警部補植村浩二~15年前の事件~

しんたろう

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浩二は田中の病院に来ていた。

「先生、今日から午後の診察はありません」

看護婦が言う。
田中は院長室にいくと椅子に座り、煙草を1本吸う。
院長室に連絡が入った。

「午後は誰とも会いたくないんだ、大した用事でないなら、別の日にしてくれと連絡をいれてくれないか」

田中は言う。

「その予定にしましたが警察の方がまいっておられますが・・・」
「うん・・・」

田中はすこし顔をしかめる

「通してくれ」

看護婦の事務担当に田中は言う。

浩二は病院の話をしていた。

「大きい病院だな」
「田舎の方なら個人病院は大きいですよ設備も充実しているし、田舎ならこんな個人病院入院いいですよね。
経営している人お金ももってるし」警察の浩二と一緒に来た一人が言う。

「ここの経営者の誰が15年前から行方不明なんですか」浩二は尋ねる。
「奥さんです。正確にいえば、元妻さんです。その方が行方不明なんです。
今は別の方と結婚しておられるそうなんですが、その方も癌で数か月前なくなったみたいで」
「へ~」

浩二はいろいろ見て、

「美人の看護婦多いな~こんな看護婦さんコスプレにいろいろ風俗店いったらいい事してもらいたいな~」
「浩二さん、ほんとダメ刑事なんだから」

警察の知り合いはあきれて言う、

病院内を浩二がいろいろと見ていて、
暗い病棟を見つけた。

「ここの病棟は?」

看護婦に尋ねる。看護婦はめんどくさそうに、

「ここの患者の知り合いの方ですか?」

浩二は「ああ」
警察手帳を取り出すと、

「警察です」

看護婦は少し驚いて、

「警察の方ってどうゆう要件ですか」
「大した事じゃないんだ、ここの院長さんと話しがしたい」
「院長室は5階になります、この通路を右に、階段を登れば」

院長室に向かっている時に暗い病棟を見つけて気になって看護婦に尋ねる。

「この病棟普通と違うけど、どうゆう病棟?」
「閉鎖病棟になります」看護婦は答える。
「閉鎖病棟って?」
「薬物とかほかの患者に害を及ぼす可能性のある精神異常の患者専用の病棟です」
「そうですか」

「へ~まだあるんだこうゆう病院、こんなに大きい病院で珍しいな」と浩二は付き添いの警察官に言う。
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