ落ちた。
「何その反応、なんで悲しむの」
「だってそんな頭良いとこ俺行けないですよ。この高校だってめっちゃ頑張って入ったのにー」
大輝は大学まで俺についてくるつもりだったのか。
そんな大輝の発言を聞き、悠斗は俺の肩に手を置いて力のこもった瞳で真っ直ぐ俺を見つめてくる。
「薫、絶っっっ対K大に行こうな!」
「え、うん…」
悠斗は俺に力強くそう言った後、くるりと振り返り変なにやけ面で大輝を見る。
「大輝は無理する必要ない。自分に合った…四国とか沖縄の大学に行くといい」
「うるせぇぇぇ」
優しい言葉をかけるのかと思ったら、露骨に大輝を遠ざけようとする悠斗に思わず笑ってしまう。
そして落ち込む大輝の肩を川島がポンと叩き慰める。
「気持ちわかるぜ。俺もこの高校入るのにだいぶ苦労したからな」
川島の表情には仲間を見つけたような安心感が滲んでいる。しかし大輝はそんな川島を冷たく睨みつけ、希望を打ち砕く。
「川島先輩と一緒にしないでください。俺は先輩と違って赤点なんて取ったことないですから」
「ぐぁぁっ…!」
今度は川島が膝から崩れ落ちた。
そんな川島を村瀬が慌てて慰め、地面に膝を着く2人に肩をかして立たせようと奮闘している。
(なんだこの状況は…)
もうよくわからないが、優斗の受験に対するモチベーションが上がったようだから良しとしよう。
周りを見渡せば洗練された人たちばかりで、まるで自分がドラマの中に入ってしまったように錯覚する。鹿児島弁なんて一切聞こえてこない。一言でも声を発せば、その瞬間自分が田舎者だということが知られてしまうだろう。バカにしてくる人はいないと思うが、みんなドラマの登場人物みたいな喋り方をしているため自分の方言が恥ずかしく思えてしまう。
地元のみんなは俺がS大に合格したことを凄く喜んでくれて、俺もその期待に恥じないよう頑張ろうと決めていたのに、今はもう実家に帰りたくて仕方ない。
もうできるだけ喋りたくない。だというのに、俺は今、人に話しかけなければならない状況に追い込まれている。
道に迷ってしまったのだ。
(こんキャンパス広すぎる…)
迷う可能性も考慮して早めに家を出たのだ。なのにもう講義の開始時間がすぐそこまで迫っている。
もう人に聞くしかない。遅刻するよりは訛りを聞かれる方がずっとましだ。しかし尋ねるハードルが比較的低い警備員や大学職員は近くにいない。
(もう行くしかない!あの人に聞く!ここに来てからいっぱい標準語聞たんじゃっでいける!)
そう決意を固め、俺は目の前を歩く男子学生に声をかけた。
「あの、すんません。8号館ってどこですか?」
自分では精一杯標準語を話したつもりだ。それなのに目の前の彼は嬉しそうな顔をして、質問とは全く違う返答をした。
「君もしかして鹿児島から来た?」
なぜバレたのかと一瞬冷や汗をかいたが、どうやら彼、佐野 拓也先輩も鹿児島出身でなんと高校も同じだそうだ。さらに偶然なことに、佐野先輩も同じ学部で8号館に向かっている途中だという。
こんなにも偶然が重なれば当然仲良くなる。学年が違うため常に一緒というわけではないが、お昼を一緒に食べたり休日は東京を案内してくれたり、佐野先輩はとにかく俺によくしてくれた。
入学当初は不安ばかりだったが、佐野先輩のおかげで俺の大学生活に光がさした。
◆◇◆◇
〈薫視点〉
「決めた。俺K大にする」
「じゃあ俺も」
S大のオープンキャンパスを終えた後、カフェでコーヒーを飲みながら俺は悠斗に決意を伝える。
(父さんと母さんはがっかりするかもな)
S大とK大は昔からスポーツの試合で競い合ったり、偏差値もほぼ同じでなにかと比較されてきたためライバル意識が強い。そのためS大出身の父は俺のK大進学を素直に喜べないだろう。
それにS大は両親の出会いのきっかけであり、特に想い入れの深い場所だ。交際を期に同棲を始めた両親はよくS大のキャンパス内を一緒に散歩したり学食を食べたりしたそうだ。
そしてその2人を結び付けたのは、同じくS大出身である稔叔父さん。ひとり暮らしを始めた弟の様子を見に東京に遊びに来た母を、稔叔父さんは当時一番仲が良かった父に紹介した。そして2人は恋に落ち、結婚に至ったというわけだ。
キャンパス内を見学している間、ずっとそのことが頭にチラついていた。もはやこの場所が俺のルーツと言っても良いのではないだろうか。
ここで2人は出会い結ばれ、稔叔父さんはここで学び、就活をして、その後死んだ。
俺はここで過ごした3人を見たことなど無いのに、キャンパスの至るところに彼らの影を感じた。
(ここで4年間も過ごすなんて無理だ)
本当なら授業内容や学生たちの雰囲気をよく考えて決めたかったが、稔叔父さんという俺にとっての地雷がそこかしこに落ちているんだから仕方ない。
「悠斗は実際に見てみてどっちがいいとか無かったの?ほんとに俺に合わせる気?」
「薫がいる方がいい」
俺も同じ大学に行きたいという気持ちはあるが、俺の個人的な事情で悠斗の将来を決めてしまうことに申し訳なさが募る。
「K大なら俺の身内も文句言わねぇだろうからちょうどいい」
俺が申し訳なく思っていることを感じ取ったのか、悠斗はそんなことを言う。
「ま、受かればの話だけどな」
「そうだね。勉強頑張らなきゃ」
学校への書類や模試で志望順に大学を記入する必要があるが、実際どちらが良いかなんて選べるのは両方に合格した時だけだ。
S大もK大もそもそもの志望人数が多い上に、さらに上の偏差値である国立大の受験生が滑り止めとしても利用する。並大抵の努力じゃ合格は掴めない。
俺が幼少の頃から考え続けてきた完璧な人生設計に、悠斗と共にキャンパスライフを過ごすという目標も加わり、俺はより一層勉強への熱が燃え上がった。
翌日、部活終わりに悠斗と大学の話をしていると、それを聞いた川島に志望校を尋ねられた。
「はえぇ、さすがだなぁ」
「すっご。でもK大って佐野くんたちのキラキラした感じに合ってるかも」
川島と村瀬の好意的な反応とは対照的に、大輝はなぜか「そんなぁ…」と嘆きながら膝から崩れ落ちた。
「何その反応、なんで悲しむの」
「だってそんな頭良いとこ俺行けないですよ。この高校だってめっちゃ頑張って入ったのにー」
大輝は大学まで俺についてくるつもりだったのか。
そんな大輝の発言を聞き、悠斗は俺の肩に手を置いて力のこもった瞳で真っ直ぐ俺を見つめてくる。
「薫、絶っっっ対K大に行こうな!」
「え、うん…」
悠斗は俺に力強くそう言った後、くるりと振り返り変なにやけ面で大輝を見る。
「大輝は無理する必要ない。自分に合った…四国とか沖縄の大学に行くといい」
「うるせぇぇぇ」
優しい言葉をかけるのかと思ったら、露骨に大輝を遠ざけようとする悠斗に思わず笑ってしまう。
そして落ち込む大輝の肩を川島がポンと叩き慰める。
「気持ちわかるぜ。俺もこの高校入るのにだいぶ苦労したからな」
川島の表情には仲間を見つけたような安心感が滲んでいる。しかし大輝はそんな川島を冷たく睨みつけ、希望を打ち砕く。
「川島先輩と一緒にしないでください。俺は先輩と違って赤点なんて取ったことないですから」
「ぐぁぁっ…!」
今度は川島が膝から崩れ落ちた。
そんな川島を村瀬が慌てて慰め、地面に膝を着く2人に肩をかして立たせようと奮闘している。
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