警部補植村浩二～１５年前の事件～

４

５時に妻の入院している閉鎖病棟に警察のふりをした、
山崎が妻の元に来た。

「南署のものです」
「夫を調べてほしい。訴えたいから」
「わかりました」
「貴方の名前は？」
「上川端です」
「夫の名前は田中」

山崎は言った。

「もういいですか」
「これだけですか？」妻は言う。

妻は山崎が去った後、上川端とゆう名前をメモして、ベッドに置いた。

山崎は田中の所へ行って言う。

「行きましたよ、いつお礼はくれるんですか」
「いつでもあげるよ」

妻のパソコンはウイルス感染とメールの有効期限切れになっていて、
妻は山崎の作ったパソコンのはいってきた、AIのオンラインメールソフトを使う。

それからしばらくして田中はAIのオンライン対応を使って妻の入院中のパソコンにメールを送る。

「本庁には連絡しました。警察が慎重に捜査中です」

付け加えて、警察のホームページはメールでの回答はおこなっていません。とメールに送る。
妻は警察のホームページを見て、メールを数通送ったが、エラーになった。
警察もいたずらや管轄の違いからうっとおしいメールは避けているんだと妻は思う。

妻はこれでよかったと心を落ち着ける。
自分の生きているうちに夫を逮捕できるだろうか
そんな事を考える。
その数か月後、
妻は病院で息をひきとった。
田中は妻の知っている妻の口座の暗証番号で妻の財布から妻の銀行のカードを取り、
妻の口座から金を引き出した後、
田中は病室の妻の、妻のパソコンをオンラインAIでチェックしてパソコンのメールから、自分の警察からでのメールをAIでオンライン削除した。