19 / 104
第三章 薄紅模様~うすべにもよう~
第十五話
しおりを挟む
目の前に広がる炎。陽の眼に、悪意や殺意はない。多分、本当に危なくなれば消してくれるんだろうと確信できた。
和泉は、一つ深呼吸をして、手を伸ばし、その火を消す水を思い浮かべる。広がった火を、消せるほどの水を。陽と同じ炎波を水でイメージする。
頭上に浮かぶ大きな水の膜。平らに広がったそれはバケツをひっくり返したように一気に落ちる。ばしゃっと音がして、火は消え、リノリウムの床は水浸しの状態だったが、何か術が施されているのか焼け跡も濡れ跡も消えていき元通りの白い床が光を反射する。
間髪いれず、今度は陽の方から水流が押し寄せる。うねり荒れ狂う水はさながら龍のようだった。
濡れ女に対して、陽は蔓を使ってた。同じように、木の行で防ぐことを思案する。
しかし、そう思い描いたはずなのに和泉が出せた蔓は細く、押し寄せる水流を跳ね返すほどの力はない。あっという間に和泉が全身ずぶぬれになってしまう。
「悪くはねえけど。オレと同じような戦い方してもたぶん限界来るよ。体格差だってあるしな。
あの蔓は、拘束とかピンポイントの接近戦向きだ。範囲攻撃するなら、もっとでかいのを出すか、木じゃなくて。」
ズン、と大きな音がして土壁がそびえる。水ははじけて霧散していった。
「木は水を吸い尽くす、土は水を堰き止める。じゃあ、この土、どうする?」
「土…土を穿てるもの。蔓じゃなくて…。」
そびえる土の壁に触れ、イメージする。固い土壁をやぶり、大きくそびえる巨木。
ミシミシと音が鳴り、根がうねり植物が生える。土壁を壊すほどの大きさではないが、さっきの蔓よりは大きな力だった。
だがそんな木もまた、いつの間にか陽が手にした鋭い刃で一刀両断されて、土壁もろとも消えていった。
槍のようにまっすぐな棒、切っ先が両刃なのだろう。白く淡い光を放つ銀の武器。
力の使い方、練度、速度すべてが違うのがよくわかる。そして、陽は今詠唱をしていなかった。
「昨日今日でできねえよ、そんなにいきなり。」
「はじめてあったときも使ってた、その、武器も、行…なの?」
「そう。金の行。
木を切るのは金属だ。火だと燃やし尽くすからな。勝手がいいのはオレはこっちだと思ってる。」
金属。切る。
そのイメージで手にのった物質はすらりと伸びた、刀の形状に近い。陽の持っているまっすぐな槍状のものとはあきらかに異なる形だ。
柄のような部分と、鍔の部分もある、見紛うことなき日本刀だった。
「やっぱお前、行を全部使えるんだな。それぞれ差はあるみてえだけどよ。
なら、得意なのを見つけて、それなりにすれば自衛くらいできる。浄化や治癒だけじゃ、戦えねえからな。
使ってて、なんかしっくりくるとか、他とは感覚違うとか、あったか?」
「う、ん…水と、金、かな…」
「んじゃ、たまに相手してやるよ。世羅もやってくれると思うし。
ただ、行を全部使えるやつはそうはいない。それだけでも十分アドバンテージだな。
今日は買い出しと漏刻の呼び出しがあるからこの辺にしとく。」
床や壁が綺麗でも、陽も和泉も、びしょぬれなので、一旦着替えに部屋へ戻ることにした。
自室に戻り、服を着替えながら、陽は思案する。
金属と言われて出てきたものが日本刀。
イメージしたものを具現化するときに、出てきたのがああもはっきりと日本刀の形状なのは、やはりどう考えても普通の少女の思考ではないと言える。
なによりそしてその持ち方。佇まい。あきらかに、手にしたことがある所作だった。
行を全て扱い、治癒を行う。陰陽師よりも、明らかに高位の存在を疑わざるを得なかったが、それでも確証は無いのだ。
陽は、少し手を止めたのみで分からないことをこれ以上悩むのを早々に諦め、着替えを終えた。
*****
昨日や一昨日は、夜中だったこともあってほとんど人を見かけなかった陰陽連だが、今日は色んな人間が忙しなく廊下を行き来していた。
何人かは陽や和泉をちらちら見ているし、ひそひそと話す声も聞こえる。
「あれが噂の?」
「陰陽頭の命令らしいけど。」
「また五十嵐?」
「仕方ねえだろ、お気に入りなんだから。」
聞こえるように言っているのだろうか。和泉の耳に下世話な声まで聞こえてくる。
「あんま気にすんな。ほとんどオレへのやっかみだから」
庇うように陽の距離が近づいた。和泉はなるべく陽の影に隠れるように縮こまる。
「陽!」
そんな好奇心と猜疑心を向けてくる集団ををかき分け、昨日の少女がやってきた。大勢人間がいても彼女は見た目も声も一際目立つ存在だった。
紅音の存在を認識した人々は、徐々に陰口をやめていった。
「朝からなんだよ、紅音。」
「おはよ!今日も仕事?」
「今日は休み。」
「私も遠征明けのオフなの、ねえちょっと出かけない?天気もいいし。」
「予定あるから駄目。」
誘いに乗らなかった陽の返事を受けて、紅音は和泉が後ろにいるのに気づいた。和泉は紅音からの視線が、一番に痛いと感じる。
「その子の用事?」
「これから陰陽連に住むから色々と入用だろ。買い物に行くんだよ。」
「なら私も行く。」
「なんでだよ」
「陽、女の子の必要なものわかるの?」
紅音のその問いに、答えられずにいた陽に和泉は近づいて言う。
「いいよ、私は。ほかの人とも話してみたいと思ってたし。色々聞かせて欲しい。」
ほぼ初対面にも関わらず、紅音の視線と態度はあきらかにヒリついている。他の人間は興味や好奇心なのに。
なぜ紅音はそんな目を向けてくるのか、和泉は気になっていた。
「ほら、この子がこう言ってるんだし、いいじゃん。決まりね。あ、あとは世羅待ちでしょ?私も準備してくるから待っててね!」
結局、勢いにほぼ飲まれる形で紅音が買い物についてくることになる。
和泉は、紅音が嵐のような女の子だなと感じる。でも、表情がくるくると変わってこうゆうのがかわいらしいんだろうなとも思う。
本心から自分のためを思ってではないことは和泉にも分かっていた。もちろんその態度からして、紅音は陽と一緒にいたいのだとも気づいている。
「あの子、陽のこと好きなんじゃないの?」
「知ってるよ、さすがに気づいてる。
別に嫌いなわけじゃねえよ、小さい頃からずっと一緒だったわけだし。
陰陽連の中でも実力はあるほうだ。ああ、昨日の、正堂さんの娘だしな。」
正堂さん、あの笑い声の大きい闊達な壮年の男性。言われてみれば雰囲気が良く似ている。明るいところも、敵だと認識したら容赦ないであろう感情をぶつけかねないと思えるところも。笑顔の中に、牙を持っている。
「ただ、好意を向けられたところで、正直オレはそうゆう感情になれねえの。」
人間ではない世羅はともかくとして。陽も、紅音も、若い妙齢の男女である。そういった仲になるのは何ら不思議ではない。あえて明確に言わないあたり、陽からは色恋沙汰に対する嫌悪感すら感じられる。
「いらねえだろ、復讐するのに恋愛感情とか。
どっちにとっても枷にしかならねえよ。いつ死ぬかもわかんねえことしてるしよ。
オレは、そんなことやってる場合じゃない。」
「好きって、私もよく知ってるわけじゃないけど。
誰かと一緒にいたい気持ちなんじゃないかなって思う。多分紅音さんは、陽と一緒にいたいんだよ。」
陽に向ける声の弾み方、きらきらしたまなざし。その感情は和泉にはまぶしく映ったのだ。
そして気づく。紅音は、嫉妬のまなざしを向けていたのだと。
小さい頃から一緒だった相手に、いきなりぽっと出の異性がいればどう思うか。嫌な、気持ちになるんだろう。
「別に、アイツがどう思うかって気持ちまでは否定しねえよ。それを振りかざして周りに迷惑かけんなって話だ。
たぶんお前のこと、邪魔扱いすると思うぜ。」
「じゃあ、せめて言ったほうがいい?
陰陽頭の命令だから、別にそうゆう関係じゃないよって。」
「いいって、そんなことしなくて。
それよかアイツとあんまり絡まない方がいい。」
陽の声色が少し、低くなった。陰陽頭のワードを持ち出して、さも自分のせいじゃないとするのは良くなかったのかもと、和泉少し反省する。
「いいよ、大丈夫。慣れておかないと、そうゆうのにも。
それに、ここにはいろんな人がいて、いろんな人と関われる。なるべくいろいろ見聞きしていきたいから、紅音さんのことも知りたいんだ。
いろんな人と会ってみることで、何か…思い出すかもしれないし。」
陽は、ならいいけどと言ってそっぽを向いてしまった。少し、怒らせてしまったかもしれないと思うと、気持ちが重くなった。
さほど時間もかからず世羅が合流する。紅音も一緒に行くと伝えると苦笑いをしているので、世羅も紅音が陽のことをどう思っているかは知っているようだ。
一方の陽は。
何故自分がこんなに苛立つのか、分からないことにもまた苛立っていたのだった。
和泉は、一つ深呼吸をして、手を伸ばし、その火を消す水を思い浮かべる。広がった火を、消せるほどの水を。陽と同じ炎波を水でイメージする。
頭上に浮かぶ大きな水の膜。平らに広がったそれはバケツをひっくり返したように一気に落ちる。ばしゃっと音がして、火は消え、リノリウムの床は水浸しの状態だったが、何か術が施されているのか焼け跡も濡れ跡も消えていき元通りの白い床が光を反射する。
間髪いれず、今度は陽の方から水流が押し寄せる。うねり荒れ狂う水はさながら龍のようだった。
濡れ女に対して、陽は蔓を使ってた。同じように、木の行で防ぐことを思案する。
しかし、そう思い描いたはずなのに和泉が出せた蔓は細く、押し寄せる水流を跳ね返すほどの力はない。あっという間に和泉が全身ずぶぬれになってしまう。
「悪くはねえけど。オレと同じような戦い方してもたぶん限界来るよ。体格差だってあるしな。
あの蔓は、拘束とかピンポイントの接近戦向きだ。範囲攻撃するなら、もっとでかいのを出すか、木じゃなくて。」
ズン、と大きな音がして土壁がそびえる。水ははじけて霧散していった。
「木は水を吸い尽くす、土は水を堰き止める。じゃあ、この土、どうする?」
「土…土を穿てるもの。蔓じゃなくて…。」
そびえる土の壁に触れ、イメージする。固い土壁をやぶり、大きくそびえる巨木。
ミシミシと音が鳴り、根がうねり植物が生える。土壁を壊すほどの大きさではないが、さっきの蔓よりは大きな力だった。
だがそんな木もまた、いつの間にか陽が手にした鋭い刃で一刀両断されて、土壁もろとも消えていった。
槍のようにまっすぐな棒、切っ先が両刃なのだろう。白く淡い光を放つ銀の武器。
力の使い方、練度、速度すべてが違うのがよくわかる。そして、陽は今詠唱をしていなかった。
「昨日今日でできねえよ、そんなにいきなり。」
「はじめてあったときも使ってた、その、武器も、行…なの?」
「そう。金の行。
木を切るのは金属だ。火だと燃やし尽くすからな。勝手がいいのはオレはこっちだと思ってる。」
金属。切る。
そのイメージで手にのった物質はすらりと伸びた、刀の形状に近い。陽の持っているまっすぐな槍状のものとはあきらかに異なる形だ。
柄のような部分と、鍔の部分もある、見紛うことなき日本刀だった。
「やっぱお前、行を全部使えるんだな。それぞれ差はあるみてえだけどよ。
なら、得意なのを見つけて、それなりにすれば自衛くらいできる。浄化や治癒だけじゃ、戦えねえからな。
使ってて、なんかしっくりくるとか、他とは感覚違うとか、あったか?」
「う、ん…水と、金、かな…」
「んじゃ、たまに相手してやるよ。世羅もやってくれると思うし。
ただ、行を全部使えるやつはそうはいない。それだけでも十分アドバンテージだな。
今日は買い出しと漏刻の呼び出しがあるからこの辺にしとく。」
床や壁が綺麗でも、陽も和泉も、びしょぬれなので、一旦着替えに部屋へ戻ることにした。
自室に戻り、服を着替えながら、陽は思案する。
金属と言われて出てきたものが日本刀。
イメージしたものを具現化するときに、出てきたのがああもはっきりと日本刀の形状なのは、やはりどう考えても普通の少女の思考ではないと言える。
なによりそしてその持ち方。佇まい。あきらかに、手にしたことがある所作だった。
行を全て扱い、治癒を行う。陰陽師よりも、明らかに高位の存在を疑わざるを得なかったが、それでも確証は無いのだ。
陽は、少し手を止めたのみで分からないことをこれ以上悩むのを早々に諦め、着替えを終えた。
*****
昨日や一昨日は、夜中だったこともあってほとんど人を見かけなかった陰陽連だが、今日は色んな人間が忙しなく廊下を行き来していた。
何人かは陽や和泉をちらちら見ているし、ひそひそと話す声も聞こえる。
「あれが噂の?」
「陰陽頭の命令らしいけど。」
「また五十嵐?」
「仕方ねえだろ、お気に入りなんだから。」
聞こえるように言っているのだろうか。和泉の耳に下世話な声まで聞こえてくる。
「あんま気にすんな。ほとんどオレへのやっかみだから」
庇うように陽の距離が近づいた。和泉はなるべく陽の影に隠れるように縮こまる。
「陽!」
そんな好奇心と猜疑心を向けてくる集団ををかき分け、昨日の少女がやってきた。大勢人間がいても彼女は見た目も声も一際目立つ存在だった。
紅音の存在を認識した人々は、徐々に陰口をやめていった。
「朝からなんだよ、紅音。」
「おはよ!今日も仕事?」
「今日は休み。」
「私も遠征明けのオフなの、ねえちょっと出かけない?天気もいいし。」
「予定あるから駄目。」
誘いに乗らなかった陽の返事を受けて、紅音は和泉が後ろにいるのに気づいた。和泉は紅音からの視線が、一番に痛いと感じる。
「その子の用事?」
「これから陰陽連に住むから色々と入用だろ。買い物に行くんだよ。」
「なら私も行く。」
「なんでだよ」
「陽、女の子の必要なものわかるの?」
紅音のその問いに、答えられずにいた陽に和泉は近づいて言う。
「いいよ、私は。ほかの人とも話してみたいと思ってたし。色々聞かせて欲しい。」
ほぼ初対面にも関わらず、紅音の視線と態度はあきらかにヒリついている。他の人間は興味や好奇心なのに。
なぜ紅音はそんな目を向けてくるのか、和泉は気になっていた。
「ほら、この子がこう言ってるんだし、いいじゃん。決まりね。あ、あとは世羅待ちでしょ?私も準備してくるから待っててね!」
結局、勢いにほぼ飲まれる形で紅音が買い物についてくることになる。
和泉は、紅音が嵐のような女の子だなと感じる。でも、表情がくるくると変わってこうゆうのがかわいらしいんだろうなとも思う。
本心から自分のためを思ってではないことは和泉にも分かっていた。もちろんその態度からして、紅音は陽と一緒にいたいのだとも気づいている。
「あの子、陽のこと好きなんじゃないの?」
「知ってるよ、さすがに気づいてる。
別に嫌いなわけじゃねえよ、小さい頃からずっと一緒だったわけだし。
陰陽連の中でも実力はあるほうだ。ああ、昨日の、正堂さんの娘だしな。」
正堂さん、あの笑い声の大きい闊達な壮年の男性。言われてみれば雰囲気が良く似ている。明るいところも、敵だと認識したら容赦ないであろう感情をぶつけかねないと思えるところも。笑顔の中に、牙を持っている。
「ただ、好意を向けられたところで、正直オレはそうゆう感情になれねえの。」
人間ではない世羅はともかくとして。陽も、紅音も、若い妙齢の男女である。そういった仲になるのは何ら不思議ではない。あえて明確に言わないあたり、陽からは色恋沙汰に対する嫌悪感すら感じられる。
「いらねえだろ、復讐するのに恋愛感情とか。
どっちにとっても枷にしかならねえよ。いつ死ぬかもわかんねえことしてるしよ。
オレは、そんなことやってる場合じゃない。」
「好きって、私もよく知ってるわけじゃないけど。
誰かと一緒にいたい気持ちなんじゃないかなって思う。多分紅音さんは、陽と一緒にいたいんだよ。」
陽に向ける声の弾み方、きらきらしたまなざし。その感情は和泉にはまぶしく映ったのだ。
そして気づく。紅音は、嫉妬のまなざしを向けていたのだと。
小さい頃から一緒だった相手に、いきなりぽっと出の異性がいればどう思うか。嫌な、気持ちになるんだろう。
「別に、アイツがどう思うかって気持ちまでは否定しねえよ。それを振りかざして周りに迷惑かけんなって話だ。
たぶんお前のこと、邪魔扱いすると思うぜ。」
「じゃあ、せめて言ったほうがいい?
陰陽頭の命令だから、別にそうゆう関係じゃないよって。」
「いいって、そんなことしなくて。
それよかアイツとあんまり絡まない方がいい。」
陽の声色が少し、低くなった。陰陽頭のワードを持ち出して、さも自分のせいじゃないとするのは良くなかったのかもと、和泉少し反省する。
「いいよ、大丈夫。慣れておかないと、そうゆうのにも。
それに、ここにはいろんな人がいて、いろんな人と関われる。なるべくいろいろ見聞きしていきたいから、紅音さんのことも知りたいんだ。
いろんな人と会ってみることで、何か…思い出すかもしれないし。」
陽は、ならいいけどと言ってそっぽを向いてしまった。少し、怒らせてしまったかもしれないと思うと、気持ちが重くなった。
さほど時間もかからず世羅が合流する。紅音も一緒に行くと伝えると苦笑いをしているので、世羅も紅音が陽のことをどう思っているかは知っているようだ。
一方の陽は。
何故自分がこんなに苛立つのか、分からないことにもまた苛立っていたのだった。
12
あなたにおすすめの小説
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる