2030年未来の旅

しんたろう

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2章 暗黒時代・冬編

終編

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夜、雪のいる家の電気を電子頭脳の殺し屋が電気を破壊する。
飼っている犬がピストルで殺される。

「ヤマクラか・・・」

暗闇の中政人はそう思う。
「TVを消して」
続けて、
「静かに・・・」

雪に言う。
突然銃により窓が破壊される。
政人はディスクに隠れる。
雪は頭を押さえる。
暗闇の中、殺し屋が現れる。
激しい銃撃戦の中、
殺し屋は政人の首をつかみ放り投げる。

「政人!」

雪は叫ぶ。
政人はあったダイナマイトを殺し屋に放り投げて、

「これで終わりだ!」

政人の家も同時に吹っ飛ぶ。
殺し屋は破った。

ヤマクラの社長の逮捕のニュースは1部には衝撃的だった。
だが結局、思ったより報道では大きくとり上げられなかった。
政人はシステムの犠牲になった人達の事をとり上げてもらおうと
マスコミの人にデータを売っていた。
仕事から帰った政人の携帯に着信があり、
帰宅した政人は夜テレビゲームで遊んでいた雪がお菓子をくわえながらの雪に、

「おい雪、いつまでやってるんだよ」
「ごめんなさ~い。お父さん」

ふいに出た雪のこの発言に政人は少し嬉しかった。
電話の相手はシステムの被害者の親族の人で、
政人にデータを教えてほしいとゆう事だった。

「被害者の親族のものです。お会いしたいのですが」

政人は会う事を決める。
親族からの人と仲良くなり、多くの親族の方が政人を頼って集まってきた。
親族との交流会で親族が、

「もうヤマクラには黙っておけない」として、

ヤマクラに対して訴えを起こす事が決まった。

親族達からは、

「20世紀はこんな世紀じゃなかった」
「私達被害者はどうなるの」

そんな緊迫した最中、
警察庁から出世した署長からだった。

内容は、

「ヤマクラとひと騒動あったそうじゃないか」
「いえ」
「私も今度定年だが、君の仕事にまた警察の地方の別の課なら仕事があるようだ。
君をもう一度警察に復帰させて、君の人生の警官の仕事は保障する」
「ええぜひ」政人は即答で答えた。
「ただし条件がある」
「とゆうと」
「今度のヤマクラへの訴えを取り下げてほしいのだ。訴えは20世紀を逸脱している」
「返事はまたします」とだけ伝えた。

政人は悩んだ末「僕の訴えは取り下げますから、僕達家族の
人生を保障してください」
と署長に伝えた。

20世紀を逸脱している、勝てる見込みはない・・・。だが雪の事を考え保障された人生を選ぶ政人、
社長がつかまったのだから、これ以上の被害も望んでいない。
よく付けられる人生から安定した人生を選びたい・・・。
だが、今はいいがな
署長が存命中は保障されるだろうが、
最後まで続くだろうか。

「退職まで保証してくれますか」と署長に連絡をいれる。
「なんとかしよう」

署長からの回答だった。

親族の一人が政人の家を訪れた時、
政人は親族に牛鍋をごちそうしながら、データを親族に渡して、

「僕は訴えをしないつもりだ。雪のため、親族達であとはやってください・・・」
「これ以上、僕が関わったとは言わないでほしい」
と言った。

別に警察に戻らなくてもいいだろう
だが雪の身の上を考えての判断。
結局裁判は被害者の親族達だけで争う事となった。
ヤマクラは20世紀保守主義との繋がりも深い会社、
勝てる戦じゃない。
政人はそう思う。

そんな中、雪が政人の事をお父さん~と毎日言ってきた。

雪のために自分が親になろう・・・正式に・・・。
雪の人生を支えるのは自分しかいない・・・。
市役所の戸籍課に自分が親になる事を正式に決めるために、
雪と訪れた。
戸籍謄本等を集めて、課の職員に窓口で話しかけた。
職員が、

「どうゆう事ですか?」
「この娘の父親になりたいんだ、正式に」
「戸籍の変更とゆう事ですか?」
「そうです」
「この雪さんの親族の方はいらっしゃらないのですか」
「残念ながら、この娘の母は死にましてね。親族もいないんだ。
それで僕が正式なこの娘の父になりたいと思って」
「まってください」
「正式な許可が必要ですが」
「何の」
「20世紀の」

そう言いながら職員は、

「身寄りがないのですか」
「ああ」
「書類に不備がなければ、そこまでは許可がなくても申請しておきましょう」
と言ってくれた。

市役所を出ると政人は雪の手をとり、

「これから正式な家族になれるよ」と言った。

雪は黙ってうなずいた。

その日は青天で空は青々と輝いていた。
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