２０３０年未来の旅

２章 暗黒時代・冬編

暗殺者

ヤマクラの女社長の部屋に部下の一人が来た。
女社長は煙草を吸いながら、眼鏡をかけた歳のいった部下に話しかける。

「例の女の娘は見つかった？」

部下は戸惑いながら、

「見つかりました」と答えて、社長に雪の写真を手わたす。
「システム上の美保の事がマスコミにバレると厄介な事になります・・・」

女社長は部下に煙草の煙を部下に吹きかける。
部下は少し顔を曇らした。

「わかっているわよ」
「あの政人って男を退職させないと困る」
「美保の娘はどうします？」
「殺す必要があるわね」

女社長はエレベーターで降りると、
部屋のセキュリティー番号を入力して部屋を開ける。
牢があり、中にいた一人のミュータントに話しかける。（AIで機械は知能指数を改良で伸ばせるので危険なので超高度な知能指数は持っていないが、
人間の脳が持ち合わせていない、計算やセキリュティ分野や従順な考え方や判断を持った、人間の脳と組み合わせた、人格者のブレードランナーのアンドロイドやターミネーターのようなAI。より人間に近い思考を持つ電子頭脳。性欲などはなく、人間と違い、ゲームのような判断もしない、危険なので機械的だがコンピューター系のやさしさもあり愛情などの感情はないが常識は持っている。計算や実務で完全にコンピューター系の仕事に忠実なAI。同じタイプで肉体労働や家政婦の仕事をしているAIも多い。
体長は2メートルあるヤマクラの殺し屋だ。受精卵の段階から全身万能細胞で作られたニュータントで普通の筋肉の2倍はあり、再生能力にたけている）
会社のデータに侵入した罪でヤマクラに捕まっていた。
つかんだ情報から

女社長は雪の写真を見せると、殺し屋に

「この娘を殺せ。なら自由にしてやる」

と命令した。

その数か月後・・・

食事会でケイスケは盛り上がっていた。
たまたま同僚の話になり酔ったケイスケは政人が前付き合っていた彼女とヤマクラの秘薬でセックスの感度を遊びであげて関係をもっていた下ネタ事を上司に言って、笑い話題にした。

その数日後・・・

政人は上司に呼ばれる。

「政人くん。君は警察官として不適任な行為をしてしまったようだな。女とヤマクラの秘薬で関係をもっていたようじゃないか・・・警察官のモラルに反するよ」
「ヤマクラの秘薬なんて誰でもしているじゃないですか・・・法的にも問題ないし、ただの関係ですが・・・」
「遊びでとゆう事でも、警察官として許せないよ・・・」
署長も完全な20世紀崇拝者だな・・・それとヤマクラの圧力だな・・・政人はそう思った。
「退職とゆう事ですか？」
「そうゆう事になるかな・・・君の友人のケイスケ君が君の不適切な行為を暴露してしまってね」
「わかりました」

その部屋から出て、階段でたまたま通りかかったケイスケと鉢合わせたが、
ケイスケはわざと目をそらした。
政人は無言で階段を下りた。