木瓜

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夕景の依頼人

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「そう言われると、恥ずかしいんだけどね。学校さぼっては、夜遅くまで遊んでたから、不良、って言われても仕方ないかも。親も、私の帰りが遅くなろうが、勝手にしろ、って感じだったし」

「いいな。何か、そういうの」

秋乃みたいな人間は、小さい頃から、自信に溢れていて、自分、というものを持っているんだ。

私とは、違う。

「そう?あざみちゃんみたいな子の方が、親も安心だと思うよ。私は、親に迷惑かけてばっかりだったからさ」

「そんなこと、ないです。両親は、私の事を、嫌ってるから…」

あの事件以来、二人の中で、私は悪者になったらしい。

悪いのは、あいつなのに。

お母さんも、私を敵だと思ってる。

お母さんのものを奪う、悪い子だって。

あいつから、守って、くれなかった。
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